米国の下院は7日(木)、反ユダヤ主義や反ムスリム的な差別、白人至上主義など様々な形のヘイトを非難する決議を圧倒的多数で成立させました。採決は賛成407、反対23と、20人余りの共和党議員が反対票を投じました。投票は一週間にわたる激しい論争を締めくくるもので、そのきっかけとなったのは一部の議員たちが、民主党下院議員イルハン・オマルが先週のあるイベントで反ユダヤ的な表現を使ったとして非難したことでした。彼女はそのとき、イスラエルに対する米国の外交政策に疑問を呈していました。オマルは、「私が話したいのは、ある外国への忠誠を押し付ける人々がいても問題はないとする、この国の中の政治的な影響力についてです」と言いました。メディアはおおむね、彼女の発言の中の一つの発言のみに注目していますが、彼女の発言全体を聞いた人は少ないようです。イルハン・オマルが先週、ワシントンDCのレストラン「下っ端給仕と詩人」(Busboys and Poets)でどのように話したのか、彼女自身のことばを聞いてみましょう。