デイリーニュース

  • 世界中で140万人の生徒が授業をボイコット 気候変動対策を求める

    世界各地で140万人にのぼる子どもたちが15日の気候変動ストライキに参加し、気候変動の危険に対するより多くの取り組みを世界のリーダーたちに要求しました。この大規模抗議活動の火付け役となったのはスウェーデン人の気候活動家グレタ・トゥーンベリ16歳です。トゥーンベリは毎週金曜日学校を休み、気候変動対策を政治指導者に求める座り込みをスウェーデンの国会前で行ってきました。デモクラシー・ナウ!は15日の金曜日、ニューヨーク市の路上で活動する若者たちを取材しました。授業スト主催者の一人、ブロンクス科学高校のアリサ・チェン18歳に話を聞きました。

    dailynews date: 
    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 元ネオナチ活動家 「トランプ大統領は白人至上主義の脅威の増大に加担している」

    トランプ大統領は、金曜礼拝をおこなっていたイスラム教信者50人がヘイトに駆られた犯人に殺された15日のニュージーランド大量殺人後も、白人ナショナリズムの世界的な台頭を認めることを拒否しています。警察は、白人至上主義者のオーストラリア人ブレントン・タラント28歳を殺人容疑で逮捕、訴追しました。タラントは、ドナルド・トランプ大統領を「刷新された白人アイデンティティと共通目的の象徴」として賞賛するマニフェストを事前に公開し、その中で移民を「侵略者」(invaders)と表現していました。トランプは同日、南部の米国・メキシコ地帯で「侵略」が起きているとして、国境をめぐる国家非常事態宣言を無効とする議会決議に拒否権を発動しました。トランプの拒否権発動は就任後初めてです。憎悪と暴力的な過激主義からの離脱を助ける非営利団体「フリー・ラディカルズ・プロジェクト(Free Radicals Project)」の創設者、クリスチャン・ピッチョリーニに話を聞きます。ピッチョリーニは1980年代から90年代、ネオナチ・スキンヘッドと極右過激派の中心人物でした。

    dailynews date: 
    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「右翼テロを助長するのは国家が後押しするイスラム恐怖とトランプの反移民レトリック」

    ニュージーランドのクライストチャーチにある二つのモスクで15日に起こった銃乱射事件では50人が死亡し、世界中の人々が悲しみに暮れています。事件は熱狂的な白人至上主義者による単独行動で、犯人は信者に発砲する様子をフェイスブックでライブ配信していました。事件発生時、二つのモスクでは金曜礼拝がおこなわれていました。ニュージーランド近代史上、最も悲惨な銃乱射事件となりました。最年少の死者は3歳のムカド・イブラヒムでした。警察は白人至上主義者のオーストラリア人ブレントン・タラント(28)を殺人容疑で逮捕、訴追しました。タラントはドナルド・トランプ大統領を「刷新された白人アイデンティティと共通目的の象徴」として賞賛するマニフェストを発表しています。トランプは事件後も、白人ナショナリズムの世界的な台頭は認めませんでした。アーカンソー大学の法学教授でAmerican Islamophobia:Understanding the Roots and Rise of Fear(『米国のイスラム恐怖 そのルーツと台頭を理解する』)の著者ハレド・ベイドゥンに話を聞きます。「私たちがこんにち目の当たりにしているイスラム恐怖の露骨な台頭は、私たちの腹の中にあるムスリムへの敵意が促したものです。

    dailynews date: 
    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オーストラリアは1996年の銃乱射事件で銃規制を強化 ニュージーランドも同じ措置を検討

    ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、クライストチャーチで15日に起こった大量殺人事件を受け、同国の銃規制法を変革すると宣言しました。死者50人を出したこの大量殺人に、世界中が哀悼の意を表しています。二つのモスクでテロが発生したのは金曜礼拝の最中でした。熱狂的な白人至上主義者一人が信者たちに発砲、その様子をフェイスブックでライブ配信しました。ニュージーランド近代史上、最も悲惨な銃乱射事件となりました。犯人は半自動式突撃銃2丁を含む5丁の銃を使用したと伝えられています。国際的な武器規制の擁護者で、国際小型武器行動ネットワーク(IANSA)メンバーのレベッカ・ピーターズに話を聞きます。ピーターズは、1996年にオーストラリアのポートアーサーで起こった銃乱射事件の後、同国の銃規制法の改革運動を率いました。この事件では、一人の犯人がカフェで35人を射殺しました。オーストラリアは事件後、銃暴力の取り締まりに踏み切り、自動小銃と半自動小銃を非合法化。全国的な買い戻し運動で64万丁以上が当局に回収されました。

    dailynews date: 
    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 一致する骨髄提供者を探すジャーナリストの奮闘が全国ドナー登録リストの大きな不均衡を発見

    侵攻性白血病と最近診断された29歳のジャーナリストのために、造血幹細胞ドナーを探す全国規模のキャンペーンが開始されました。リナ・アンワル(Liyna Anwar)はインド系アメリカ人プロデューサーで、物語隊(StoryCorps)で働いていたこともあります。彼女は幹細胞移植を絶対に必要としていますが、彼女の家族にも、全米のドナー登録者1,900万人の中にも、マッチする人がいません。全国登録簿の中に南アジア人が少なすぎることが、彼女のマッチを見つけるのをいっそう難しくしています。南アジア系の人々に幹細胞の寄付を促すキャンペーンが、アンワルの名前で開始されました。#SwabForLiynaというのがキャンペーンの名前です。彼女のきょうだいのアッバース・アンワル医師と急性骨髄性白血病の専門医アズラ・ラザ(Azra Raza)医師と話します。また、ストーリーコの創設者デイブ・アイセイとも話します。

    dailynews date: 
    2019/3/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アナンド・ギリダラダス:大学贈収賄スキャンダルが浮き彫りにした富と権力がものを言うアメリカ

    捜査官のあいだで「大学ブルース作戦」(Operation Varsity Blues)というあだ名を頂戴したエリート大学の入学審査スキャンダルをめぐる波紋が広がり続けていますが、ジャーナリストのアナンド・ギリダラダス(Anand Giridharadas)と話をします。彼はWinners Take All: The Elite Charade of Changing the World(『勝者総取り~~世界を変えるエリートのシャレード』)の著者です。この本は、米国のいわゆる「エリート階級」が、いかに権力と富を維持強化するために制度を利用していながら、慈善活動によって「世界を変える」と人助けをしているとうそぶいてきたかを検証しています。13日(水)にギリダラダスはこうツイートしました。「大学の贈収賄詐欺はただの大学の贈収賄詐欺ではない。詐欺師によって統治され、規則破りによって支配され、特権と美点を混同している階級によって運営されているアメリカという国が、どのように機能するかを学ぶマスター・クラスなのだ。

    dailynews date: 
    2019/3/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • イスラムヘイト犯罪が世界中で急増 ニュージーランドで白人至上主義者が礼拝中のムスリム49人を殺害

    ニュージーランドで、過激な白人右翼主義者がクライストチャーチ市内の2つのモスクに金曜日の礼拝中に襲撃し、信徒49人を殺害しました。ニュージーランド史上最大の被害者を出した銃乱射事件となりました。警察は28歳のオーストラリア人男性ブレントン・タラント(Brenton Tarrant)を容疑者として逮捕しました・タラントは襲撃の様子をライブストリーミングし、ドナルド・トランプ大統領を「白人のアイデンティティと共通目的の刷新の象徴」として賞賛する宣言を発表しました。人権活動家で弁護士のカシム・ラシード(Qasim Rashid)と話します。彼は最近バージニア州上院議会の議席を目指して選挙戦を開始しました。もう一人のゲストは、ファリード・ハーフェズ(Farid Hafez)です。彼はザルツブルグ大学の講師を務める研究員で、ジョージタウン大学のブリッジ・イニシアティブ(Bridge Initiative)の上級研究員です。

    dailynews date: 
    2019/3/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 大量投獄する司法システムの再考を:大量投獄 暴力そして修復的司法の急進的な可能性

    巨大化した米国の刑務所システムには、実に220万もの人が拘留されており、州刑務所に服役する人の半分以上が暴力犯罪で有罪となった人たちです。刑務所人口を大幅に減らし、米国の刑事司法を根本から変えるには、暴力犯罪を見直し、対処の仕方を根本的に変える改革を行わなければならないと、作家でコミュニティ・オーガナイザーのダニエル・セレッドは語ります。セレッドは彼女が果敢に取組む改革への道を新著Until We Reckon (『私たちが見直すまでは』)で紹介しています。暴力犯罪で有罪となった人に服役以外の選択肢を提供するブルックリンを拠点とする組織「コモン・ジャスティス」(Common Justice)の事務局長として、彼女は10年近く暴力犯罪者や暴力を振るわれたサバイバーと直接関わってきました。犯罪、処罰、司法における考え方を徹底的に見直すよう呼びかける彼女の著書はこの経験が基になっています。彼女が推奨する修復司法について、また投獄することで暴力は抑制されず永続するという現実についてセレッドに話を聞きます。

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    2019/3/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプ弾劾:ペロシ下院議長は「その価値はない」と発言するも 民主党進歩派は弾劾を押し進める

    ナンシー・ペロシ下院議長は今週のインタビューで大統領弾劾には反対の意を表明しましたが、民主党議員たちは引き続きトランプ弾劾を推し進めています。弾劾のうわさは、1月に民主党が下院で与党に返り咲いて以来飛び交っていました。ミシガン州選出のラシーダ・タリーブ下院議員は先週、3月中に弾劾条項の議案を正式に提出すると発言しています。米国憲法および選挙権を専門とする弁護士で活動家のジョン・ボニファズに話を聞きます。ボニファズは、トランプの弾劾を求める団体のひとつ「市民に言論の自由を」(Free Speech for People)の共同創設者で代表です。

    dailynews date: 
    2019/3/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 制裁措置で政権交代を目指すのか?国際金融システムを使ってベネズエラ経済の首を絞める米国

    ベネズエラ当局者によれば、一週間に渡った全国的な停電の大部分が3月14日には回復する予定です。停電の原因はいまだ議論されていますが、米国はベネズエラが長年エネルギーシステムのメンテナンスを怠ってきたためだと主張し、マドゥロ大統領は米軍が「電気、電話、インターネット・システムに対するサイバー攻撃」を仕掛けたためだと非難しています。今回の停電は、米国が支援する野党勢力がマドゥロ政権の打倒を狙って起こした政治的危機が広がる中、発生しました。11日、米国はカラカスにある米国大使館に残る職員を引き上げると発表しました。「経済政策研究センター」(Center for Economic and Policy Research)の共同所長で「公正な外交政策」(Just Foreign Policy)の理事長でもあるマーク・ワイスブロットに話を聞きます。彼は最近、ニューリパブリック誌に”The Reality Behind Trump’s Coalition for Regime Change in Venezuela”(「ベネズエラでの政権交代を意図したトランプの同盟に隠された現実」)と題された記事を寄稿しました。

    dailynews date: 
    2019/3/14(Thu)
    記事番号: 
    1

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