デイリーニュース

  • バーニー・サンダースが受刑者の投票権に関する論議に拍車 彼の考えは世界的に見れば「実はそれほど過激ではない」

    大統領選への出馬を表明しているバーモント州上院議員のバーニー・サンダースは22日の市民対話集会で、受刑者の投票権回復を支持すると述べ、投獄されている200万人を越える受刑者への参政権再付与に関する全米的な議論に火をつけました。大統領選に出馬中の候補の中で、ピート・ブーティジェッジは受刑者の投票権に反対を表明していますが、エリザベス・ウォレン上院議員は、収監中の受刑者の投票権の問題については「まだそこまで決めていない」と述べました。カマラ・ハリス上院議員は、検察官出身という自らの経歴に言及し、「最も重大なタイプの犯罪には深刻な結果がもたらされてもやむをえない」と述べました。マザー・ジョーンズ誌のシニア・ライターであるアリ・バーマンから、受刑者の投票権回復に関する今回の公開討論について詳しく聞きます。バーマンの指摘によれば、現在、受刑者はほとんどの州で投票権は認められていませんが、国勢調査では、収容されている刑務所のある郡の人口として加算されています。

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    2019/4/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 百万人規模が調査結果から欠落する懸念 にもかかわらず最高裁は「市民権の有無」を問う設問の国勢調査への追加を承認する見込み

    米最高裁では23日、2020年の国勢調査に市民権の有無を問う設問を入れようとするトランプ政権の計画の阻止をはかる訴訟の公聴会で、関係者の主張が陳述されました。投票権活動家は、この設問が加わることで移民の人々が国勢調査への参加にしり込みし、移民人口の多い諸州で調査結果に大幅なゆがみが生じかねないと懸念しています。国勢調査の担当当局は、市民権の有無を問う質問が付加されれば650万人が国勢調査への回答を見あわせると推計しています。多数の不参加により過小に出てしまう調査結果は議会選挙区の議席数の割り当てから連邦政府予算の配分まで全てに影響します。訴訟では、ウイルバー・ロス商務長官に国勢調査に当該質問を付加する権限があるか否かが焦点となっています。アメリカ自由人権協会と17の州が、ロス商務長官による当該質問の追加は移民の人々の国勢調査への参加を妨げることがねらいだとして訴訟を起こしています。口頭審問において最高裁で多数派を占める保守派判事たちはトランプ政権を支持するようすでしたが、少数派のリベラル派はトランプ政権の意図と手法に疑問を投げかけました。リベラル派裁判官ソニア・ソトマイヨールは、「回答者数が減少することに疑問はない。予測を語るなら、ほぼ100%間違いなく、回答者数は減少するこ」と述べました。

    dailynews date: 
    2019/4/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ボルチモアの作家D・ワトキンス「私たちのことは私たちが話す:忘れられたブラック・アメリカからの言葉」

    We Speak for Ourselves: A Word from Forgotten Black America(『私たちのことは私たちが話す:忘れられたブラック・アメリカからの言葉』)というのが、D・ワトキンスによる新刊のタイトルです。この本の中で彼は彼自身の人生を含む、一般社会とメディアから概して脇に追いやられた貧しいアメリカ黒人たちの体験を詳述しています。彼は次のように書いています。「私は底辺出身です。私が底辺というのは、家族初の学校卒業者、低所得者層向け住宅で生まれた子供たち、Wi-Fiがない人々、労働者、警察の銃弾に撃たれる可能性が高いような人々のことです。人々は私たちのためにデモをします。私たちの近所に足を踏み入ることもないメディア出演者が私たちの死を議論しているときでさえ、私たちの声に耳が傾けられることはありません。素晴らしい学者で活動家のスワッド・アブドゥル・ハービール博士の言葉を引用すると、“声なき者の声になる必要はない。ただマイクを渡してくれ”ということです」。D・ワトキンスはボルチモア大学の教授で「ボルチモア作家プロジェクト」(BMOREWriters Project)の設立者です。

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    2019/4/23(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 移民税関捜査局との契約と武装キャンパス警察隊計画に抗議 ジョン・ホプキンス大学で学生の座り込み4週目に突入

    メリーランド州ボルチモアのジョンズ・ホプキンス大学の学生によるキャンパス事務局の建物を占拠する座り込みが21日目に突入しました。これは、学内に武装警官を配備する同大学の計画と、同大学と移民税関捜査局(ICE)との契約に抗議するものです。ジョンズ・ホプキンス大学の学生たちはICE契約の解除とICEから受け取ったすべての金銭をボルチモアの移民保護資金に寄付する誓約を求めています。彼らはさらに、組合結成を希望するすべての職員のすべてに自発的に承認を与えること、学生と職員の代表を同大学の理事会に入れることを要求しています。

    dailynews date: 
    2019/4/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 学内イベントで国境警備隊員を「殺人警備隊」と呼んだアリゾナ大学の学生への容疑取り下げ

    アリゾナ州ツーソンのアリゾナ大学の当局者はキャンパスで演説する国境警備隊員に対して非暴力の抗議を行った3人の学生に対する容疑を取り下げました。この学生たちは3月19日の抗議行動中、国境警備隊員を「殺人警備隊」、「KKK(クー・クラックス・クラン)の延長」と呼びました。3人は全員、軽犯罪法違反に問われていました。4月19日、アメリカ自由人権協会(ACLU)と他の団体がこの学生たちのための運動を主導したことを受け、容疑の取り下げ要求が認められました。「アリゾナの3人」(Arizona Three)の1人であるマリエル・バスマンテに話を聞きます。彼女は法律と人類学を専攻している卒業間近の4年生です。

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    2019/4/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 右翼の自警団 米国境で移民を人質 国境警備隊は黙認か?

    米連邦捜査局(FBI)は、国境を越えてきた移民を拳銃で脅して拘束、その映像を撮ることを繰り返していた武装自警団のリーダーを逮捕しました。逮捕された69歳のラリー・ミッチェル・ホプキンスは、「合衆国憲法愛国者」(United Constitutional Patriots)と名乗る、親トランプ派右翼団体のリーダーです。アメリカ自由人権協会(ACLU)はこの団体を「武装ファシスト民兵組織」と表現しています。4月第3週にACLUが、同自警団がニューメキシコ州サンランドパーク付近で子供を含む300人の移民を不法に拘束していると非難してからほんの数日後に、ホプキンスは逮捕されました。ACLUのニューメキシコ支部代表のピーター・シモンソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ダラス・ゴールドトゥース:気候の混乱と先住民の権利侵害に融資する銀行を追及せよ

    アースデーを迎えた4月22日、世界中で何百万もの人々がこの日を祝いました。米国では先住民族が率いるパイプライン建設反対運動が続いています。運動を組織するダラス・ゴールドトゥースに聞きます。トランプ大統領は4月上旬、パイプラインプロジェクトの連邦レベルでの承認を容易にし、プロジェクトに対する州の規制を制限する大統領令に署名しました。北東部のコンスティチューション・パイプラインの許可に道を開く動きと見られています。ニューヨークは水質浄化法(Clean Water Act)に基づき、環境保全を理由にこのプロジェクトを拒否しています。気候活動家らはアメリカ自由人権協会(ACLU)とともに、サウスダコタ州の3本の法律はパイプライン反対運動家たちの米憲法修正第1条の権利(言論の自由等)を侵害していると主張し、連邦裁判所に提訴しています。先住民環境ネットワーク(Indigenous Environmental Network)のオルガナイザーであるゴールドトゥースはこの訴訟の原告の一人でもあります。

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    2019/4/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • スリランカで大規模テロ 政府は監視とソーシャルメディア封鎖と外出禁止令で対応

    イースターの日曜日(4月22日)、スリランカでは各地の教会と高級ホテルで8件の爆破が発生、南アジアで過去最悪の連続爆破テロ事件となりました。当局によると、現地のイスラム過激派「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」の犯行とみられています。これまで290人が死亡、500人以上が負傷し、殺りく現場では混乱が続いています。スリランカ政府は予防措置が十分でなかったことを謝罪しました。スリランカ通信相は、事件の10日前には攻撃を警告するメモが警察高官から政府に渡っていたが無視されたと明かしています。当局は2100万人が住む同国に日没から日の出までの夜間外出禁止令を出し、多くのソーシャルメディアを封鎖しました。同国の代替政策センター(Centre for Policy Alternatives)の上級研究員を務めるババニ・フォンセカに最大都市コロンボから最新情報を聞きます。「差別や標的化、民族間の緊張はこれまで何十年も続いてきました」とフォンセカは語ります。「戦争(スリランカ内戦)中はより明らかでしたが、戦後もそれは続いています」。「国際危機グループ」(International Crisis Group)スリランカプロジェクト代表のアラン・キーナン、アムネスティ・インターナショナルUSA国際弁護部門の元代表を務めたT・クマーも議論に加わります。

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    2019/4/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ムラー報告書公表:グレン・グリーンウォルドvsデイビッド・ケイ・ジョンストン トランプとロシアの関係 司法妨害 その他について

    司法省は、ロバート・ムラー特別検察官の448ページにわたる捜査報告書を編集の上、発表しました。2016年の米大統領選へのロシアの干渉、トランプ陣営のロシアとの接触、及び特別検察官の捜査へのトランプ大統領による妨害などの疑惑について詳述したものです。報告書は、トランプ陣営が「ロシアによって盗み出され、公開された情報が選挙に有利に働くと期待していた」と述べていますが、ムラー特別検察官の結論は「今回の調査では、ロシア政府による米国選挙への干渉においてトランプ陣営の関係者がロシア側と共謀または協調した事実は証明されなかった」というものです。また、報告書はトランプ大統領が特別検察官の捜査を妨げようとした事例を少なくとも10件挙げて説明していますが、トランプ大統領の司法妨害が違法行為にあたるかどうかについては決定的な結論を出していません。その判断は議会が下すべきものだと、報告書の中でムラー特別検察官は示唆しています。二人のピュリッツァー賞受賞ジャーナリスト、『インターセプト』のグレン・グリーンウォルドと、1980年代からトランプを取材してきたデイビッド・ケイ・ジョンストンを迎えて、調査結果について討論していただきます。

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    2019/4/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキー:ロシアにばかり注目することで 民主党はトランプに2020年大統領選勝利という「大きなプレゼント」をしたも同然

    ウィリアム・バー司法長官は、2016年大統領選へのロシアの介入を調査したロバート・モラーの報告書を4月18日にやっと公開しますが、世界的に著名な反体制派、言語学者で作家のノーム・チョムスキーに、この政治危機と彼が考える「ロシアゲート」の影響について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/18(Thu)
    記事番号: 
    4

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