デイリーニュース

  • プエルトリコから特別報告:ハリケーン「マリア」の惨害と有毒汚染物質の危険と闘うビエケス島の人々

    今日の放送は、この一週間をスタートさせた場所、プエルトリコに戻って締めくくります。医師達によると、この島の医療システムはハリケーン「マリア」の直撃から2週間たった今でもマヒしており、島の90%で電気が復旧しておらず、島民の半数が飲み水のない状態です。これは4日にアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)が発表した統計によるものです。ですが5日には、FEMAはウェブサイトからプエルトリコの飲み水と電気へのアクセスに関するデータを削除しました。デモクラシーナウ!のフアン・カルロス・ダビラがプエルトリコに赴いて取材しています。彼は今週ビエケス島に渡ることができました。この島は、米海軍が何十年にもわたって射爆訓練場として使用していました。射爆場のあった地域の住民に話を聞きます。1940年以降、米海軍は島の4分の3近くを、爆撃訓練、軍事演習、古くなった弾薬の廃棄場として使用してきました。非暴力の市民の不服従運動の結果、射爆訓練は行われなくなりましたが、ビエケス島の被害は続いています。米海軍によると、60年以上にわたる射爆訓練が環境に与えたダメージをすべて回復させるには2025年までかかります。ハリケーン「マリア」直後のビエケス島から、現地で取材を行ったユアン・カルロスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/6(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 全米ライフル協会の「バンプストック」規制支持は本格的な銃規制回避のための弁解か? 

    全米ライフル協会は5日(木)、「バンプストック」として知られる銃装備品について規制を追加することに支持を表明しました。この部品がラスベガスで1日夜に起きた銃乱射事件で使われたと捜査当局はみています。64歳の白人男性スティーブン・パドックが自らを含む59人を殺害し、500人近くを負傷させました。バンプストックは半自動小銃を1分間に何百回も発砲させ、機関銃のように使うことのできる装置です。捜査当局によると、パドックはパンプストックを12個購入していました。しかし、多くの識者は、バンプストックの規制は今後の銃乱射を防ぐには十分ではないとしています。ラスベガスから、ネバダ州に拠点を置く銃規制推進団体「バトル・ボーン・プログレス」の代表アネッテ・マグナス=マークアートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプ大統領が核合意をぶち壊そうとするのはイランとの戦争の前触れか?

    核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞したとのニュースが報じられる中、ドナルド・トランプ大統領はオバマ前大統領がまとめたイランとの核合意をぶち壊し、同国との戦争を企んでいるのかどうかを見ていきます。ワシントンポスト紙によると、トランプは、この合意は米国の国益にはならないと来週発表する予定で、その後、この核合意の取り下げに動くとみられます。そうなった場合、連邦議会はイランに対する厳格な経済制裁を復活させるか否かを決めることになりますが、それはこの画期的な合意を進んでぶち壊すことになりかねません。しかし、そのような動きは、先にトランプ政権が、イランは合意のもとの義務を順守しているとしぶしぶ認め、またイランの活動を細かく監視している国際原子力機関(IAEA)もそれを認めているという事実に逆行するものです。

    dailynews date: 
    2017/10/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 核兵器廃絶団体ICANがノーベル平和賞を授賞 トランプがイラン核合意の破棄と北朝鮮への核攻撃を口走る中

    オスロでノーベル委員会が発表を行った今日(6日)、トランプ大統領は2015年に結んだ重要なイランとの核合意を「取り消す」とみられています。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のアジア太平洋担当のティム・ライトに話を聞きます。また、テヘランやワシントンでの反応も見ていきます。

    dailynews date: 
    2017/10/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「屈辱的」:トランプのプエルトリコ訪問とサンフアン市長への攻撃を ナディア・ベラスケス議員が語る

    プエルトリコ出身でニューヨーク州選出のナディア・ベラスケス下院議員に、トランプ大統領がハリケーン「マリア」後2週間経ってからプエルトリコを訪問したこと、ハリケーンによる広範な被害からの復興支援の一環として、米国領土であるプエルトリコの730億ドルに上る債務を帳消しにする援助をするとトランプがコメントしたことについて彼女の反応を聞きます。債務帳消しについては、トランプ政権の予算担当補佐官であるミック・マルバニーが後に訂正する発言をしています。

    dailynews date: 
    2017/10/5(Thu)
    記事番号: 
    3
  • マーシャ・ゲッセン:メディアがロシアの大統領選介入に気を取られている間に トランプは民主主義に「信じがたいほどのダメージ」を与えている

    米上院情報委員会が、2016年の米国大統領選へロシアが介入したいう結論に達したのに加え、CNNはロシアと関係を持つ複数のフェイスブック広告が、トランプが当選するには不可欠だったミシガン州とウィスコンシン州を明確に標的としていたと報道しています。本日は米国で執筆活動をするロシア人ジャーナリスト、マーシャ・ゲッセンに話を聞きます。「陰謀があったのかとうかは、まだわかりません」と、トランプ陣営のロシア共謀疑惑についてゲッセンは言います。「しかし疑惑が本当だったとしても、陰謀説的思考に参加しない努力は必要なのです。(中略)なぜならそれは、トランプとロシアの共謀が証明されたら魔法のごとくトランプをお払い箱にできるという幻想に私たちを駆り立ててしまうからです。」上院の捜査で弾劾の法的根拠となるような共謀の証拠が発見される可能性は低い上に、現在のところ、上院・下院とも共和党が多数を占めているため大統領弾劾をすることはほとんどないんだろうとゲッセンは語ります。

    dailynews date: 
    2017/10/5(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ロシア人ジャーナリスト マーシャ・ゲッセン:トランプとプーチンの独裁政治と嘘を指摘しないメディアの姿勢

    米上院情報委員会はロシアが2016年の米国大統領選に介入したと結論づけています。本日はロシアとトランプの関係について、米国で活動するロシア人ジャーナリスト、マーシャ・ゲッセンに話を聞きます。彼女の新著The Future is History: How Totalitarianism Reclaimed Russia(『歴史は未来だ-いかにしてロシアに全体主義が戻ったか』)は、全米図書館賞の最終候補作となっています。これは米国への警告の書であり、この中でゲッセンはトランプとプーチンの類似点を指摘し、トランプ政権下では独裁政治に陥る危険性があると警告しています。

    dailynews date: 
    2017/10/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • バーバー師 NFLの抗議について:キング牧師も 聖書の預言者も 私もひざまずく 賞賛されてしかるべきだ

    レイシズムに抗議したNFLの選手をトランプ大統領が攻撃していることについて、バーバー牧師に聞きます。バーバー牧師は、「破れを繕う者たち」(Repairers of the Breach)の代表で、The Third Reconstruction: Moral Mondays, Fusion Politics, and the Rise of a New Justice Movement.(『3度目の再建:モラル・マンデー 融合の政治 新しい正義運動の勃興』)の著者です。「大統領は論点をすり替えようとしている」とバーバーは言います。「コリン・キャパニックが[国歌演奏時に起立することを拒否して]ひざまずいたのは、米国がその約束(神のもとの一つの国家、全ての人の自由と正義)を守っていないと言いたいためです。なぜなら、武器をもたないアフリカ系アメリカ人の男や女が街頭で、[市民への]保護と奉仕を誓った人々から撃たれているのですから」。

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    2017/10/4(Wed)
    記事番号: 
    4
  • バーバー牧師:米国が解決すべき「選挙ハッキング」は組織的に行われている人種差別の投票妨害

    ノースカロライナ州のローリーでは、今週末、全米黒人地位向上協会の州大会に数百人が集まります。ウイリアム・バーバー牧師がこの団体の州議長として主催する最後の大会となります。バーバー師は2017年前半、再度の立候補はしないと公表しました。「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)の仕事や、「貧者のキャンペーン(Poor People's Campaign)」の立ち上げることに集中するためというのがその理由です。彼の主張の一つは全米へのモラルの復活の呼びかけです。バーバーは、組織的なレイシズム、貧困、軍事主義、生態系の破壊という諸問題に取り組むため、15州で公開イベントのツアーを行っています。また、「ノースカロライナのモラル・マンデー」(North Carolina’s Moral Mondays)運動を全国に広げ、マーチン・ルーサー・キング牧師の1967年から68年の「貧者のキャンペーン」(Poor People’s Campaign)の歴史と未完に終わった仕事を活かし、推進しようとしています。このキャンペーンで、キングは組織的な人種差別、貧困、軍事主義を「3つ子の悪」と呼び、それに抗して立ち上がるよう全米に呼びかけました。バーバー師がデモクラシー・ナウ!のスタジオに来て番組に参加します。

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    2017/10/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ラスベガスの惨劇後 銃による暴力の抑制に成功したオーストラリアの闘いに米の銃規制活動家が注目

    64歳のスティーブン・パドックが1日夜に起こした銃撃事件で、59人が死亡、527人が負傷した事件を受け、番組では銃規制を求める声に耳を傾け、オーストラリアが20年前の銃撃事件の後、銃による暴力がはびこる社会を変えるべく如何に取り組み、成功させたかを検証します。1996年4月、タスマニア州ポート・アーサーで一人の男が銃撃事件を起こし、35人が死亡、23人が負傷しました。事件からわずか12日後、オーストラリアの保守政権は超党派の交渉を行い、銃規制法を成立させました。それ以降、大きな銃撃事件は起きていません。ポート・アーサー事件の後、オーストラリアの銃器関連法の改革キャンペーンで指導的役割を果たしたレベッカ・ピータースと話します。彼女は現在、国際武器規制運動の提唱者であり、「小火器国際ネットワーク」(International Network on Small Arms)の一員です。

    dailynews date: 
    2017/10/4(Wed)
    記事番号: 
    2

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