デイリーニュース

  • 映画『ユダと黒人の救世主』のシャカ・キング監督に聞くフレッド・ハンプトン、ブラック・パンサー、FBIのコインテルプロ

    【21/02/01/3】『ユダと黒人の救世主』は、ブラック・パンサー指導者フレッド・ハンプトンとFBI内通者ウィリアム・オニールを取り上げた期待の新作映画です。オニールがブラック・パンサー党イリノイ支部に潜入し、警察に情報を提供したことが、1969年の警察によるハンプトン殺害に繋がりました。映画は2021年のサンダンス映画祭で初公開され、ダニエル・カルーヤがハンプトンを演じています。オニール役はラキース・スタンフィールド、J・エドガー・フーバーFBI長官役はマーティン・シーンが演じています。監督兼共同脚本家のシャカ・キングは、急進的黒人政治組織の弱体化を狙ったFBIの違法プログラム「コインテルプロ」に言及し、ハンプトンと内通者オニールに焦点を当てたのは、映画『ディパーテッド』のコインテルプロ版を作るためだったと言います。「私はそれが、フレッド・ハンプトンの伝記を『トロイの木馬』化する賢明かつ知的な方法だと思ったのです」。

    画像クレジット: ワーナーブラザース

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    2021/2/1(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ブラックパンサー指導者フレッド・ハンプトン暗殺にフーバーFBI長官が関与していたことが新文書で明らかに

    【21/02/01/2】21歳で殺害されたブラック・パンサー指導者フレッド・ハンプトン殺人に関するFBIの役割を示す新文書が出てきました。1969年12月4日、ハンプトンのアパートに押し入ったシカゴ警察はベッドにいるハンプトンを射殺しました。同じブラック・パンサー指導者でハンプトンの仲間マーク・クラークもそこで射殺されました。当局は当初、2人が武器に関する捜索令状を提示した警察官に対して最初に発砲したと主張していましたが、後にその主張と大きく食い違う証拠が浮上しました。FBI、イリノイ州クック郡州検察官事務所及びシカゴ警察がフレッド・ハンプトン暗殺で共謀していたという証拠です。歴史家であり作家であるアーロン・レオナードが入手したFBIのメモや報告は、強制捜査とその後の隠蔽を計画するにあたって中心的役割を果たしたのはFBI高官だったことを示しています。ジェフ・ハース弁護士は「それは組織の最上層部に承認されていました」と言います。フリント・テイラー弁護士とも話します。二人とも「民衆の法律事務所」(People’s Law Office)のメンバーであり、画期的な公民権事件となったフレッド・ハンプトンとマーク・クラーク殺人事件の主任弁護人でした。

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    2021/2/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 共和党のニューフェイスは極右Qアノン陰謀論者のマージョリー・テイラー・グリーン議員?

    【21/02/01/1】共和党は、ジョージア州選出のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員を下院教育委員会から降板させることを求める圧力に直面しています。2020年11月に当選したグリーンは、Qアノンを推す極右陰謀論者でナンシー・ペロシ下院議長を処刑せよという声を支持するほか、コネチカット州サンディー・フック、フロリダ州パークランドで起きた高校乱射事件はでっち上げだと主張しています。2001年9月11日の国防総省ビル攻撃もでっち上げだと主張しています。反ムスリム、反ユダヤ主義的な人種差別発言をした経歴もあります。グリーンの辞任を求める法案に他の議員とともに署名したジョージア州選出民主党下院議員ビー・グエンに聞きます。「グリーン議員は、ジョージア州だけでなく国にとっても危険であることが判明しました」とグエンは言います。「南部貧困法律センター」(Southern Poverty Law Center)の上級記者マイケル・エディソン・ハイデンと話します。ハイデンは、メディア上のQアノンなど極右の陰謀論に関する議論は、その憎悪に満ちた内容にではなく、その奇異な点に注目する傾向があると言います。

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    2021/2/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「私の名はポーリ・マレー」 RBGとサーグッド・マーシャルを感化した黒人クィアの法曹界のパイオニアを描く新作映画

    本日は放送時間いっぱい使って、ジェンダー平等と人種的正義を求める闘いの歴史で最も重要な人物の一人ポーリ・マレーの人生見ていきます。彼女の人生を語る新作ドキュメンタリー映画『私の名はポーリ・マレー』がサンダンス映画祭で初上映されました。マレーは、ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)判事やサーグッド・マーシャルに影響を与えた先駆的な黒人、ノンバイナリー(自己の性認識が男女どちらでもない)、クィア、フェミニストの詩人で弁護士、法学者、牧師です。トランスジェンダーの権利運動にかかわる多くの人々から英雄的な存在とみなされている人物です。新作映画『私の名はポーリ・マレー』の一部を放送します。この映画には、マレーの新たな映像や自らの言葉で語った録音が取り上げられています。また、故ギンズバーグ判事と聖公会のマイケル・カリー首座主教へのマレーに関するインタビュー映像や、このドキュメンタリー映画の制作チーム、ベッツィ・ウェスト監督とジュリー・コーエン監督に話を聞きます。さらに、この映画に登場する、ドロレス・チャンドラーも参加します。彼女はノースカロライナ州ダーラムのソーシャルワーカーで、公平性のファシリテーター、トレーナーです。

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    2021/1/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ヘイトグループ「プラウド・ボーイズ」のリーダー エンリケ・タリオが「頻繁な」FBIと警察への情報提供者だったことが発覚

    【21/01/28/3】過激派ヘイトグループ「プラウド・ボーイズ」は、1月6日の米国連邦議事堂での暴動で重要な役割を果たしたグループですが、そのリーダーは、法執行機関に頻繁に協力してきた過去があるとロイター通信が暴露しました。その記事を書いた調査ジャーナリスト、アラム・ロストンに話を聞きます。裁判記録によれば、2012年に逮捕された後、エンリケ・タリオはフロリダ州でFBIと警察に情報提供を行い、複数のドラッグと違法ギャンブルの覆面捜査に関わりました。これは国土安全保障省が、ジョー・バイデン大統領就任に怒りをぶつける「思想的動機を持つ暴力的過激派」による危険が増していると警告している時に発覚しました。

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    2021/1/28(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 技術のシェアを:大手製薬会社によるCOVID-19ワクチンの供給と価格の独占を終わらせるべきと専門家

    【21/01/28/2】世界の富裕国はワクチン接種プログラムを開始していますが、グローバル・サウスといわれる発展途上国の公衆衛生を擁護する指導者たちから、(先進国による)ワクチンの買いだめで、このパンデミックの中、貧困国でのワクチン接種が後回しになっていると非難が上がっています。一部の富裕国は、自国の国民に数回COVID-19ワクチン接種させられるだけの数を確保していますが、貧困国は十分な数がなかなか確保できず、結果、パンデミックの終息が数か月から数年伸びるのはほぼ確実です。公衆衛生政策を専門とする医師、モガ・カマル=ヤンニは、この問題を解決する一番簡単な方法は、技術をシェアすることで、より多くの国がワクチンを生産できるようにすることだと言います。「ワクチンの供給が問題なのです。今はパンデミックの真っただ中なのですから、安全のためには、世界的に大きな割合の人口にワクチンを接種する必要があります」とカマル=ヤンニは言います。

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    2021/1/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ピーター・ホテス医師:「世界規模の反科学運動」がパンデミックへの対応と公衆衛生を脅かす

    【21/01/28/1】全米でCOVID-19の新規感染に歯止めがかからず、今後4週間で9万人の死者が出ると予測される中、バイデン政権はワクチン接種のスピードを上げると約束しました。バイデン大統領はモデルナ製およびファイザー/ビオンテック製のCOVID-19ワクチンを更に2億回分購入する計画を発表、退職後の看護師と医師によるワクチン接種を可能にする方法を考慮しています。テキサス子供病院ワクチン開発センターの共同院長で、ベイラー医科大学全米熱帯医学校学部長のピーター・ホテスは、トランプ政権のパンデミックを巡るウソと怠慢が現在の爆発的な蔓延の基礎を築いたと言います。ホテスはまた「世界規模での反科学運動」が近年、勢いを増しており、危険なデマをまき散らし、COVID-19に対応するための公衆衛生を脅かしていると警告します。「人々は政治的忠誠心からワクチンを拒否し、マスクもつけず、対人距離の確保も拒むのですから、それが命をも脅かすのです」

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    2021/1/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 行方不明のワクチン:どこへ消えた? 「州に送られたワクチンで使用されたのは、半数にすぎない」と、疾病予防センター

    【21/01/27/3】1月は、米国の新型コロナウイルスの感染による死亡率が最悪の月になりました。これまでに80,000人を超える人々がこの感染によって死亡していますが、公衆衛生の専門家は新型コロナウイルスの新たな、伝染力のさらに強い変種の出現で、状況が悪化する恐れがあると懸念しています。ジョー・バイデン大統領は、新たに2億回分のワクチンを購入する計画を発表し、夏までに米国のほとんどの人がワクチンを接種できるようにしたいと述べましたが、ワクチン供給は、問題続きです。ニュースサイトのデイリー・ビースト(Daily Beast)によると、4,100万回分のワクチンがいくつかの州に配布されたが、実際に投与されたのは2,200回分にも満たない、といいます。一方で、ワクチンが底をついたと報告している州も多いといいます。「州によっては連邦当局に、ワクチンの配布過程で何百万回分ものワクチンが消えたと考えられる、と報告しています」と記者のエリン・バンコは語り、こう指摘します。「バイデンチームが今やろうとしていることは、これらのワクチンがいったいどこにあるのかを見つけだす会計実務のような作業です」。

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    2021/1/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • サンライズ運動のバルシニ・プラカシュ、「バイデンの気候問題対策は、トランプによるダメージの修復に終わってはならない」

    【21/01/27/2】ジョー・バイデン大統領は大統領令を出し、連邦政府の管理の公有地における新たな石油・ガス鉱区借用権付与を停止し、ホワイトハウスの科学顧問評議会を再設立し、2030年までに国有地と水の30%を保護するという目標を設定する予定です。バイデンはまた、環境の正義に関する取り組みに力を入れるため、ホワイトハウスに環境正義に関する省庁間の評議会を設立し、汚染と気候危機によって深刻な影響を受けた非白人コミュニティへの投資を増やすよう連邦政府機関に指示するなどいくつかの構想を発表します。これらの対策や、キーストーンXLパイプラインの建設許可取り消し、北極国立野生生物保護区での石油・ガス開発許可の停止などの大統領令に先立ち、バイデンは大統領就任式での演説で、気候危機を米国が直面している中核的な問題の一つだと宣言していました。政治行動組織「サンライズ運動(Sunrise Movement)」の共同創設者で事務局長のバルシニ・プラカシュは、バイデンは「良いスタートを切っている」としながら、トランプ政権が残したダメージを修復するだけではだめで、さらに進まなければならないと語っています。「ジョー・バイデンには、政府レベルでもっと多くのことを行い、連邦政府の各部門に行動するよう指示してもらう必要があります。

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    2021/1/27(Wed)
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    2
  • 「一歩前進」:「黒人の命も大切」運動の抗議行動がバイデン大統領に人種的平等を推進させたが、まだ不十分

    【21/01/27/1】ジョー・バイデン大統領は、非白人有権者から幅広い支持を得て当選し、就任2週目には、ホワイトハウスがバイデンの「人種的平等」アジェンダとよぶ政策を進めるため、4つの大統領令に署名しました。これらの大統領令は、住宅供給における反差別政策の強化、司法省の民間企業に刑務所運営を委託する契約の打ち切り、先住民の主権の再確認、アジア系米国人や太平洋諸島の人々へのヘイト解消へのとりくみの強化を目的としています。こうした人種差別解消へむけたバイデン大統領の動きの背景には、新型コロナウイルスの感染流行によって、米国の非白人コミュニティが大打撃を受けているという実情があります。感染率、死亡率、失業率が他の地域にくらべて高いのです。ハイランダー研究教育センター(Highlander Research and Education Center)の共同事務局長のアシュリー・ウッダード・ヘンダーソンは、バイデンの大統領令は「一歩前進」だとして、政府に行動を迫った社会運動の成果だといいます。「この前進は、バイデンの好意のおかげではありません。社会運動があったからこそ、人種の平等が米国政府の行政部が優先する政策になったのです」。

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    2021/1/27(Wed)
    記事番号: 
    1

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