ホンジュラスでは7月24日、同国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領の退陣を求めて約2万5000人もが参加するデモ行進がありました。この抗議行動が行われたのは、民主的に選ばれたホンジュラス大統領マヌエル・セラヤがクーデターで追放されてから6年目にあたります。セラヤ元大統領がデモクラシー・ナウ!の独占インタビューに応え、新たに発生した抗議行動、2009年のクーデターの余波、当時の米国国務長官ヒラリー・クリトンがセラヤ追放に果たした役割について語ります。「[オバマ政権は] 一方ではクーデターを非難しながら、他方ではクーデターの指導者たちと交渉していたのです」と、セラヤは言います。「クリントン国務長官も、それに加担しました。米国が対ホンジュラス政策の二枚舌を継続した結果、ラテンアメリカ諸国の政府は、米国政府の外交政策に不信感を抱き、不安定感が強まることになりました」。米国は公式にはセラヤの政権復帰を支持しましたが、新たに暴露されたEメールが明らかにするところでは、クリントン長官はクーデター後にホンジュラス大統領に就任したロベルト・ミチェレティとの裏の連絡ルートの確立を図っていた模様です。ヒラリー長官はEメールで、クリントン元大統領の顧問だったロビイストのラニー・デイビスの名前をあげて、「彼に頼んだらミチェレティと話せるかしら?」と書いています。