デイリーニュース

  • ホンジュラスで大規模デモ 追放されたセラヤ大統領が2009年のクーデターでのヒラリーの役割を語る

    ホンジュラスでは7月24日、同国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領の退陣を求めて約2万5000人もが参加するデモ行進がありました。この抗議行動が行われたのは、民主的に選ばれたホンジュラス大統領マヌエル・セラヤがクーデターで追放されてから6年目にあたります。セラヤ元大統領がデモクラシー・ナウ!の独占インタビューに応え、新たに発生した抗議行動、2009年のクーデターの余波、当時の米国国務長官ヒラリー・クリトンがセラヤ追放に果たした役割について語ります。「[オバマ政権は] 一方ではクーデターを非難しながら、他方ではクーデターの指導者たちと交渉していたのです」と、セラヤは言います。「クリントン国務長官も、それに加担しました。米国が対ホンジュラス政策の二枚舌を継続した結果、ラテンアメリカ諸国の政府は、米国政府の外交政策に不信感を抱き、不安定感が強まることになりました」。米国は公式にはセラヤの政権復帰を支持しましたが、新たに暴露されたEメールが明らかにするところでは、クリントン長官はクーデター後にホンジュラス大統領に就任したロベルト・ミチェレティとの裏の連絡ルートの確立を図っていた模様です。ヒラリー長官はEメールで、クリントン元大統領の顧問だったロビイストのラニー・デイビスの名前をあげて、「彼に頼んだらミチェレティと話せるかしら?」と書いています。

    dailynews date: 
    2015/7/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • エチオピア刑務所での438日間:ジャーナリストが語る逮捕と模擬処刑とテロ罪

    オバマ大統領は7月27日にエチオピアを訪問した際に、同国政府に対して「ジャーナリストたちやメディア、反対意見にもっと発言の場を与える」よう要請し、報道の自由について軽く言及しました。「ジャーナリスト保護委員会」(The Committee to Protect Journalists)はエチオピアを、アフリカ大陸で最もジャーナリストの監禁をおこなっている国の1つとしています。少なくとも11人のジャーナリストとブロガーが現在刑務所に入っています。他の6人はオバマが訪問する直前に釈放されました。番組では2人のスウェーデン人ジャーナリストの驚くべき物語を取り上げます。2人は、1970年代以来、独立のための闘いが続いているオガデン地区でのスウェーデンの石油会社ルンディン・オイルの活動を報道するため、2011年ににエチオピアを訪れました。ジャーナリストのマーティン・シビエとジョハン・パーソンは、ソマリアからエチオピアへの国境を越えた5日後、エチオピア軍によって銃撃され捕らえられました。「私たちは2人 とも逮捕のときに撃たれました。そして砂漠に収監されました」と、シビエは言います。「彼らはスティーブン・スピルバーグのような人物を連れてきて、私たちが逮捕されたときに何が起こったかについての擬似ドキュメンタリーを作りました。後からその人物は地域の副代表だとわかりましたが。

    dailynews date: 
    2015/7/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • オバマが民主主義を賞賛するエチオピアでは、直近の総選挙で与党が全議席を獲得

    オバマ大統領は7月27日、現職の大統領として史上初めてエチオピアを訪問しました。しかし彼は、エチオピアが「民主的に選ばれた政府を持つ」と二度も言及したことで、批判されています。国際人権団体がエチオピアの民主主義は「偽り」だと非難しているのを無視しているからです。例えば直近の選挙では、エチオピアの与党が国会の547議席の100%を獲得しました。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、最近の報告書でエチオピア政府を次のように批判しました。「権力者たちは恣意的な逮捕や政略的な起訴を使い、ジャーナリストやブロガー、抗議者そして野党の支持者と思われる人たちを黙らせています」。シラキュース大学っでアフリカ系米国人研究と政治学を教えるホレス・キャンベル教授の話を伺います。キャンベル教授はアフリカの政治について幅広く執筆してきました。キャンベル教授が「カウンターパンチ」誌に掲載した最新の記事は”Obama in Kenya"(ケニアのオバマ)です。

    dailynews date: 
    2015/7/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • オバマ大統領 エチオピアと父親の故郷ケニアを訪問 テロ対策 同性愛者の権利 雇用を語る

    オバマ大統領は26日、エチオピアのアディスアベバに到着しました。ソマリアのアル・シャバブに対する対テロ対策、人権侵害、そして隣国南スーダンでの迫り来る飢饉について、指導者たちと話し合うことが訪問の目的です。現職の米大統領がアフリカ連合本部の所在地エチオピアならびに、父親の故国でもあるケニアを訪問するのは、初めてです。26日、ケニアの首都ナイロビでの主要な演説の中で、オバマは自身を『ケニア系アメリカ人』と呼び、「出生証明書を取得するためケニアに行くんだ」とする[訳注:オバマは実はアフリカ生まれで大統領になれる資格はないと主張する人たちが根強く存在する]人たちをジョークで笑いとばしました。ケニアの主要な英語版新聞デイリー・ネイション紙の記者でオバマ訪問を取材したアグレー・ムタンボにナイロビから最新情報を聞きます。また、ケニア出身のジャーナリストで、国連のニュースとメディア部門の政治顧問かつ元責任者のサリーム・ローンにも話を聞きます。ローンは2005年から2012年までケニアのライラ・オディンガ首相の報道官を務めました。

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    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 『みんなで癒す』:「黒人の命も大切」全国集会 警察によるティーンへの催涙スプレーアタックで閉幕

    週末、オハイオ州クリーブランドに「黒人の命も大切(Black Lives Matter)」支持者千人以上が集まり、警察による暴力および、移民の権利、経済的正義とLGBTQの権利など、その他の差し迫った問題について全国の注意を喚起する歴史的な会合となりました。開会式では、警官に殺害された20人を超えるアフリカ系アメリカ人の遺族がステージに上がり、正義を求めて戦い続ける意思を表明しました。『デモクラシー・ナウ!』のメサイア・ローズがオハイオ州クリーブランドの現場で会議の参加者に話を聞きました。参加者の一人は、「ここは学びの場、癒しの場、政治化する場、ラディカルにさせる場」だと言います。このイベントは、やるべき課題は山積みだということを明らかにするできごとで終わりました。26日、大勢の大会参加者の見守る中、警官が14歳の少年を酩酊の容疑で逮捕しようと試みました。「黒人の命も大切」の参加者たちはパトロールカーの周りを囲み、少年を車外に出させようとしました。そのうち一人の警官が催涙スプレーを群衆に向けてまき始めました。このビデオはネット上に上がり口コミで拡がりました。

    dailynews date: 
    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 『あと少しで僕も死んだ黒人男性の一人に』:デンバーのテーンが回想する2009年の交通違反取締り時の警察によるリンチ

    オーラル・ヒストリー(口述歴史)・プロジェクトの「物語り隊(StoryCorps)」がリリースしたばかりの『交通違反取締り』と題するビデオをご紹介。登場するのは、アフリカ系アメリカ人男性のアレックス・ランダウです。彼は白人の養父母に育てられ、肌の色には何の違いもないと教えられました。しかし2009年、デンバーの警官たちにより道路脇に停車させられ殴り殺されそうになった時、肌の色による違いはないとする世界観への信念を失いました。アレックスと白人の養母パッツィ・ハサウェイが、その晩何が起きたのか、そしてこの事件が彼の人生にいまなおどのような影響を与えているのか語ります。事件以来、ランダウは、警察による過剰な暴力の行使を阻止し、ボディーカメラの装用はじめ、警察の透明性と説明責任を促進する取り組みに携わっています。

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    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    2
  • サンドラ・ブランド葬儀: ウォーラー郡初の黒人判事 ブランドの死をめぐり警官の辞職を要求

    サンドラ・ブランドがテキサス州ウォーラー郡へ移る前に何十年間も通ったシカゴ郊外の教会に、25日、故人を偲ぶため何百人もの人々が集まりました。ブランドはテキサスで新しい仕事を始めるはずでしたが、交通違反取り締まりで停車させられた後、逮捕され、独房で死体となって発見されました。28歳のアフリカ系アメリカ人ブランドの遺族は、蓋を開けた棺の前に立ちました。警察はブランドがごみ箱の内張りに使われていたプラスチックの袋で首吊り自殺を図った主張していますが、遺族の反論は続いています。イリノイ州選出連邦上院議員のディック・ダービンと下院議員のビル・フォスターは、米司法長官のロレッタ・リンチに宛て、ブランドの死に関し連邦捜査を行うよう求める書簡を送りました。ウォーラー郡での人種偏見に基づいたプロファイリングの歴史、そしてアフリカ系アメリカ人地域社会と警察との関係について、テキサス州ウォーラー郡初のアフリカ系アメリカ人判事を務めたデュウェイン・チャールストンに聞きます。チャールストンはまた、ブランドがどのようにして逮捕され、その死に対する調査がどのように行われたかについてもコメントし、警官グレン・スミスの辞職を要求しています。チャールストンはThe United States v.

    dailynews date: 
    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「彼女が自殺するはずはない」 #BlackLivesMatter共同設立者がサンドラ・ブランドについて語る

    クリーブランドでは今週末「黒人の命集会」(Black Lives Convening)運動が計画されています。番組では、警察に収監中に死亡したサンドラ・ブランドをはじめとする多くの人たちの事件について「黒 人の命も大切」(Black Lives Matter)運動の設立者3人と話し合います。パトリス・カルロスは、カリフォルニア州オークランドのエラ・ベイカー人権センターの真実と再投資プログラムの責任者であり、収監された人々やその家族の尊厳と権能のために戦っているロサンゼルスの草の根団体ディグニテイ・アンド・パワー・ ナウの創設者です。アリシア・ガルサは全米家事労働者連盟の特別プロジェクト責任者です。そしてオパール・トメティは「正当な移民のための黒人連帯」(Black Alliance for Just Immigration)の代表です。

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    2015/7/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • サンドラ・ブランドの姉 自殺説に反論 弁護士は当局が詳細の公表を控えていると主張

    テキサス州ウォーラー郡の警察職員は、警察の留置場で死亡したサンドラ・ブランドの死因は自殺によるものだと結論づけましたが、ブランドの遺族や友人は、彼女には自殺願望があったとする説明に異議を唱え、交通違反の取り締まりが逮捕にまで発展する以前に、彼女が自殺を図ろうとした痕跡はどこにもないと主張しています。サンドラ・ブランドの姉であるシャロン・クーパーに話を聞きま す。また、サンドラ・ブランドの遺族の弁護士、キャンノン・ランバートにも話を聞きます。彼は、警察が司法解剖を行った後、遺族には「断片的な情報のみ」しか伝えていないこと、またサンドラの遺体からマリワナが検出されたことの事件との関係性に反論しています。「ブランドは、悪びれずに堂々とものを言うという、今日の世界では何も問題のない態度を取った人であり、自己主張を持ち、自分の信念のために戦った人として記憶にとどめられるべきだ」とクーパーは語ります。

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    2015/7/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 追悼 セオドア・ビケル: 「屋根の上のバイオリン弾き」の俳優で活動家 イスラエルとパレスチナを語る

    7月21日に91歳で亡くなった、俳優、ミュージシャン、作曲家、そして活動家として著名な故セオドア・ビケルの追悼特集をお送りします。ビケルはブロードウェイの「サウンド・オブ・ミュージック」でフォン・トラップ大佐の役をつくり出し、「屋根の上のバイオリン弾き」のテヴィエ役を2000回以上も演じたことで知られています。ビケルはフォークシンガーとしても人気があり、ピート・シーガーと一緒にニューポート・フォーク・フェスティバルを創始しました。彼は、ギター、マンドリン、バラライカ、ハーモニカなどを使って弾き語りもしました。ビケルは20以上のアルバムを発表しており、その多くはヘブライ語やイディッシュで録音されました。イスラエルやユダヤ人としての生き方に強い共感を持つセオドア・ビケルでしたが、イスラエル政府の政策に対する率直な批判を恐れず、特に約4万人のベドウィン系アラブ人を先祖伝来の土地から強制移住させるという異論の多い措置については、声高に批判してきました。「ひとつ断言できるのは、人間を家畜のように扱ってはならないということです」と、ビケルは2014年の長編インタビューで語りました。「どんな人でも、人間としての尊厳と敬意をもって扱われなくてはいけません。 特に、自分たちが、それを剥奪された過去を持つユダヤ人は、そのことを忘れてはいけません」 。

    dailynews date: 
    2015/7/23(Thu)
    記事番号: 
    2

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