デイリーニュース

  • チェルシー・マニングがトランスジェンダーと刑務所問題について語る一方、当局は彼女を独房に入れると警告

    服役中の米軍内部告発者チェルシー・マニングは8月18日、米国政府の通信文書をウィキリークスに漏えいしたことで35年間の刑期を務めているカンザス州のレブンワース陸軍基地で、非公開の懲戒尋問を受ける予定です。マニングの弁護団は、彼女が自分の独房に、期限切れの歯磨き粉や、トランスジェンダーの有名人ケイトリン・ジェンナーが女性として公然と生きる新生活を特集したヴァニティー・フェア誌、拷問に関する米上院の報告書のコピー、何冊かのLGBT(性的少数者)本と雑誌、その他の「禁止されている所有物」を持ち込んだことを含む多くの違反行為のために、無期限の独房に送り返される可能性があると述べています。マニングの支援者たちは8月18日、新たな起訴を取り下げ、彼女の懲戒尋問を報道陣と一般に公開することを米軍に求めた7万5000人以上の署名入りの嘆願書を連邦議会の陸軍連絡事務所に届ける予定です。アメリカ自由人権協会の常任弁護士で、マニングの弁護団の一員であるチェース・ストランジオから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/8/18(Tue)
    記事番号: 
    4
  • NSAがインターネットを監視するのに使ったAT&Tの極秘部屋を明らかにした内部告発者へのインタビュー

    国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンの文書によって、AT&TがNSAの大規模監視作戦をいかに援助していたかが明らかになりました。AT&Tで22年間働いていた、同社の元技術者であるマーク・クレインから話を聞きます。クレインは2006年、NSAがインターネットの光ファイバーケーブルにアクセスできるよう、AT&Tがサンフランシスコ支社に設置した極秘の部屋についての内部文書を暴露し、AT&TのNSAへの協力を内部告発しました。

    dailynews date: 
    2015/8/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • NSAの国内監視プログラッムに対するAT&Tの「非常に積極的な協力の意志」がスノーデン文書で明らかに

    国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンの文書は、NSAの大規模監視作戦が通信大手AT&Tにいかに深く頼っていたかを明らかにしています。ニューヨークタイムズ紙と「プロプブリカ」(ProPublica)に掲載された記録には、NSAの監視の取り組みをAT&Tが「非常に積極的に支援していた」ことが謳われています。この記事によると、AT&Tは、米国内ネットワークの数十億のEメールへのアクセスと、AT&Tの顧客である国連本部のすべてのインターネット通信の傍受を許可した秘密命令を実行するための技術支援を供給していました。2013年、AT&Tとの業務提携におけるNSAの極秘予算は、2番目に大きい同様のプログラムの2倍以上と報じられました。

    dailynews date: 
    2015/8/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 抗議と二酸化炭素排出量削減誓約にもかかわらず、オバマがシェル社の掘削を最終承認

    環境団体の大規模な抗議にもかかわらず、オバマ政権は、ロイヤル・ダッチ・シェル社が北極海での石油とガスの掘削を2012年以来初めて再開することを最終的に承認しました。シェル社は最初、ジョージ・W・ブッシュ政権時代に北極圏での掘削許可を得ましたが、一連の事故の後、2012年に掘削は中断されました。内務省の今回の決定の数週間前には、ポートランド州オレゴンで、グリーンピースの活動家たちが北極海に向かうシェル社の掘削プラットフォームの架橋からぶら下り、「カヤクティビスト」(kayaktivists)たちがその下の海域を占拠して、その出港を一時的に妨害する抗議行動が行われました。いくつかの環境団体は合同で、原生地域に石油が流出した場合の危険性と、新たな石油抽出が気候に及ぼす影響に触れ、オバマ政権に対して北極海の掘削を拒否するよう求めていました。内務省は、8月末に予定されているオバマ大統領の北極圏への訪問に先駆けて、北極海の掘削を承認しました。オバマは、米国の発電所からの二酸化炭素排出量を削減する計画を明らかにした最近の演説の中で、北極圏への訪問について言及していました。

    dailynews date: 
    2015/8/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジュリアン・ボンド(1940-2015)追悼 公民権運動の自由の戦士、NAACP元会長、SNCC共同設立者を偲ぶ

    本日は8月15日に75歳で死去した公民権運動の先駆者ジュリアン・ボンドの追悼番組を放送します。ボンドは1960年、モアハウス大学在学中に学生の座り込み活動を組織し、最初に注目を集めました。学生非暴力調整委員会(SNCC)の創立を助け、1965年の投票権法成立後は民主党からジョージア州議会下院議員に当選しました。しかし州議会議員たちはボンドが声高にベトナム戦争に反対していることを理由に、彼が議席に座ることを拒否。そのためボンドは最高裁の裁判に訴え、勝訴しました。以後20年間、ジョージア州下院議員と上院議員を務めました。1968年シカゴで行われた民主党全国大会では、初のアフリカ系アメリカ人として主要政党により副大統領候補に指名されました。しかし副大統領の被選挙権を行使するには7歳若すぎたため、候補指名から撤退せざるをえませんでした。南部貧困法律センター(SPLC)を共同設立し、1971年から1979年まで初代会長を務めました。1998年から2010年まで全米黒人地位向上協会(NAACP)会長でした。ワシントンD.C.選出の下院議員エレノア・ホームズ・ノートン、元NAACP会長ベンジャミン・ジェラス、ピュリッツァー賞受賞者で歴史家のテイラー・ブランチ、SPLC会長リチャード・コーエンに話を聞きます。「彼は決して運動が黒人のためだけの運動とは考えなかった。

    dailynews date: 
    2015/8/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ケイトリン・ジェンナーの記事が載るバニティー・フェア誌を所持した罪でチェルシー・マニングは独房監禁に?

    米軍内部告発者チェルシー・マニングは、無期限の独房監禁に処される可能性があります。フォート・レベンワースの軍事刑務所の監房内で、使用期限切れの歯磨き粉や、有名人ケイトリン・ジェンナーが性転換後の女性としての新人生について語る記事の載ったたバニティー・フェア誌、拷問に関するアメリカ上院議会の報告書、その他の「禁止された持ち物」を所有していたためです。マニングは、米政府機密情報をウィキリークスに漏えいした罪で、35年の刑に服しています。陸軍の広報官は13日、懲戒委員会にかけられる予定のマニングの審議が、「公正な手続き」で行われることを約束すると発表しています。

    dailynews date: 
    2015/8/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • スウェーデンは調査の続行を誓い 英国はエクアドル大使館のジュリアン・アサンジ保護に抗議

    ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに政治亡命を認めロンドンの大使館に庇護しているエクアドルに対し、英国政府は抗議する意向を明らかにしました。アサンジの滞在中にエクアドル大使館を警備する経費は1800万ドルに達しており、これは英国内の納税者にとって「容認できない負担」であると説明しています。これに対し、エクアドル外務省は、アサンジの軟禁状態がこれほど長期化していることは非常に残念だと述べ、スウェーデンで「オープンな司法手続」が行われるようにエクアドル政府は「31回」も支援を申し出たことを指摘しました。この動きは、前日にスウェーデンの検察当局がアサンジに対する性的暴行容疑の捜査の一部を取り下げたことを受けています。しかし捜査の最も重大な容疑は、いまだ正式な起訴が行われていないにもかかわらず残っています。アサンジは、政治亡命が認められたエクアドルのロンドン大使館に、3年間も閉じ込められています。大使館の外に出たら、米国に引き渡され、ウィキリークスで果たした役割のために起訴されるだろうと彼は恐れています。米国憲法修正第1条と人権問題を専門とする弁護士のケアリー・シェンクマンに話を聞きます。彼はマイケル・ラトナーや憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)と共に、ジュリアン・アサンジの弁護人を務めています。

    dailynews date: 
    2015/8/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 54年ぶりにキューバで米国旗掲揚 囚人交換と「コウノトリ外交」 しかし経済制裁は継続

    ジョン・ケリー米国務長官が14日、ハバナの米国大使館を再開する式典に出席するため同市に到着し、アメリカ合衆国とキューバは、国交正常化に向けた次の段階に踏み出しました。キューバ大統領フィデル・カストロは新聞のコラムに、米国は何十年にも及ぶ経済制裁の賠償金として数百万ドルをキューバに支払う義務がある、と書きました。元キューバ外交官カルロス・アルスガライ・トレトは、「問題は、これがどんな変化を意味しているのかです。異なる手法を用いてキューバ政府を転覆させようとする、単なる戦術の変更なのかもしれません。ロバータ・フラックの歌にある、『君の歌で優しく殺して』という戦略です。その一方で、戦略の重要な転換を目撃している可能性もあります」と話します。また、ジョージ・ワシントン大学国家安全保障アーカイブの「キューバ記録収集事業」責任者であり、Back Channel to Cuba: The Hidden History of Negotiations Between Washington and Havana(『キューバとの裏ルート ~ワシントン=ハバナ交渉秘史』)を共同執筆したピーター・コーンブルーに話を聞きます。

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    2015/8/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 和平派ユダヤ系米国人の主導的存在ヘンリー・シーグマン:米国は「ネタニヤフに見切りをつけてから、国連での交渉を再開すべき」

    ユダヤ人とパレスチナ人の女性たちが、エルサレムのベンヤミン・ネタニヤフ首相官邸前で和平交渉再開を求めハンガーストライキを行っています。「和平を遂行する女性たち」(Women Wage Peace)のメンバーは、先月から野外に張ったテントの中で交代でハンストを行い、道行く人々を中に招き入れて和平合意に達するための最良の方法についての議論を行ってきました。同グループはこの活動を、2014年夏のイスラエル軍によるガザへの空爆作戦名「境界防衛作戦(Operation Protective Edge)」にかけて、「断食防衛作戦(Operation Protective Fast)」と呼んでいます。この侵攻で、550人の子どもを含むパレスチナ人2200人が犠牲になりました。イスラエル側では73名が死亡しましたが、その犠牲者のうち民間人は6人のみでした。ガザではこの攻撃で1万2000軒の住宅が破壊され、更に10万軒が損傷しましが、現在も行われているイスラエルによる封鎖の影響もあり、破壊された住宅で再建されたものはまだ一軒もありません。本日の特集のゲストは、イスラエルとパレスチナの恒久的和平を実現させるには、国連安全保障理事会が両国に和平交渉再開への明確な条件を提示してから、交渉を再開するのが最良だろうと語ります。

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    2015/8/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 敵との貿易:葉巻を携えた伝書鳩がキューバからフロリダへ  米国の禁輸措置への挑戦

    ジョン・ケリー米国務長官は8月14日のハバナでのアメリカ大使館再開の式典へ向けてキューバ訪問を予定しています。米国の対キューバ禁輸措置にアートを使って挑戦したアーティストに、ヴェネチア・ビエンナーレで話を聞きます。デューク・ライリーは、アート・プロジェクトTrading with the Enemy(『敵との貿易』)の計画に4年間を費やしました。さらにフロリダのキーウエストで8ヶ月をかけて50羽の伝書鳩を飼育しました。ライリーの目標は、キューバの高級葉巻コヒーバを携えた鳩が、ハバナから90マイルを飛んでキーウェストまで戻るようにさせることでした。キューバ産の葉巻は米国内では禁制品です。ライリーはハトに小型ビデオカメラも装着させました。ハバナで飛ばした50羽のうち、11羽がキーウェストに到着しました。

    dailynews date: 
    2015/8/12(Wed)
    記事番号: 
    3

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