中国から欧州、米国まで世界中で株価が暴落した8月24日の金融市場の混乱を、経済学者たちはブラックマンデーと表現しています。中国の株価指数は8月24日に8%以上下落し、8月25にはさらに7%下落しました。米国金融市場では、ダウ工業株30種平均が一時、空前の1100ドル下落し、終値は約600ドル安でした。この下落は原油価格にも影響し、約6年ぶりに最低水準に急落しました。今回の市場変動の背景で何が起こっているかを理解するために、「長期経済動向学研究所」(Institute for the Study of Long-Term Economic Trends)の所長で、米国金融市場の金融アナリストであり、Killing the Host: How Financial Parasites and Debt Bondage Destroy the Global Economy(『宿主殺し:金融寄生虫と借金による束縛が、いかにして世界経済を破壊するのか』)の著者である経済学者のマイケル・ハドソンから話を聞きます。