デイリーニュース

  • 「カジノ資本主義」:経済学者マイケル・ハドソンが語る株式市場暴落の背後で起こっていること

    中国から欧州、米国まで世界中で株価が暴落した8月24日の金融市場の混乱を、経済学者たちはブラックマンデーと表現しています。中国の株価指数は8月24日に8%以上下落し、8月25にはさらに7%下落しました。米国金融市場では、ダウ工業株30種平均が一時、空前の1100ドル下落し、終値は約600ドル安でした。この下落は原油価格にも影響し、約6年ぶりに最低水準に急落しました。今回の市場変動の背景で何が起こっているかを理解するために、「長期経済動向学研究所」(Institute for the Study of Long-Term Economic Trends)の所長で、米国金融市場の金融アナリストであり、Killing the Host: How Financial Parasites and Debt Bondage Destroy the Global Economy(『宿主殺し:金融寄生虫と借金による束縛が、いかにして世界経済を破壊するのか』)の著者である経済学者のマイケル・ハドソンから話を聞きます。

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    2015/8/25(Tue)
    記事番号: 
    1
  • グアテマラ 米国が支援し、大量虐殺に関与した元将軍の退陣を要求する大衆デモが続く

    グアテマラのオットー・ペレス・モリナ大統領は、高まる退陣要求にもかかわらず辞任を拒んでいます。同国では輸入業者との数百万ドル規模の税関汚職スキャンダルが発覚し、大統領に対する数カ月にわたる大規模な抗議デモが続いています。先週末には閣僚の大半が辞職しました。税関汚職事件はロクサナ・バルデッティ副大統領が14日に逮捕されるなど、政府高官の逮捕に発展しています。大統領官邸では8月15日、「直ちに辞職せよ!」と叫ぶ大衆デモが行われ、グアテマラの国旗が振られました。15日にはカトリック教会も大統領辞任の要求に参加しました。モリナ大統領はその後まもなく辞任する意思のないことを発表しました。最新の汚職事件、および米国が支援する将軍ペレス・モリナの歴史について、グアテマラから、ジャーナリストで活動家のアラン・ネアンに話を聞きます。ペレス・モリナは1980年代、グアテマラの汚い戦争においてマヤ先住民の大量虐殺に関与しました。

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    2015/8/24(Mon)
    記事番号: 
    5
  • Facebook 受刑者数百人を検閲 理由もなくプロフィールページを消去

    サラ・ショウルドはデイリー・ビースト紙の最新記事「フェイスブックはいまや受刑者の場所でもある」で、受刑者のソーシャルメディア使用について高まりつつある議論を取り上げました。Facebookは米当局の要請に応えて、受刑者のプロフィール・ページを快く消去していると非難されています。電子フロンティア財団と他のグループから苦情の申し立てを受けたFacebookは最近方針を変えました。

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    2015/8/24(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「箱を開ける」 イランで獄中生活を体験したサラ・ショウルド アメリカの独房監禁を分析

    2010年にイランの監獄から釈放されたサラ・ショウルドは、米国の独房監禁の過剰な使用とその残忍性を暴露し、非難する活動を続けています。 米国の独房監禁について「Opening the Box」という劇の脚本を書きました。この劇は8月20日、ニューヨーク市の「フォーチュン・ソサエティ」主催のイベントで上演され、観衆の多くは独房経験者でした。

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    2015/8/24(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ハイキング中にイランに拘束されたサラ・ショウルド 核協議はアメリカ人拘束者の解放につながる

    来月の歴史的なイラン核協議を控えて米議会で議論が続くなか、より多くの注目がイランで投獄された3人ないし4人の米国人に集まっています。ワシントンポスト紙記者ジェイソン・レザイアン、サイード・アベディニ、アミル・ヘクマティ、ロバート・レビンソンの4人です。レビンソンの居所は不明となっています。先日の記者会見でオバマ大統領は、イランが人質問題を使って米国から更なる譲与を引き出すことを促していただろうと述べ、人質問題を核協議から切り離す決断をしたことを擁護しました。イランで一年以上も独房監禁させられた 3人の米国人ハイカーのうちの一人、サラ・ショウルドに話を聞きます。ショウルドは2009年7月、友人シェーン・バウアー、ジョシュ・ファタルと共にシリアのダマスカスの自宅から一週間の予定で旅行に出かけ、イランとの国境沿いにあるクルド人自治区をハイキングしている時に拘束されました。

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    2015/8/24(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 我々の民主主義を修正せよ 大統領選出馬を表明したローレンス・レッシグ 政治から金を排除せよ

    2016年の大統領選挙戦は史上最高額の政治競争へと発展しています。候補者、政党、外部のグループが選挙につぎこむ額は100億ドルに達すると専門家は予想しています。最新のニューヨーク・タイムズ紙の分析によると、現時点で調達された資金のほぼ半分が、400に満たない世帯の寄付によるものです。そのうちの3億8800万ドルの大部分は無制限の寄付を受けることが出来るスーパーPAC(政治活動委員会)に流れました。ニューヨーク・タイムズ紙は、保守派の億万長者コーク兄弟が管理する政治ネットワークが選挙に注ぐ額は9億ドル近くになると報じました。この額は、共和党全国委員会および同党の両院選挙委員会が2012年の大統領選で使った選挙資金を上回ります。一方、ヒラリー・クリントンは25億ドルの資金調達を目標にしています。民主党予備選でクリントン候補への挑戦を検討している法学教授に話を聞きます。彼の綱領はシンプルです。「政治から金を排除せよ」。ハーバード大学教授のローレンス・レッシグは、大統領に当選したら徹底した選挙資金改革を成立させ、その後は辞任すると述べます。

    dailynews date: 
    2015/8/24(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 最後の演説 公民権運動の指導者ジュリアン・ボンド「異議を唱える」必要を力説

    2015年5月2日、マーチン・ルサーキング・ジュニア記念碑での「ベトナム:抗議の力」会議で、 公民権運動のリーダーだった故ジュリアン・ボンドは、最後のひとつとなった演説を行いました。俳優で活動家のダニー・グローバーが、紹介役を任じました。ジュリアン・ボンドは8月15日に75歳で亡くなりました。ボンドは、モアハウス大学在籍中の1960年に、一連の学生の座り込み運動を組織して、頭角を現しました。その後、学生非暴力調整委員会(SNCC) の創設にも一役買いました。ジュリアン・ボンドは南部貧困法律センター(SOLC)も共同で創設し、1971年から1979年まで、初代代表を務めました。1998年から2010年までは、全米黒人地位向上協会(NAACP)の会長でした。

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    2015/8/21(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 企業の勝利「紛争鉱物」含有商品の表示規定を裁判所が棄却

    1998年以来、コンゴ民主共和国では、アフリカ史上最も多くの犠牲者を出したとされる紛争により500万人以上の人が死亡しています。紛争の多くは、タンタル、スズ、タングステン、金などの貴重な鉱石を巡っておきています。タンタルは携帯電話、DVDプレーヤー、ノートパソコン、ハードディスクなどで使用され、デジタル時代の貴重な鉱物になりました。人権団体では長年にわたり、「紛争鉱物」の表示を義務づけることで、消費者や投資家たちが、これらの製品を購入することで血なまぐさい紛争を助長しないよう圧力をかけてきました。この開示義務政策は、2010年のドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法で法制化されました。ところが、今週、連邦上級裁判所は、表示義務は企業の表現の自由を侵すものであり、連証券取引委員会は企業に対し、含有鉱物の産地がコンゴ民主共和国であるかどうか開示を義務づけることはできないとする裁決を下しました。グローバル・ウィットネスの上級顧問弁護士のゾルカ・ミリンに話を聞きます。

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    2015/8/21(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 7月は観測史上最も暑い月に 地球温暖化でカリフォルニア州の干ばつが悪化

    20日、アメリカ海洋大気庁の科学者は、2015年7月は地球での観測史上最も暑い月だったとする報告を発表しました。観測が開始された1880年以来、最も暑かった10ヵ月のうち9ヵ月は2005年以降に起きています。気候学者もまた、2015年は観測史上最も暑い年になると予測しています。このニュースと時を同じくして、コロンビア大学ラモント・ドハティ地球観測研究所の科学者は、地球温暖化により、今年で4年目となったカリフォルニア州の干ばつがより深刻化していることを示す報告書を発表しました。この新たな研究は、気温上昇が植物と土壌からの水分の損失にどのくらい影響を及ぼすかを推測する初の研究で、コンゴ20~30年間の継続的な気温上昇と、それによる水分の損失により、カリフォルニア州は2060年までに恒久的な干ばつに陥ると示唆しています。この報告書とその結論が意味する影響について主執筆者で、コロンビア大学ラモント・ドハティ地球観測研究所の生物気候学者のパーク・ウィリアムズに話を聞きます。

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    2015/8/21(Fri)
    記事番号: 
    3
  • バーニー・サンダース上院議員:ギリシャからプエルトリコまで 1%が得するように仕組まれた経済ルール

    大統領選で民主党の指名獲得を狙う候補者バーニー・サンダースは、先日、ギリシャおよび世界各地で起きている債務危機について論議する集会をワシントンで開きました。サンダースは、オープニングスピーチでギリシャと合わせてプエルトリコの債務危機について言及しました。「今こそ債務者はギリシャとプエルトリコ政府と膝を交えて、双方に公平な債務返済計画を編み出すべきです。ギリシャ国民やプエルトリコの子どもたちのために、その努力を払うべきだ」とサンダースは主張しました。

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    2015/8/21(Fri)
    記事番号: 
    2

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