米政府が新たに推進する超党派の刑務所改革についての特集で本日の番組を締めくくります今回は特に非暴力の犯罪に対する刑罰の減刑を取り上げます。オバマ大統領は7月9日、仮釈放無し終身刑を言い渡された14人を含む46人の囚人に恩赦を与えました。この減刑の対象者の多くはクラック・コカイン関係の犯罪者で、その中には84歳のアフリカ系米国人やアメリカンフットボールチーム、デンバー・ブロンコスのワイド・レシーバー、デマリアス・トーマスの母親も含まれています。オバマ大統領はこれまでに89件の減刑をおこない、そのなかには2015年の初めの22人、2014年の8人の麻薬犯罪者の釈放が含まれています。オバマは7月14日に行われる全米黒人地位向上協会(NAACP)の年次総会での演説で、刑事司法制度のさらなる公平性を呼びかけると見られています。オバマは7月16日に、連邦刑務所を訪問する初の大統領として、オクラホマ州のエルレノ施設を視察する予定です。「クレメンシー・プロジェクト2014」(Clemency Project 2014)の代表シンシア・ローズベリーと、クラックを売ったことで終身刑を言い渡されながら2014年に恩赦を受けて釈放されたレイノルズ・ウインタースミスに話を聞きます。