デイリーニュース

  • 「英国の政治的反乱」タリク・アリ 労働党のコービン新党首について語る

    ジェレミー・コービンは1983年から下院議員を務め、ブレア、ゴードン政権で右寄りに傾いた労働党の方針に長いこと反対票を投じた経歴の持ち主です。コービンが党首になったことにより、公共交通機関の再国有化、大学教育の無償化、賃貸料の規制、高額所得者の最高賃金に上限を設けるなど、労働党の社会主義的な方針に戻ることが予想されます。 コービンと40年の交流がある英国のベテラン編集者で著者のタリク・アリに聞きます。コービンは労働党の歴史で最も左翼的な党首だとアリは言います。

    dailynews date: 
    2015/9/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 英労働党の新党首に社会主義者のコービン 反戦と難民支持を掲げる

    英国の野党労働党の新党首に、社会主義者として長く知られ、反戦や反緊縮策を掲げてきたジェレミー・コービン議員が選ばれました。コービンが立候補を表明した3カ月前は、コービンの当選確率は200分の1と言われました。しかし12日の投票の結果、コービンが得票率59%を獲得、圧勝しました。今年5月の総選挙で保守党に敗退し、辞任したエド・ミリバンドの後継者となります。コービンは12日の祝勝の席で支持者に演説しました。「世界を変える力になろう。人類を守り、平和のための力になろう。おぞましいレベルの不安定が世界に広がり、おぞましいレベルの環境への脅威が世界中に拡大している。こんなことはもう続けられないことを認める力になろう。富裕で強権を握る政府が、意気揚々と『世界はより安全だ、世界はよくなっている』と言って我々を安心させたりすることのないように」とコービンは祝勝演説で述べました。コービンは演説後、ロンドンで行われる「難民歓迎(#RefugeesWelcome)」行進に参加するため会場を後にしました。

    dailynews date: 
    2015/9/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「彼らが市民を殺害しているのをこの目で見た」 米国が戦争犯罪調査を再開 アフガン人が口を開く

    米国は今日、 9/11同時多発テロから14年目を迎えます。世界貿易センターと国防総省が攻撃されてから3週間後に、米政府はアフガニスタンへの空爆を開始し、米国史上最長の戦争の端緒を開きました。2012年と2013年にカブール西部バルダク州で少なくとも17人のアフガン人男性の殺害に関与したとして、先日、米軍は2001年からアフガニスタンに駐在していた米軍に対する最も重大な告発のいくつかの犯罪捜査を再開させました。米軍による軍事作戦時にアフガン人8人が殺害され、ナークで特殊部隊により拘束された数人が行方不明になりました。その後、彼らの遺体は、この地域にあった米軍基地の外で発掘されました。当時のアフガニスタン軍の調査では、Aチームとして知らている米特殊部隊の犯行と断定されました。米国のアフガニスタン駐留軍司令部は複数の調査を行いましたが、いずれの調査でも告発された部隊への嫌疑は晴らされました。リポーターのマシュー・エイキンスに話を聞きます。また、彼が米軍によって拘束されたアフガン人に行ったインタビューの一部をお送りします。

    dailynews date: 
    2015/9/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 軍の外出禁止令、火炎瓶攻撃、空爆、和平交渉の頓挫: トルコは内戦の瀬戸際?

    トルコの国民民主党(HDP)党首が11月の選挙を前に、国を内乱に陥れる方向に突き進んでいるとしてトルコの現政権を非難しています。この1週間で、野党である国民民主党の事務所100カ所が襲撃され、多くは炎上しました。イスタンブールにある独立系新聞『ヒュリエット』の事務所も襲撃されました。一方で、クルド人が大半を占めるジズレ市内では軍が24時間外出禁止令を出したままとなっていいます。住民は、食糧と水不足による人道危機に直面している状態だと訴えています。6月の選挙でレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の公正発展党(AKP)が大敗北を喫し、与党が議会の過半数を失って以来、トルコ国内の緊張は高まっています。7月にトルコは、非合法組織クルディスタン労働者党(PKK)がイラク北部に置くキャンプ地への空爆を開始しました。この戦闘により、1984年以来4万人以上が命を落としている紛争を終わらせるための和平交渉が暗礁に乗り上げています。

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    2015/9/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領の勝利とイスラエル・ロビーの「手痛い敗北」 米上院投票でイラン核合意が採決へ

    10日、共和党は上院議会でイラン核合意を阻止するための十分な票を得ることができず、オバマ大統領にとって大きな外交政策の勝利となりました。上院は、この決議案の物議を取り除くための投票を行い、不承認決議案を可決するのに必要な60票を下回る賛成58、反対42となりました。ニューヨーク・タイムズ紙はこの投票をアメリカ・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)にとって「手痛い敗北」としています。

    dailynews date: 
    2015/9/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『黄金の夢』:メキシコからの移住者を描いた「叙事詩」的新作映画

    ディエゴ・ケマダ=ディエス監督の、賞に輝く長編映画La Jaula de Oro(『黄金の夢』)は、グアテマラ人の子ども2人と、南メキシコの先住民ツォツィル族の少年が、メキシコを横断し国境を越えて米国へたどり着こうと試みる旅を描きます。同作は、ケマダ=ディエス監督が6年以上に渡りメキシコで行った、米国への移住を試みる中央アメリカ人およびメキシコ人へのインタビューが基になっています。同作は現在、ロサンゼルスとニューヨークで劇場公開中です。ディエゴ・ケマダ=ディエス監督に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/10(Thu)
    記事番号: 
    6
  • 「人々が立ち上がった結果の勝利」:ビル・マッキベン カリフォルニア大学の石炭とオイルサンドからの投資撤収を語る

    カリフォルニア大学は、2億ドルを超える石炭およびオイルサンド(油砂)企業への投資を売却したと発表しました。同校関係者は、この動きは環境維持への配慮だけでなく、近年利益が急落している石炭およびオイルサンド業界への投資リスクが増していることからも行われたと語っています。環境保護団体350.orgの共同創設者ビル・マッキベンは、この動きを歓迎しています。「欧州緑の党」(European Green Party)と350.orgは先日、「パリ会議までに投資撤収を」(Divest for Paris)キャンペーンを開始、数か月後に予定されているパリでの国連気候変動会議(COP21)の前に、組織や個人、政府に化石燃料への投資を撤収するよう求めています。

    dailynews date: 
    2015/9/10(Thu)
    記事番号: 
    5
  • オマリー候補 「黒人の命も大切」運動 フレディ・グレイ事件 ボルチモア市長時代の業績への批判に答える

    テレビ・ドラマ、『ザ・ワイヤー』(THE WIRE)の製作者として知られる、ボルチモア在住のデイビット・サイモンは、先日のデモクラシー・ナウ!のインタビューで、民主党大統領候補に名乗りをあげたマーティン・オマリーのボルチモア市長時代の治安維持政策を批判しました。サイモンは、「(オマリーは)公約した殺人事件件数減少を実現できなかったため、その後の3~4年間は『とにかく全員を警察の護送車に放り込め』と指示したかのようだった」、そして「オマリー候補がメリーランド州知事を目指していたあの3年間は、ボルチモアでは不審な目つきで警官を見たというただけで護送車に放り込まれ、拘置所で一晩過ごすはめになった」と言います。この発言についてオマリーの応答と、先日行われた進歩派政治活動家の会議「ネットルーツ・ネイション」(Netroots Nation)で、「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)運動活動家にスピーチを中断されたこと、そして、この活動家たちがアフリカ系アメリカ人殺害事件が数多く起こるのは「非常事態」であると宣言したことについても話を聞きます。オマリー候補はまた、ボルチモア警察で拘束中に亡くなったフレディ・グレイの事件についても語ります。

    dailynews date: 
    2015/9/10(Thu)
    記事番号: 
    4
  • マーティン・オマリー候補: 気候変動はシリアを揺るがし「イスラム国」台頭を許した原因の一つ

    7月、米大統領候補マーティン・オマリーは、「イスラム国」を名乗るグループが台頭した原因の一つには気候変動があると発言し、話題になりました。「シリアという国民国家が崩壊し、『イスラム国』が台頭するに至るまでには、気候変動で中東地域に影響を与えた大規模な干ばつがあった。それが農業を壊滅し、人々を都市部に追いやり、人道的危機を作り出したのです。それが極端な貧困の原因、または状態をつくりだし、現在のイスラム国の台頭と極端な破壊行為へと繋がったのです」とオマリーは言います。 共和党全国委員長ラインス・プリーバスは、オマリー候補のこの発言は「ばかげている」とコメントしました。オマリー候補の反応を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「米国はもっとシリア移民を受け入れるべき」:マーティン・オマリー候補 シリア難民6万5千人の受け入れと移民法の改革を提案

    欧州連合(EU)は、メンバー国に難民16万人を再定住させる新たな計画を提示しましたが、米民主党の大統領候補に名乗りを上げているマーティン・オマリーは、オバマ政権がすでに認定した1500人よりも大幅に多い6万5000人の難民受け入れを提案しています。その提案と彼の総合的な移民法改革案について話しを聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/10(Thu)
    記事番号: 
    2

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