デイリーニュース

  • 共和党の大統領候補討論会:フィオリーナ中東への武器輸送の拡大を主張、ポール軍事介入をけん制

    ここ数週間で支持率が急上昇している元ヒューレット・パッカード社のCEOカーリー・フィオリーナが、ゴールデンタイムに放送された共和党の大領領候補討論会に初めて参加しました。彼女は外交政策において強硬なタカ派として浮上しており、中東への武器輸送を増やすと明言しています。大統領として最初に行うこととして、イランの核施設をいつでも米国調査団に公開することを要求をするとしています。一方、ケンタッキー州のランド・ポール上院議員は米国の外国への介入を非難し、「我々は軍事介入が時に裏目に出ることを学ぶべきだ。イラク戦争は全く裏目に出て我々の助けにはならなかった」と述べました。不動産業界の大物ドナルド・トランプと元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュは、ジョージ・W・ブッシュ前大統領の外交政策のレガシーについての討論に拍車をかけました。ピューリッツアー賞受賞の調査報道記者ディビット・ケイ・ジョンストンと政治記者のジョン・ニコルズに候補者たちの外交政策について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/17(Thu)
    記事番号: 
    2
  • リチャード・グロシップ 死刑執行直前に2週間の執行猶予を与えられる

    オクラホマ州控訴裁判所は16日、死刑執行数時間前に死刑囚のリチャード・グロシップに処刑の一時停止を決定しました。今回の決定は、彼の弁護士が15日午後提出した緊急請願書への回答として、16日午前11時30分に発行されました。予定されていた毒物注射による処刑からわずか3時間半前のことでした。新たな死刑執行日は9月30日に予定されています。死刑囚リチャード・グロシップの弁護を公益活動(pro bono)の一環として勤める弁護士の一人、ドン・ナイトに話を聞きます。また死刑反対を訴える著名な活動家シスター・ヘレン・プレジャンにも話を聞きます。プレジャンは、カトリックの修道女として30年以上前から受刑者への伝道を続けています。ベストセラー、 Dead Man Walking: An Eyewitness Account of the Death Penalty(『デッドマン・ウォーキング』)の著者でもあります。

    dailynews date: 
    2015/9/17(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジェームズ・ブレイクがニューヨーク市警察官ジェームズ・フラスカトーレの懲戒免職を要求 当時者が語る暴行歴

    9月9日、元プロテニス選手ジェームズ・ブレイクは全米オープンの観戦に行くため、ニューヨークのグランド・ハイアット・ホテルで送迎車を待っていました。 監視カメラには、私服警察官のジェームズ・フラスカトーレがブレイクに向かって突進し、腕を首の周りに回し、地面に組み伏せて手錠を掛ける姿が映っていました。ブレイクは混血で、抵抗しませんでした。警察はクレジット・カード詐欺で捜査中の容疑者と誤認したと言っています。ニューヨーク市警察本部長のビル・ブラットンは誤認拘束について「あってはならないこと」と述べ、ニューヨーク市長のビル・デ・ブラシオはブレイクに直接謝罪しました。事件後、担当の警官1人が内勤に配置換えされましたが、フラスカトーレの暴行歴が明らかになるにつれ、ブレイクは懲戒免職を求めています。フラスカトーレは過去5年間に、4カ所の警察署に勤務しましたが、市民苦情審査委員会(Civilian Complaint Review Board )に登録後わずか7カ月間で5件の苦情が寄せられています。これは、警察官の9割が生涯の全職務期間中にわたって受ける苦情件数を上回っています。フラスカトーレにはその他にも報告されていない事例がいくつかあります。

    dailynews date: 
    2015/9/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 無実の証拠にも関わらず オクラホマ州 リチャード・グロシップの死刑執行目前

    [更新情報:番組放送後、オクラホマ州控訴裁判所は、執行ぎりぎりに死刑囚リチャード・グロシップの処刑の一時停止を許諾しました。新たな執行日は、9月30日の予定です。] 死刑囚リチャード・グロシップの弁護人たちは、オクラホマ州は無実の男性の死刑執行を行おうとしているとし、グロシップの命を救うため最後の努力を続けています。グロシップは米国中部標準時の16日3時に死刑執行が予定されています。グロシップの無実を支持する抗議の声が高まる中、15日、オクラホマ州知事のメアリー・フォーリンは執行停止を拒否しました。1997年、グロシップがオクラホマ・シティのモーテル「ベスト・バジェット・イン」のマネージャーとして勤務していた時、上司バリー・バン・トリースが殺害されました。モーテルの保守管理人ジャスティン・スニードはバン・トーリスを野球のバッドで殴って死に至らしめたと供述しましたが、グロシップが金銭と仕事を報酬に殺人を強制したと主張しました。判決は、スニードの供述のみに基づいており、グロシップが事件に関与した物的証拠は一切ありません。グロシップの弁護人たちはスニードがグロシップを巻き込んだのは、死刑判決を逃れて終身刑の判決を得るためだったと主張しています。世界的に著名な死刑廃止活動家であるシスター・ヘレン・プレジャンにオクラホマ・シティから中継で話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ジュリアン・アサンジ:スノーデン追跡中にモラレスの飛行機を間違って強制着陸させた原因は米国によるウィキリークス監視

    エボ・モラレスについての別の話で本日の放送を締めくくります。ウィキリークスの設立者ジュリアン・アサンジは、国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンが香港からロシア向けて発つのを助ける上で重要な役割を果たしました。スノーデンがロシアにたどり着くと、アサンジはスノーデンがラテンアメリカに向かう手助けをする方法を探ります。米国がスノーデンを追う間、ボリビアのエボ・モラレス大統領の飛行機が、スノーデンが同乗しているとの噂のためにオーストリアで着陸し14時間の待機を余儀なくされました。「ザ・インターセプト」(The Intercept)のジェレミー・スケイヒルは9月第2週、The WikiLeaks Files(『ザ・ウィキリークス・ファイルズ』)という本の出版のために、動画配信でアサンジにインタビューしました。アサンジは、スノーデンが避難所を得ることを助けたウィキリークスによる取り組みについて話しました。

    dailynews date: 
    2015/9/15(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 裸の王様作戦:米麻薬取締局のボリビアでの秘密おとり捜査 モラレス大統領懸念の米国による干渉を裏づけ

    米政府がボリビアのエボ・モラレス大統領を、「裸の王様作戦」(Operation Naked King)というコードネームの薬物おとり捜査の中で密かに標的にしていたとする衝撃的な新報告書を紹介します。9月15日の朝にハフィントン・ポストによって公表されたばかりのこの報告書は、麻薬取締局(DEA)の長年の秘密情報提供者カルロス・トロによって提出された裁判所記録を引用しています。これによって、DEAがモラレス政権を弱体化させようとしているというモラレスの以前からの疑いが裏付けられたようです。

    dailynews date: 
    2015/9/15(Tue)
    記事番号: 
    3
  • シアトルのストライキ5日目:教員たちがテストのやり方、人種的不平等、低賃金に抗議

    シアトルでは9月15日、30年ぶりの同市の教員ストが5日目に突入し、学校が引き続き休校になっています。「シアトル教育協会」(Seattle Education Association)によって代表される教員たちは、生徒が受ける共通テストの削減、授業の準備する時間を増やすこと、そして賃金アップを求めるストライキを続けることを全員一致で決めました。この膠着状態によって、約5万3000人が通う公立校の新学年度開始が遅れています。今回のストライキは、ワシントン州最高裁判所が9月初め、同州の新しいチャーター・スクール制度は違憲であると判決した後に行われています。

    dailynews date: 
    2015/9/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • フレディ・グレイの逮捕を撮影した男:警察を監視するカメラの力は「ほとんど実弾のよう」

    ボルチモア市長のステファニー・ローリングス=ブレイクは9月11日、同市の2016年の市長選に再出馬しない意向を発表しました。4月に逮捕され、警察の車で護送される間に死亡したアフリカ系米国人フレディ・グレイの殺人容疑で起訴された6人の警察官の裁判をめぐり緊張状態の同市を統治することに集中したいというのがその理由です。この決意は、この事件についていくつかの進展が見られた週の週末に発表されました。バリー・ウイリアムズ判事は9月10日、グレイの死で起訴された6人の警察官は別々の裁判を受ける予定になることを決定しました。ウィリアムズはさらに、弁護側による、免責、裁判のボルチモアからの持ち出し、検察官マリリン・モスビーの事件担当解任といった申し立てを却下しました。また、ボルチモア市は9月8日、グレイの遺族に640万ドルを支払う和解案で合意しました。この事件で、6人の警察官に不利な重要証拠の1つとなったのは、警察官がグレイを警察の車に引きずっていくときにグレイが明らかに苦痛で叫んでいる様子を写した映像でした。この映像を撮影したのは、フレディ・グレイが住んでいた低所得者向け公営住宅ギルモア・ホームズの住人ケビン・ムーアです。この事件を撮影した後で、「警察監視団」(WeCopwatch)のメンバーになったムーアから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • リチャード・グロシップ事件簿 オクラホマ州は無実の男性に死刑を執行するか

    オクラホマ州では、16日水曜に予定されているリチャード・グロシップの死刑執行が迫ってきています。弁護団は冤罪だとして、裁判の見直しを要求しています。グロシップの上司バリー・バン・トリースが殺されたのは1997年1月6日夜、グロシップがオクラホマ・シティにあるモーテル「ベスト・バジェット・イン」のマネージャーとして勤務していた時でした。実行犯が誰かはいっさい問題にされませんでした。モーテルの保守管理人ジャスティン・スニードが、上司の部屋に入り野球のバットで何度も殴打したことを認めたからです。しかしまもなくグロシップも、スニードを雇って殺人をさせたとして逮捕されました。この事件は、グロシップが金銭および仕事と引き換えに、スニードに殺人を依頼したとするスニードの供述のみに基づいています。グロシップの弁護士は、スニードが死刑から終身刑に減刑してもらうために、グロシップを巻き込んだと主張しています。スニードの娘もグロシップは無実だと思うと述べています。スニードの娘オライアン・ジャスティン・スニードはオクラホマ州恩赦仮釈放委員会に宛てた手紙の中で、父親には最初の証言を撤回する意思があったと記しました。この犯罪とグロシップを結びつける物的証拠はありません。グロシップは一貫して無実を主張しています。

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    2015/9/14(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 保守派のアボット豪首相、所属政党から解任される

    保守派で知られるオーストラリアのトニー・アボット首相は、与党自由党の党首選に敗れ、辞任に追い込まれました。気候変動関連法案の縮小や同性婚への反対、難民船の拒否などでアボット首相の支持率は最低を記録していました。新首相に決まったのはマルコム・ターンブル前通信相です。 『ニュー・レフト・レビュー』編集者で歴史家、活動家でもあるタリク・アリに聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/14(Mon)
    記事番号: 
    3

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