スペイン内戦に数千人の米国人が志願し参戦しましたが、フランコのファシスト政権側に味方した者もいました。中でも特筆すべきは米国石油大手テキサコ社の最高経営責任者(CEO)です。彼は米国の法律に反して、フランコ政権に割引した石油を掛売で供給しました。さらに、米国籍の船でのスペインへの石油輸送も行いましたが、これも米国の法律法に違反していました。注目すべきこの話題について、スペイン内戦についての広範な歴史書Spain in Our Hearts: Americans in the Spanish Civil War, 1936-1939(『心の中のスペイン――スペイン内戦に参加した米国人たち、1936~1939年』)を執筆したアダム・ホックシールドに話を聞きます。