デイリーニュース

  • 都市再開発高級化が招く死:変容するサンフランシスコで警察の弾雨で殺されたアレックス・ニエト

    2014 年3月にサンフランシスコ市警によって射殺された28歳のラティーノの男性、アレックス・ニエトの事件を検証します。殺人で起訴された警官たちは、ニエト が彼らに向けたスタンガンををピストルと誤解したと主張しました。警官のリチャード・シフ、ネイサン・チュー、ロジャー・モースと警部補のジェイソン・ ソーヤーは、ニエトにに向けて数十発を発砲しました。検視官によると、ニエトは少なくとも10発の弾を受けていました。陪審は3月、全員一致で、警察はニエトへの対応で過度な暴力を使わなかったとしました。ニエトの家族は2014年8月、不当行為致死の連邦民事訴訟を起こし、ニエトの行動は攻撃的なものではなく、武器を携行していたのは警備員としての彼の仕事のためであったと法廷で主張しました。ライター、コミュニティ活動家で、「アレックス・ニエトのための正義連合」 (Justice for Alex Nieto Coalition)の共同設立者であるエイドリアナ・カマレナと、作家のレベッカ・ソルニットから話を聞きます。ソルニットはガーディアン紙に Death by gentrification: the killing that shamed San Francisco(『都市再開発高級化が招く死:サンフランシスコを辱めた殺人』)というタイトルの記事を書きました。

    dailynews date: 
    2016/4/12(Tue)
    記事番号: 
    4
  • リー・ファン 「ダーク・マネーとスーパー代議員を務めるロビイストたちが2016年の大統領選を牛耳るかもしれない」

    「デ モクラシーの春」(Democracy Spring)と大統領選におけるダーク・マネー(黒い金)の影響について引き続き放送します。金と政治の関係に焦点を当てているザ・インターセプトの調 査ジャーナリスト、リー・ファンに話を聞きます。彼は、複数の民主党のスーパー代議員が現在、銀行、石油会社、外国政府、給料日ローン、その他の特別利益団体のためのロビイストとして活動していることを明らかにしています。接戦においては、こうしたスーパー代議員たちが民主党の候補者を決める可能性があります。

    dailynews date: 
    2016/4/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「デモクラシーの春」 米議会議事堂前での汚職と金権政治への抗議で、400人以上が逮捕

    4月11日、巨大資金の影響と企業によるロビー活動が蔓延する政治に抗議しておこなわれた米議会議事堂の階段での大規模な座り込みで、400人以上が逮捕されました。「デモクラシーの春」(Democracy Spring)という名の下で組織されたこの抗議行動は、4月第1週にフィラデルフィアからワシントンDCまでを行進した約140の団体の活動家たちを結集させました。4月第2週の1週間を通して、ワシントンDCでは市民的不服従の似たような活動が複数予定されています。「デモクラシーの春」のキャンペーン部長で、99Riseの共同設立者兼まとめ約のカイ・ニューカークから話を聞きます。彼は4月11日、議会議事堂での活動で逮捕されました。

    dailynews date: 
    2016/4/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 70年前の日系アメリカ人12万人の収容を振り返る 歴史は繰り返すか

    ジョン・ケリー国務長官はこのほど、米国が1945年に核兵器による攻撃を行った日本の広島を訪れました。この攻撃では14万人が殺され、大半は民間人でした。今日は、第2次世界大戦中に米国が日本との戦いをめぐって下したもう一つの決断に目を向けます。全米12万人の日系アメリカ人の収容所への収監です。米国で同じようなことが再び起こる可能性はあるのでしょうか。2016年大統領選では、全米のムスリムを管理するデータベースの作成や、ムスリム居住地域の警察によるパトロールなどを呼びかける共和党候補者たちの言動が目立っています。クルーズ候補のこうした提案に先立ち、共和党の最有力候補と言われるドナルド・トランプが昨年、もし自分が第2次大戦中に国のリーダーを務めていたとしたら、日系アメリカ人の収容に賛成したか反対したかはわからないとタイム誌で発言しています。

    dailynews date: 
    2016/4/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「黒人の命も大事」vsロサンゼルス市警 警察は活動家に不公平な狙い撃ちと監視を?

    ロサンゼルス検察は現在、陪審によって評決不能とされた「黒人の命も大切」運動の活動家6人の裁判をやり直すべきかの決定を進めています。この6人は2014年11月、ロサンゼルスのフリーウェイ101をバリケード封鎖したことで、軽犯罪に問われています。6人のこの行動は、その3カ月前に起きたマイケル・ブラウン殺害で問題となったミズーリ州ファーガソンの元警察官ダレン・ウィルソンが不起訴処分となったことを受けて、決行されました。活動家のローザ・クレメンテもこの件で裁判を受けましたが、無罪判決を勝ち取りました。検察の動きについて支援者らは、ロサンゼルスの「黒人の命も大切」活動家を標的とするロサンゼルス市警と市検察局の幅広い措置の一環だと述べています。ロサンゼルスのカリフォルニア州立大学の汎アフリカ学部門の教授で代表も務める、「黒人の命も大切」運動ロサンゼルス地区オルガナイザーのメリーナ・アブドゥラに話を聞きます。また「黒人の命も大切」運動ロサンゼルス地区の代表者の一人で、刑事訴訟の弁護と人権擁護を専門とする弁護士のナナ・ジャムフィもゲストに迎えます。ジャムフィは、訴追に直面する抗議者の多くが監視下に置かれ、ロサンゼルス市警と米司法省から関係者に通知が送られている実情について語ります。

    dailynews date: 
    2016/4/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「黒人の命も大事」活動家:ビル・クリントンは黒人を人間扱いしない「スーパープレデター」発言を擁護している

    「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)運動が米大統領選を揺るがしています。ヒラリー・クリントン候補の選挙戦で応援に立ったビル・クリントン元大統領はフィラデルフィアで7日、活動家らの抗議によって演説を妨害されました。活動家らは、クリントン夫妻が1994年の包括的犯罪防止法を支持し、米国での刑務所収監者の拡大を招いたと批判しました。またヒラリー・クリントン候補が1996年に、若者の一部を「スーパープレデター」(プレデターは「捕食者」の意で、犯罪を重ねる非行少年を指す)と呼んだことも問題となりました。ビル・クリントンはこれに対し、ヒラリー候補の「スーパープレデター」という語の使用を擁護、犯罪者の味方をするのかと活動家らを非難しました。ビル・クリントンのこの発言について、「黒人の命も大切」運動のロサンゼルス地区のオルガナイザーのメリーナ・アブドゥラに話を聞きます。「(ビル・クリントンは)この状況を作り出したシステムについての問題から巧みに私たちの目を逸らそうとします」とアブドゥラは指摘します。「彼らはまるで、犯罪に走ってしまう若者が人間ではないかのように振る舞うのです。『スーパープレデター』という語の使用は、私たちの子どもたちを人間扱いしないということです」

    dailynews date: 
    2016/4/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • エイミー・グッドマン I.F.ストーン殿堂入り デモクラシー・ナウ!20周年を記念して 

    4月6日、イサカ大学の独立メディア研究所パーク・センターが主催したイベントで、エイミー・グッドマンはI.F.ストーン殿堂入りを果たしました。パーク・センターの創設者ジェフ・コーエン所長は殿堂入りの式典で、次のようにグッドマンを讃えました。「ニューヨーク大学が『20世紀の米国ジャーナリズム業績トップ100』を選ぶためにジャーナリストや学者を召集した時、16位には有名な自費出版の個人ジャーナル『週刊I.F.ストーン』がランクインしていました。我々が今世紀を生きのびた暁には、21世紀の同リストの上位にデモクラシー・ナウ!が入ることは間違いありません」とコーエンは語ります。

    dailynews date: 
    2016/4/8(Fri)
    記事番号: 
    6
  • #Deported2Death(死の国外退去):オバマ大統領は亡命を求める85人のムスリムを国外退去に

    共和党大統領候補者のドナルド・トランプは、イスラム教徒の米国への入国を、難民や政治的亡命者を含めて全面禁止すると提案して、大きな反発と論争を引き起こしました。しかし、政治的理由で保護を求めるイスラム教徒を国外退去にするというのは、特に目新しいことではありません。オバマ政権は今週、祖国の抑圧や暴力を逃れて米国に亡命を求めていたバングラデシュ、インド、ネパール出身のイスラム教徒85名を、国外退去処分にしました。アリゾナ州にあるコレクションズ・コーポレイション・オブ・アメリカ(刑務所や収容所を運営する民間企業)のフローレンス矯正センターから、4月2日の夜に国外退去となった男性の中には、昨年、移民税関捜査局(ICE)による拘留に抗議し、営利目的の勾留施設からの釈放を要求して決行された一連のハンガーストライキに参加した者もいます。国外退去後のデモクラシー・ナウ!の問い合わせに対し、移民税関捜査局は、「先週末に飛行機に乗せられた人々は全て、移民裁判所で申し立てを主張する機会が与えられており、 退去の最終命令が出され、実施を妨げるような一時停止命令も出ていませんでした」と回答しました。ニューヨークに拠点を置く南アジア移民労働者と若者の組織、デシス・ライジング・アップ&ムービング(DRUM)代表のファハド・アハメドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/4/8(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 軍事歴史家がバーニー・サンダースに同意:ヒラリー・クリントンは頭の切り換えのできないタカ派

    民主党の大統領予備選挙で、バーニー・サンダース上院議員は、元国務長官ヒラリー・クリントンと中東政策をめぐり度々衝突してきました。ある討論会で、サンダース候補はクリントン候補が「政権のすげ変えという考え方に入れ込みすぎ」と非難しました。軍事歴史家のアンドリュー・ベースビッチの考えを聞きます。

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    2016/4/8(Fri)
    記事番号: 
    4
  • アンドリュー・ベースビッチ:米国の大中東圏戦争は決して勝てない

    米国が、中東で軍事的勝利を収めるのは不可能だと悟るのはいつのことでしょうか。軍事歴史家のアンドリュー・ベースビッチが最新の著作でこの疑問に答えています。「自国の運命を心配する一人の米国人として、40年目に突入した継続中の戦争について私自身の率直な評価を述べなければなりません。我々はまだ勝てず、勝つ見込みもない。ただの戦力拡大では、別の結果を生み出すことはできそうもない」と彼は記しています。

    dailynews date: 
    2016/4/8(Fri)
    記事番号: 
    3

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