ジェイコブ・ルー 米財務長官は、新20ドル紙幣の表に奴隷所有主だった元大統領アンドルー・ジャクソンの代わりにハリエット・タブマンの肖像を採用する意向を発表しました。50万人がジャクソンの代わりとしてタブマンに投票したことを踏まえた動きです。ですが、実際はジャクソンの肖像は完全に消えるわけではなく、20ドル紙幣の裏面に移動するだけです。ハリエット・タブマンの肖像を米国紙幣に使用する考えそのものに批判的な人も中にはいます。昨日再び急速に拡散された2015年発表のエッセイで、文筆家のフェミニスタ・ジョーンズは:「ハリエット・タブマンの顔を新20ドル紙幣に採用することで、その紙幣を女性がもっと使えるようになるのなら私は大賛成だったのですが、むしろこれは米国資本主義の土台への抵抗に根付いた彼女の遺産を歪曲するだけになるでしょう」と書いています。本日は、米ガーディアン紙のウィークリーコラムニストで、"To put Harriet Tubman on the $20 bill would be an insult to her legacy"(「ハリエット・タブマンを20ドル紙幣に使うのは彼女の遺産を侮辱することになる」)という見出しの記事を執筆したステーブン・スラッシャーに話を聞きます。