デイリーニュース

  • カリフォルニア大学デービス校 36日間の学生占拠を経て学長が休職に

    カリフォルニア大学のジャネット・ナポリターノ総長は今週、同大学デービス校のリンダ・カテヒ学長を、違反行為に関する調査が行われるあいだ休職処分にしました。調査される数々の違反行為の中には、2011年に抗議学生たちが大学常駐警察官の催涙スプレーを浴びせられた事件の後、インターネット上で起きた批判を削除するために少なくとも17万5000ドルを使う決定を下したこともあります。警官が座り込みをしている学生の顔に至近距離から催涙スプレーを浴びせた場面の動画がネットで拡散し、カリフォルニア大学は全国ニュースの見出しを飾りました。座り込みデモに参加した2人の学生、パリサ・エスファハニとカイラ・バークに話を聞いていました。

    dailynews date: 
    2016/4/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 前ギリシャ財務相バルファキス: 欧州の「ホットスポット」 難民登録センターは「強制収容所」だ

    前ギリシャ財務相のヤニス・バルファキスに、ヨーロッパの難民危機および「ホットスポット」と呼ばれる、ギリシャの難民登録センターについて話を聞きます。「酷い現実を隠すための新語作りやダブルスピークにかけては、ジョージ・オーウェルもヨーロッパとギリシャのことを誇りに思うでしょう。彼も顔負けです」とバルファキスは言います。「『ホットスポット』という単語は『強制収容所』と訳せばよいのです」ギリシャ政府は、戦争と飢饉を逃れてきた難民を抑留するよう圧力をかけられているとバルファキスは語り、その背景には「黄金の夜明け」党(Golden Dawn)のような右翼政党がヨーロッパで支持率を伸ばしていることがあると言います。

    dailynews date: 
    2016/4/28(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 「我が党は債権者にノーと言うために選挙で選ばれたのだ」 前ギリシャ財務相辞任の理由を語る

    国際通貨基金(IMF)は、ギリシャが財政目標を達成できない場合、更なる緊縮財政策を求めています。長い間激しい衝突を繰り返してきたギリシャと国際債権団の交渉は、ここに来て再度行き詰まりました。過去の交渉に最前列で活躍した前ギリシャ財務相、反緊縮財政の急左派連合党(Syriza)のヤニス・バルファキスに話を聞きます。新著And the Weak Suffer What They Must?: Europe’s Crisis and America’s Economic Future(『弱者の受難は避けられないのか? ヨーロッパの危機と、米国経済の将来』)の中でバルファキスは、いかに欧州中央銀行との戦いの指揮を取ったか、そしてギリシャ国民が断固として緊縮財政を拒否する意思を示した歴史的国民投票についても記しています。しかしこの「拒否」の投票結果が出た数日後、バルファキスは財務相を辞任しました。2015年7月の辞任発表の声明でバルファキスは「国民投票結果発表後間もなく、ユーロ圏財務相会合参加者の一部および各種「パートナー」は、私が……会議へ「参加しない」ことを望んでいると知らされました。合意に達するには、それもひとつの手かもしれないと首相も考えた。そのため私は本日、財務省を去ることにしました」と記しました。バルファキスが、辞任について詳しくかたります。

    dailynews date: 
    2016/4/28(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ヤニス・バルファキス: ギリシャへの救済措置はただの見せかけ 実体は独・仏銀行への支払い

    前ギリシャ財務相ヤニス・バルファキスへのインタビューを続けます。オバマ大統領は今週はじめ、ドイツのメルケル首相と会談しましたが、その後米国は、ギリシャへの広範囲な緊縮政策の継続を要求する声に加わりました。ギリシャと国際債権団は、ギリシャへの救済支援条件と、債権者側がどこまで緊縮を要求できるかを巡り再交渉を行っています。ドイツ政府は大多数の「ドイツ国民」がギリシャへの更なる経済支援に反対していると主張していますが、その主張に対するバルファキスの反応と、これまでの救済措置についての彼の主張を聞きます。「救済金はどこにいったのか? あの金はギリシャのためのものではなく、銀行のための金だったのです」とバルファキスは言います。「ギリシャ国民は、ドイツとフランスの銀行のために人類史上最大の借金をしたのです」。このローンの諸条件で「ギリシャの国民所得が3分の1減少することは確実だった。ですから、あの金額を返済するのは不可能なのです」とバルファキスは言います。ギリシャ経済が更に安定するまでは、追加資金の受け取りには反対だとバルファキスは語ります。

    dailynews date: 
    2016/4/28(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 前ギリシャ財務相:IMFの大規模な救済措置は「緊縮政策版ポンジー・スキーム」だ

    米政府はギリシャに対して、広範囲な緊縮財政政策の継続を求める声を後押ししていますが、本日は前ギリシャ財務相ヤニス・バルファキスに話を聞きます。今週始め、ギリシャと国際債権団との交渉は債権者側が求める追加緊縮策を巡り行き詰まりました。国際通貨基金(IMF)は、ギリシャが財政目標を達成できない場合、年金支給額の削減や所得税の免税廃止を要求しています。「年金支給額を削減することは改革ではありません。屠殺業と外科手術を同じとみなしているようなものです」とバルファキスは言います。彼は2015年、反緊縮政策を公約に掲げ与党となった急左派連合党(Syriza)初の財務相となりました。バルファキスは現在、新著And the Weak Suffer What They Must?: Europe’s Crisis and America’s Economic Future(『弱者の受難は避けられないのか? ヨーロッパ危機と、米国経済の将来』)のプロモーションで渡米しています。今年始めバルファキスは、「民主的ヨーロッパ運動2025(DiEM25)」という新たな全欧州レベルの包括的組織を発足しました。

    dailynews date: 
    2016/4/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー: サンダース支持の若者たちは「米国を変える力を秘めた集団」

    世界的に著名な政治的反体制派で言語学者、著者、教授のノーム・チョムスキーは、4月26日ブルックリン公立図書館で行われたイベントで、バーニー・サンダースの大統領選での戦いについて質問され、次のように答えました。「サンダース議員は急進的で極端だと言われていますが、これはおかしな評価です。なぜなら彼は、ニューディール政策支持の民主党主流派だからです」。また「サンダース氏が主張する政策は、『ニューディール政策を受け入れない者は、米国の政治システムにそぐわない』と発言したアイゼンハワー大統領なら驚きはしなかったでしょう。それが今では急進的と呼ばれるのです」とも言います。チョムスキーは、「(サンダースは)大勢の若者たちの心を動かしました。若者たちは『もう黙認しないぞ』と言っているのです。彼らが今後、組織化され集結する集団となれば、米国を変える可能性がある。今回の選挙では出来なくとも、長期的にはそうできるかもしれないのです」と結びました。

    dailynews date: 
    2016/4/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 6 月 7 日開催の予備選を前に ニューメキシコの政治家達が討論:誰になぜ投票するか

    6 月に大統領選予備選が行われるニューメキシコ州に来ています。4 人のゲストによる 2016 年大統領選に関する討論を続けます。現在選挙戦に生き残っている 5 人の候補者の主要な見解はなにか、さらに 11 月の大統領選で無党派有権者がどんな役割を果たすことになるか、論じます。ゲストは、ニューメキシコ州議会の2人の上院議員ジェリー・オルティス・イ・ピーノ(民主党)とスー・ウィルソン・ベフォート(共和党)、前ニューメキシコ州副知事のダイアン・デニッシュ、そして前ニューメキシコ州知事で 2016 年大統領選でリバタリアン党候補のギャリー・ジョンソンです。

    dailynews date: 
    2016/4/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 元共和党員の前ニューメキシコ州知事が リバタリアン党に入党して大統領選に出馬したのは何故?

    ニューメキシコ州アルバカーキに来ています。同州の共和党知事を 2 期務めたギャリー・ジョンソンが、なぜ現在、リバタリアン党から大統領選に出馬しているのか、聞きます。今年の選挙で、全米 50 州でただ一人の第三政党候補者になる可能性もあります。ジョンソンは、 2012 年の大統領選でもリバタリアン党の指名候補でしたが、同年の大統領選討論会から排除されました。現在、大統領選討論会委員会に対して訴訟を起こしています。ジョンソンは自らの綱領を述べ、「他人に悪い影響を及ぼさない限り、人はそれぞれの人生でさまざまな選択肢をもてるべきだ」と語ります。また、中絶の権利を擁護し、多数の生命を奪い「予期せぬ結果」をもたらす軍事介入と無人機攻撃を批判します。

    dailynews date: 
    2016/4/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 煽情的なヘイト発言と移民攻撃で共和党の「指名確実候補」になったトランプ

    26日はドナルド・トランプとヒラリー・クリントンにとって、またもや至福の夜になりました。共和党大統領予備選ではトランプがペンシルバニア、メリーランド、コネチカット、ロードアイランド、デラウェアの 5 州全てで勝利しました。各州での得票率は、最低でも 54 パーセントに達し、代議員数の大半を獲得しました。ジョン・ケーシックが 4 州で 2 位につき、テッド・クルーズは残り 1 州で 2 位になりました。民主党予備選では、ヒラリー・クリントンがペンシルバニア、メリーランド、デラウェア、コネチカットでバーニー・サンダースに勝ち、サンダースはロードアイランドで勝利しました。本日はニューメキシコで 4 人のゲストが、「指名確実候補」と豪語するにいたっているトランプの勢いについて論じます。共和党員でニューメキシコ州議会上院議員のスー・ウィルソン・ベフォートは、どの大統領候補を支援するか表明していませんが、「メキシコから銃が流入している」と語り、「抜け穴だらけ」の国境に関するトランプの懸念に共感しています。前ニューメキシコ州副知事のダイアン・デニッシュは「そんなのは口からでまかせだ」と反論します。デニッシュは大統領候補としてクリントンを推しており、「ニューメキシコは、2年後の米国像。ニューメキシコ州ではマイノリティが過半数を占めています。

    dailynews date: 
    2016/4/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 世界最悪の核災害チェルノブイリから30年 米国の活動家たちが現在進行するリスクを警告

    ロスアラモス国立研究所の本拠地で、核時代の発祥の地であるニューメキシコ州から放送しています。第二次大戦で使用された原子爆弾はこの場所で設計・開発されました。現在もここは、米国が所有するすべての核兵器を設計する2つの研究施設のうちの1つです。本日4月26日は、今でも史上最悪の核災害といわれる、旧ソビエト連邦のウクライナで起こったチェルノブイリ原子力発電所事故から30周年に当たります。この事故で大量の放射性降下物がロシア、ベラルーシ、ヨーロッパの広範囲に降下しました。チェルノブイリ周辺に住む5万人の住民は退避させられ、この地方の広大な地域が居住不可能になりました。このチェルノブイリ原発事故と、日本で5年前の2011年3月に起こった福島第一原子力発電所事故が遺したものは、特にこの米国南西部と西部の住民にとっては他人事ではありません。もう1つの研究施設はカリフォルニア州のローレンス・リバモア国立研究所の中にあります。番組では最近、リバモア市の住民で、市民団体トライバレー・ケアーズ(Tri-Valley CAREs:放射能環境に反対するコミュニティ)の代表を務めるマリリア・ケリーにインタビューしました。

    dailynews date: 
    2016/4/26(Tue)
    記事番号: 
    3

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