デイリーニュース

  • チョムスキー:クリントンがBDS運動を恐れる理由 イスラエルの攻撃を長年にわたって支援する米国に打撃になる

    世界的に知られた政治的反体制者のノーム・チョムスキーが、「ボイコット・投資撤退・制裁」(BDS)運動およびイスラエルに関して民主党大統領候補たちがどういう立場を取っているかを語ります。「ボイコットと制裁は、戦術として適切に用いられるなら非常に有意義だと言えます。そうした例はしばしばあります」とチョムスキーは言います。「ヒラリー・クリントンがこの戦術を恐れる理由は簡単です。夫のビル・クリントン並びにオバマに至るクリントンの後継者たちが取ってきた、イスラエルの暴力と侵略を支援する政策を揺るがしかねないからです」

    dailynews date: 
    2016/5/16(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チョムスキーが見るトランプ 気候変動否定は「種の破壊」への道

    世界的に知られた政治的反体制者のノーム・チョムスキーが、共和党大統領候補として指名を確実視されているトランプ候補について、その気候変動否定や軍拡路線に焦点を当てて語ります。「トランプが言っているのは、『地球温暖化の問題をできるだけ危険で切迫したものにしてやろう。種の破壊への道を進もう。俺たちがほかの人々すべてを破壊しているように。軍拡をどんどんエスカレートさせてやろう。同時に富裕層への大型減税によって財源を思いっきり減らしてやろう』ということです」とチョムスキーは語ります。「これを見れば、私たちが人類の歴史において驚くべき瞬間に立ち会っていることがわかります」

    dailynews date: 
    2016/5/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • チョムスキー:気候変動と核拡散は人類史上最大の脅威

    ニューヨーク・タイムズ紙は、オバマ大統領がほとんど知られていない重要な節目を超えたと報じました。ジョージ・W・ブッシュ、フランクリン・D・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーンを上回る、米国史上最も長く戦争を行っている大統領となったのです。オバマ大統領はこれまで、少なくとも7カ国で軍事行動を行ってきました。イラク、アフガニスタン、リビア、シリア、パキスタン、イエメン、ソマリアです。4月には、特殊作戦部隊250人のシリア派兵を宣言し、米国のシリアでの正式な派兵規模を2倍近くに伸ばしました。世界に戦争が広まる中、昨年は、6000万人という記録的な数の人々が家を追われました。専門家は、地球温暖化の影響で難民危機がさらに悪化する可能性もあると警告します。またNASAが先週末に公表したデータによると、2016年はこのまま行くと、過去最高だった2015年を大きく上回り、これまでで最も気温の高い年となる見通しです。また米国やロシア、中国は小型核兵器の軍備競争に進みつつあり、新たな核軍拡がひっそりと始まっていると多くの人が危惧しています。このような複合的危機が、米国の投票者が新大統領を選ぼうとしている年に起きているのです。世界屈指の知識人の一人、ノーム・チョムスキーに話を聞きます。マサチューセッツ工科大学の名誉教授であるチョムスキーは、同大学でこれまで50年以上にわたって教えて来ました。

    dailynews date: 
    2016/5/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アラバマ州刑務所ストライキ組織者が獄中から語る:これは生きるための闘争だ 

    アラバマ州の囚人による10日間のストライキ後の近況を刑務所の中からお届けします。囚人たちが抗議しているのは超過密で劣悪な生活環境に加え、奴隷制度と「刑事罰を除く」苦役を禁止している(つまり無報酬の囚人による強制労働に合法性を与えている)アメリカ合衆国憲法修正第13条です。「このストライキは、大量投獄に抗議するための手段です。刑務所システムは、経済システムである奴隷制度の延長線上にあると我々は考えています」と、ホルマン矯正施設の独居房から電話を通じてキネティック・ジャスティスが語ります。彼はフリー・アラバマ・ムーブメントの共同設立者で、ストライキを組織した1人です。最初は裁判所や国会議員を通して嘆願をしようとしたが、失敗に終わったと話し、「我々が投獄されているのは、刑務所システムによって生み出される労働力と収益がめあてだと考えています。なので、我々は私たちの労働力を組織し、アラバマ州刑務所システムの改革をもたらす手段と方法として使いしました」と話します。

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    2016/5/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • シリア戦火の中 2011年の蜂起の革命的精神を保つため活動する人々

    5年間のシリア紛争で死者数が50万人に達したと報じられる中、現地の人々はどのように戦火を生き延び、組織しているのか、どうやって2011年の革命精神を持ち続けているのかを見ていきます。シリアの草の根運動を研究するシリア人学者ヤッサー・ムニフに、現在のメディア活動家、ジャーナリスト、医療スタッフ、救急隊員などの活動について聞きます。「彼らは自分たちの活動を人道支援や救援活動とは思っていません。革命の根幹だと思っているのです。革命はまだ息づいています。わずかかもしれませんが、もし停戦となれば・・・勢いを取り戻すかもしれません。今は目に見えず、考えもつかないことかもしれませんが」とムニフは話します。ムニフは「シリア革命との世界的な団結の運動」(the Campaign for Global Solidarity with the Syrian Revolution)の共同設立者です。

    dailynews date: 
    2016/5/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ブラジル:ルセフ大統領の職権停止で暫定大統領が全員白人男性の保守内閣を組閣

    ブラジル上院議会は12日、ジルマ・ルセフ大統領に対し、予算不足隠ぺいのため不正会計操作を行った疑いで、職務の一時停止と弾劾手続きの開始を採決しました。これを受け、副大統領のミシェル・テメルが暫定大統領に就任しました。ルセフ大統領は、この動きをクーデターと呼んでいます。テメルは、野党ブラジル民主運動党(PMDB)の党員で、国有石油会社ペトロブラスに関連するブラジルの大規模汚職疑惑に関与していました。テメルは12日、全員白人男性の後継内閣で宣誓を行いました。女性が入閣しない内閣は、1979年以来初めてです。反ルセフ運動におけるアメリカの役割とテメル後継内閣の閣僚の経歴について、『インターセプト』の調査員兼リポーターのアンドリュー・フィッシュマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 世界中の独裁者を訴える:人権法を改革してきたマイケル・ラトナーの功績を振り返る

    マイケル・ラトナーは60年代から活動家として人権保護に取り組んできました。1968年、コロンビア大学での学生ストライキの時、ラトナーは同大学のロースクールの学生でした。1971年に「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の一員となったラトナーが、初めて担当した裁判は、ニューヨーク州北部にあるアッティカ刑務所暴動で死傷した囚人のための訴訟でした。ラトナーはラテンアメリカおよびカリブ海地方にも深く関わり、キューバ、ハイチ、ニカラグア、グアテマラ、プエルトリコ他における米国の政策に異議を申し立ててきました。1981年ラトナーは、戦争権限法にのっとるエルサルバドルでの軍の出動に異議を唱える初の裁判を起し、米国が支援したニカラグアの反政府勢力「コントラ」の兵士がレイプ、殺害、そして拷問したニカラグア人被害者の代理人として米国当局者を訴えました。1991年ラトナーは、議会の承認なく対イラク戦争を実行したとして初代ブッシュ大統領の大統領権限に疑問を呈し、「憲法上の権利センター」による訴訟の指揮を取りました。それから10年後、2代目ブッシュ大統領を率先して批判したラトナーは、グアンタナモ基地、拷問、米国内の監視活動、そして2003年のイラク侵攻に関する裁判の支援をしました。

    dailynews date: 
    2016/5/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ジュリアン・アサンジ: マイケル・ラトナーはグアテマラからパレスチナまで「正義のために活動してきた」

    5月10日、人権弁護士の草分け的存在であるマイケル・ラトナーが72歳で亡くなりました。近年ラトナーは、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジの主任弁護人を務め、チェルシー・マニング、エドワード・スノーデンを含む内部告発者に対する米政府による弾圧を積極的に批判してきました。4年前の亡命以来、ロンドンのエクアドル大使館での滞在を余儀なくされているより、アサンジにコメントを求めました。

    dailynews date: 
    2016/5/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • マイケル・ラトナー追悼 アッティカ刑務所暴動からグアンタナモ収容所まで 正義のために戦う弁護士の草分け

    人権弁護士の先駆者マイケル・ラトナーが72歳で亡くなりました。40年以上に渡り、世界各国の人権侵害被害者を弁護し、調査を行い、代弁したラアトナーは、長年「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)代表も務めました。2002年、同センターは、グアンタナモ基地での囚人の無期限勾留に関連して、ジョージ・W・ブッシュ政権を相手取る最初の訴訟を起こしました。米最高裁は最終的に2008年、同センターの訴えを認め、グアンタナモの囚人から人身保護令状請求権を奪う法律を廃止する判決を出しました。ラトナーは90年代、ハイチ難民収容所としてグアンタナモを使用した初代ブッシュ政権と争って以来、同基地問題に関わってきました。本日は、まず2007年パフィン/ネイション創造的市民賞を受賞した際のラトナーのスピーチを紹介します。

    dailynews date: 
    2016/5/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 拷問 殺害 自殺への追い込み:内部告発者が暴露するフロリダ刑務所における精神障害者への虐待

    ニューヨーカー誌の最新号に衝撃的な曝露記事が掲載されました。記事は、フロリダ州デード刑務所の刑務官たちが精神障害のある囚人を殴打し、やけどしそうに熱いシャワーを浴びせ、食事を与えないなどの扱いをしていることを暴露しています。ジャーナリストのエヤル・プレスによると、刑務官たちは、精神保健担当者も含めた刑務所職員が報復を恐れて声をあげないことが多いのをいいことに、処罰などなきがごとしの行為を行っています。米国の刑務所は主要な精神障害者用施設になっているというのです。フロリダ州ではこの傾向が特に顕著で、この州が一人当たりに費やす精神保健費用は、アイダホ州に次ぐ低さです。エヤル・プレスと彼の情報源の一人で精神療法士のジョージ・マリンクロットから話を聞きます。マリンクロットは 2011 年にデード刑務所の移行期治療ユニットで起きた自分の患者への虐待を報告したことで解雇されました。

    dailynews date: 
    2016/5/11(Wed)
    記事番号: 
    3

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