リビアでは民主化を求める抗議デモが1週間にわたって続き、死者は300人以上に上っていますが、抗議デモ参加者たちは42年間に及んだムアマル・カダフィ体制の終わりを要求し続けています。カダフィ大佐の息子の一人、セイフ・イスラム・カダフィは20日、国営テレビで国民に向けて演説し、抗議デモが終わらなければ内戦になるだろうと警告を発しました。さらに詳しい話を、リビア出身の名高い詩人であり研究者でもあるハレド・マタワに聞きました。「仮にカダフィが生き残ったとしても、体制は終わりを迎えるでしょう。リビア国民は『新しい憲法を持とう。新たな国旗も持つかもしれない。しかし君(=セイフ・イスラム)や君の父親、それに君の計画全部がもう必要がないんだ。出て行ってくれ』と語り合っています」と、ハレド・マタワは話しました。