デイリーニュース

  • ヒューマンライツ・ウォッチの報告:ムバラク政権の弾圧による死者は300人 大量拘束と虐待の恐れも

    ヒューマンライツ・ウォッチ(HRW)は、1月に始まった民衆デモ対し武力反撃に出たムバラク大統領派の襲撃によって、少なくとも302人の死亡を確認したと述べました。その内カイロでの死者は少なくとも232人、アレクサンドリアで52人、スエズで18人となっています。実際の死者数はさらに増えるだろうとHRWは警告しています。デモ開始以来、現地で調査に当たってきたHRW調査員ヘバ・モライェフに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/2/9(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「我々は自らの血で歴史を書き変えているのだ」エジプト人医師が語るムバラク辞任まで抗議が続く理由

    デモクラシー・ナウ!のシニア・プロデューサー、シャリフ・アブドゥル=クドゥースが先週末、タハリール広場でアリ・エル=マシャードという名のエジプト人の医師にインタビューしました。デモ参加中、頭部出血を伴うケガを負った様子をマシャードが語ります。「私たちは自らの血で歴史を書き変えているのだ」、ムバラクが辞職するまで抗議は止めない、と彼は言います。

    dailynews date: 
    2011/2/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 記録的規模に達したエジプト民衆蜂起、タハリール広場から議会や内閣庁舎に拡大 労組は全土でゼネストへ

    数十万人の群衆がカイロのタハリール広場を埋めつくし、過去最大規模となった8日の抗議デモから一夜明けたエジプトでは、民主化を求める民衆蜂起が新たな勢いを見せています。9日、デモ参加者らの集会のため内閣府の建物では立ち退きを余儀なくされ、エジプト国会議事堂前ではテントも設営されています。労働組合はエジプト全土で新たなストライキを開始、1万人の労働者が参加していると推計されます。デモクラシー・ナウ!のシニア・プロデューサー、シャリフ・アブドゥル=クドゥースが議会周辺のデモ参加者にインタビューしました。

    dailynews date: 
    2011/2/9(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 拘留されたアルジャジーラの記者「(軍は)我々の多くを戦争捕虜として見た。我々の手はケーブルで後ろ手に縛られ、目隠しもされた」

    アルジャジーラ英語放送のカイロ市局長エイマン・モヘルディーンは、エジプト警察によって拘束され、7時間拘留されました。刑務所の中でモヘルディーンは凶暴な警察の虐待を目撃しました。「我々は軍人が拘留者たちを平手打ちするのを見ました。彼らが拘留者たちを蹴飛ばすのも見ましたし、殴るのも見ました」。モヘルディーンは言います。「私が観察していた兵士の一人は小さなスタンガンを携帯していました」。彼はさらに、ムバラク政権がいかにアルジャジーラを黙らせようとてしているかについて話します。ジャーナリストが逮捕されて脅され、事務所が放火されて衛星システムが切断されているにもかかわらず、民衆蜂起についてのアルジャジーラの報道は、他のメディアの追随を許さず、エジプト人に真実を伝えることにおいてエジプトの親ムバラク派のテレビ局と闘っています。「アルジャジーラのアラビア語放送とアルジャジーラ英語放送は、非常に重要なことを提供していると思います。二つの放送は、世界中の視聴者に対し、西洋と外国のメディアの多くが見逃しがちな社会的文脈を伝えているのです。」尋問のために治安部隊によって2月6日に拘束されたモヘルディーンは言います。「もっと重要なのは、この二つの放送が視聴者に対し、メディアが次第に少なくなる中で把握することが困難になりつつある、この国からの映像を伝えているということです。

    dailynews date: 
    2011/2/8(Tue)
    記事番号: 
    5
  • メッセンジャーへの銃撃:カイロ抗議を報道中にエジプト人ジャーナリストが狙撃兵によって射殺

    カイロで2月7日、エジプト蜂起中に殺害された唯一のジャーナリストへの表敬式が行われました。アフムド・モハメド・ムハマドは、エジプトの国有新聞アル・タアウン紙の記者でした。彼は1月28日、機動隊が抗議者らに催涙ガス弾を発砲したところを、携帯電話で撮影しようとしているときに銃撃を受けました。彼は1週間入院しましたが2月4日に死亡しました。2月7日、ジャーナリスト、家族、友人らは、ジャナーリスト・シンジケートからタハリール広場まで空の棺を抱えて行進し、カイロで象徴的な葬儀を行いました。ムハマドの未亡人にインタビューを行ったカイロから戻ったばかりのアルジャジーラ英語放送プロデューサーで作家のライラ・アル=アリアンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/2/8(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「街頭にいる人々こそが英雄」:グーグル幹部でフェースブック活動家のワエル・ゴニムが語るエジプト刑務所からの12日ぶりの解放

    カイロの街頭で拉致されてから12日後の2月7日、ワエル・ゴニムは秘密の身柄拘束から解放されました。彼はエジプトの前代未聞の民主化要求蜂起を組織する鍵となったフェースブックのページを運営したことで、民主化要求運動によって英雄として迎えられています。解放後初のインタビューで、ゴニムはエジプトのテレビ局に次のように語りました。「私はインターネットで作業することで自分の命を危険にさらしたわけではありません。街頭にいる人々こそが英雄です。この革命はインターネットの若者たちのものです。」★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/2/8(Tue)
    記事番号: 
    3
  • エジプト蜂起の火付け役となったアスマ・マフフーズとユーチューブのビデオ

    26歳のエジプト人活動家、アスマ・マフフーズは2011年1月18日、1月25日にタハリール広場に集まって、ホスニ・ムバラクの“腐敗した政府”に抗議するよう人々に求めるビデオをインターネット上に投稿しました。彼女の感動的な呼びかけは、最終的にエジプトの蜂起を奮い立たせることに一役買いました。「女性である私は、タハリール広場に行き、一人で立ちます。そして私は横断幕を掲げます。たぶん人々はいくらかの敬意を表してくれるでしょう。」マフフーズは続けます。「これ以上安全でいられるとは思わないでください。私たちの誰も安全ではありません。私たちと一緒に広場へ行き、あなたの権利、私の権利、あなたの家族の権利を主張してください。私は1月25日に広場に行き、腐敗と現政権に対してノーと言います。」★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/2/8(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「人々はムバラクが退陣するまで残る決心をしている」:デモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブドゥル・クドゥースがエジプトの民主化要求運動15日目をカイロから報告

    エジプトの民主化要求運動は3週目に入り、参加者はタハリール広場で新たな大規模抗議行動を展開しています。エジプト大統領ホスニ・ムバラクが辞任を拒否している一方、ドイツのデア・スピーゲル誌は、大統領がエジプトを出国し、“長期の健康診断”のためにドイツを訪問する準備が進められている可能性があると報じています。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、過去2週間にわたる抗議活動で、エジプト政府が認めているよりもはるかに多い297人が死亡したと伝えています。

    dailynews date: 
    2011/2/8(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジャーナリストが標的にされた組織的メディア弾圧、エジプトからの報告

    エジプトの抗議運動に関する報道は困難なだけでなく、国内外の多くのジャーナリストにとって危険でもあります。メディアに携わる人々に対して、電話線の切断、繰り返される拘束、嫌がらせ、機材の没収、脅迫などが行われています。ジャーナリストの死亡も前週、報じられました。デモクラシー・ナウ!シニア・プロデューサー、シャリフ・アブドゥル・クドゥースが、カイロのタハリール広場で取材を行なっているジャーナリストらに話を聞きました。また活動家らにより設置されたメディアテントに足を運び、路上でデモに参加する人々からの話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/2/7(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「帝国の仲介者」:オバマ政権のエジプト特使フランク・ウィズナーがムバラク政権存続を支持

    エジプトの現在の状況に対する米国政府の反応は、依然として曖昧なままです。前週末、「特使」として国内からエジプトに派遣したフランク・ウィズナー元駐エジプト米大使がムバラク大統領支持を表明した事に関して、オバマ政権は距離を置きました。英ジャーナリストのロバート・フィスクは、「エジプト軍と経済開発庁への助言を行い、ムバラク政権のために欧米で訴訟や仲裁に携わったこと」を公言する国際法律事務所パットン・ボグスでのウィズナーの仕事について報告し、利益相反の可能性があることを指摘しました。トリニティ・カレッジのビジェイ・プラシャド教授が番組に出演しました。同教授は米国務省時代のウィズナーについて、そしてウィズナーのムバラク大統領との親密な関係についての文章を発表しています。

    dailynews date: 
    2011/2/7(Mon)
    記事番号: 
    2

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