デイリーニュース

  • 「全く新しい方法で米国の人種差別を明らかにした」:COVID-19で死亡する黒人の割合が不均衡に多い

    家庭医療医で伝染病学者でもあるカマラ・フィリス・ジョーンズ医師に、米国でのコロナウイルスによる犠牲者が、人口比率と比較すると不均衡に多いことについて話を聞きます。全米で黒人の犠牲者が壊滅的に多いのは、人種的不平等の結果です。米国では、黒人が慢性的健康問題を抱えている可能性が高く、医療保険に加入できる確率が低いのです。そして彼らはパンデミックの最中でも働かざるを得ない労働者のかなりの割合を占めています。ジョーンズは、米国公衆衛生学会元会長です。先日、ニューズウィーク誌に寄稿した記事のタイトルは ”Coronavirus Disease Discriminates. Our Health Care Doesn’t Have To”(「コロナウイルスは差別する だが医療制度がそうである必要はない」)です。

    dailynews date: 
    2020/4/9(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ノーム・チョムスキー:バーニー・サンダースの選挙運動は失敗ではない 数百万人を奮い立たせ 米国での政治の方向性を変えた

    世界的に著名な政治的反体制派で言語学者、作家のノーム・チョムスキーは、最新のインタビューで、バーニー・サンダースの大統領選運動の意義について語りました。チョムスキーはこれを「驚くべき成功」と呼び、米国での「討論と議論の話題の方向性を完全に変えた」と言います。

    dailynews date: 
    2020/4/9(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ナオミ・クライン:トランプが「コロナウイルス資本主義」を推し進める中 サンダースは新自由主義による「呪文を解いた」

    ジャーナリストで活動家のナオミ・クラインに、2020年民主党の大統領候補指名に向けた選挙戦から撤退したバーニー・サンダースの歴史的な戦いについて話しを聞きます。また、トランプ大統領のパンデミックへの対応である「コロナウイルス資本主義」についても話を聞きます。サンダースは「窓を開いて米国で政治的に何ができるかを示してくれました」と「ジ・インターセプト」上級記者でラトガース大学教授、長年のサンダース支持者でもあるクラインは言います。

    dailynews date: 
    2020/4/9(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 選挙戦から撤退しても運動は続く:サンダース2020年大統領選から撤退も候補者名簿に名前を残す

    バーニー・サンダース上院議員は、2020年の民主党大統領指名争いに向けた選挙運動から撤退する考えを表明しました。これでジョー・バイデン元副大統領が民主党の大統領選指名候補になることが決定し、11月にドナルド・トランプと闘うことになります。サンダースは残る州の予備選では候補者名簿に名前を残し、引き続き代議員を集めます。4月8日に支持者に向けライブ配信されたサンダースのスピーチのハイライトを放送します。「我々はともに、目指すべき国の形についてアメリカ人の意識を変えました。そして、我が国が経済的正義、社会的正義、人種的正義、環境正義のための終わりなき闘いへ大きな一歩を踏み出すよう導いたのです」とサンダースは語りました。

    dailynews date: 
    2020/4/9(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「人々が路上で死んでいく」:エクアドルは新型ウィルスの感染者急増 対処に苦闘

    新型コロナウイルスのパンデミックによりエクアドルの医療資源は底をつきそうになっています。少なくとも220人が死亡し、4,000人以上が感染しています。エクアドルの新型コロナウィルス感染数は、中南米で上位3位にはいってます。最近では、プラスチックの防水シートに包まれた遺体がグアヤキルの街の路上に放置され、家族が必死に愛する人を埋葬しようとする映像が、エクアドル全国と世界に衝撃を与えました。グアヤキルはエクアドルで最も人口の多い都市であり、国内でのコロナウイルス・パンデミックの中心地です。テレスール(多国籍テレビ局TeleSUR)のエクアドル特派員であるデニス・エレーラに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/8(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アルバートウッド・フォックス:新型コロナウィルスは、独房監禁で囚人が直面することを人々に知らせる「小さな窓」だ

    (新型コロナウイルスの流行で)世界中で膨大な数の人々が屋内避難しているなか、米国の囚人として史上最長の独房監禁を経験した、アルバート・ウッドフォックスに話を聞きます。ウッドフォックスは、ロバート・キング、ハーマン・ウォラスとともに、「アンゴラ・スリー」の1人で、「アンゴラ」という名で知られるルイジアナ州立刑務所の独房で約44年間近くを過ごしました。彼は刑務所の看守を殺害したとして有罪判決を受けましたが、一貫して無実を主張しています。彼は「アンゴラ」内で最初のブラックパンサー支部を共同で設立したメンバーのひとりだったため、目をつけられたと言います。2016年に釈放され、現在73歳です。彼の回想録は、Solitary: Unbroken by Four Decades in Solitary Confinement, My Story of Transformation and Hope(『独房:40年の独房監禁にも屈しない私の変化と希望の物語』)です。ウッドフォックスは、全国各地での講演で、人々からよく独房監禁とはどんなものかを話してほしいと求められると言います。

    dailynews date: 
    2020/4/8(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「格差という組織的問題」:ルイジアナ州では、新型コロナウィルスの死者の70%が黒人

    ルイジアナ州は、米国で新型コロナウイルスの最悪の感染拡大に直面しています。新しいデータによると、黒人は同州の人口の32%でしかないにも関わらず、州全体のコロナウイルスによる死者の70%を占めています。ルイジアナ州はまた、人口に対する刑務所への入所者数の割合が国内で最も高く、拘置所や刑務所にいる人々の65%以上が黒人です。少なくとも28人が感染しており、22人の刑務官が陽性反応を示しています。州の矯正当局は、感染した囚人を、「アンゴラ」という名で知られる米国最大の重警備刑務所、「ルイジアナ州刑務所」に送り込んでいます。患者が入れられている「キャンプJ」は、同刑務所の中で、囚人への非人道的な扱いのため2018年に閉鎖された場所です。米国自由人権協会(ACLU) ルイジアナ支部は、州各地からの新型コロナウィルス(COVID-19)患者のアンゴラ刑務所への移送停止を求めて訴訟をおこしましたが、裁判官は、4月2日に要求を却下しました。ACLUルイジアナ支部の事務局長であるアラナ・オドムス・ハバートと、アンゴラ刑務所に44年間収容され、米国の囚人として史上最長の独房監禁を経験した、アルバート・ウッドフォックスに話を聞きます。彼の回想録は、Solitary: Unbroken by Four Decades in Solitary Confinement.

    dailynews date: 
    2020/4/8(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ウィスコンシンの選挙についてジャーナリストが語る:共和党は権力を手放すまいとして人々を死に至らせている

    数ブロックにわたってのびる行列、数時間もの待機、そして防護服を着た投票所の職員。 コロナウイルスのパンデミックの最中、7日、勇敢にも投票に出向いたウィスコンシンの有権者が遭遇した場面です。投票所に出向いての投票がもたらす公衆衛生と安全へのリスクに対する抗議が高まっているにも関わらず、6日に州最高裁判所は、民主党のトニー・エバーズ知事が出した、選挙を6月まで延期するという決定を阻止しました。ウィスコンシン州では少なくとも92人が新型コロナウィルス(COVID-19)に感染して死亡しています。ウィスコンシンで最も多様性が高い都市ミルウォーキーでは、投票所の数が180ヶ所から5つにまで減らされました。長年のジャーナリストであり、ニューヨークタイムズ編集委員会のメンバーでもあるジェシー・ウェグマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/8(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 不平等がもたらす死:アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが語るパンデミックの震源地中の震源地である黒人とラテン系コミュニティ

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者がアフリカ系米国人と移民コミュニティで急増していますが、ニューヨーク市の感染者のほぼ3分の1は、クイーンズ地区から出ています。クイーンズ地区は世界でも最も多様性の高い場所の一つですが、被害の最も大きな界隈の住民の多くは在留資格のない移民と労働者階級です。新型コロナウイルスの震源地中の震源地である町から選出された連邦下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテスに、トランプ政権のパンデミックへ対応がいかに、「無能がもたらす死」、「科学否定がもたらす死」「不平等がもたらす死」の原因になっているかについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/7(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アマゾン社が「このパンデミックから利益を得ている」一方で倉庫の作業員が安全な労働環境を求めてスト

    アマゾン社がストライキを主導した従業員の一人を解雇してから1週間しか経っていませんが、スタテン島の同じ倉庫の従業員たちが4月6日、危険な職場環境に抗議、パンデミックでオンライン注文が急増するなかで再びストを行いました。このストライキを組織することを助けた「NYよ、道をひらけ」(Make the Road New York)のまとめ役のリーダーであるアンヘレス・ソリスから最新情報を聞きます。ソリスは、この団体のニューヨーク市の「アマゾン社を超えて」(Beyond Amazon)連合の推進を支援しています。もしアマゾン社が従業員を守るためにさらなる手段を講じないのであれば、「彼らはこのパンデミックから利益を得ているだけでなく、長期化させることを助けていることになる」とソリスは言います。移民と低所得層コミュニティの間で組織されている救済組合と「NYよ、道をひらけ」の「新型コロナウイルス感染症緊急対応基金」(COVID-19 Emergency Response Fund)についても話します。

    dailynews date: 
    2020/4/7(Tue)
    記事番号: 
    1

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