著名な詩人・作家・活動家のアリス・ウォーカーのインタビューをを続けます。彼女は長年にわたりパレスチナ人の権利を訴えてきました。昨年の夏、彼女はガザ地区を目指した支援船団「フリーダム・フロッティラ」の米国船に乗り込んでいました。これはイスラエルによるガザ封鎖に対して異議申し立てをするためのアクションです。アリス・ウォーカーはまた、パレスチナ問題に関するラッセル法廷の陪審員も努めています。これはイスラエルの国際法違反に対する他国の責任に関心を向けようと、2009年に設置された国際民衆法廷です。ウォーカーは人種隔離政策の時代の米国南部で育った自分の体験を語り、そこから今日イスラエルが占領下のパレスチナで行っている隔離政策へと話を進めます。「その不公正さは米国南部にそっくりです。50年前の南部に本当にそっくり、というかもっと過酷なくらいです。パレスチナでは負傷者や、撃たれた人、殺された人、投獄された人の数がずっと多いのですから。何千人ものパレスチナ人が、ほとんど理由もなく牢獄につながれているのです」とウォーカーは言います。