デイリーニュース

  • キーストーンXLパイプライン歴史的な阻止行動 テキサスの地主が自然保護活動家に加勢

    カナダのタールサンド地帯から原油を米メキシコ湾岸の製油所まで輸送するキーストーンXLパイプライン建設をめぐり、テキサス州ではこう着状態となっています。抗議行動は現在4週目に突入、数十人の環境保護活動家は地元テキサスの土地所有者と協力し、木に登っての座り込みなどの非暴力行動で、パイプライン建設予定地を阻止しています。パイプライン建設予定地の土地を所有しているスーザン・スコット、パイプライン建設に長年抗議し、先週現地で逮捕された女優ダリル・ハンナ、タールサンド阻止連合(Tar Sands Blockade coalition)広報担当のロン・シーフェルトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 拡大版副大統領候補討論会:第三政党候補 バイデン&ライアンに物申す 戦争と経済と医療改革

    我々の「拡大版候補討論会」の特別シリーズの続きです。昨夜に行われたジョー・バイデンとポール・ライアンによる「公式版」の討論会から外された2人の第三政党副大統領候補を含めて討論会を開きます。緑の党(Green Party)のチェリ・ホンカラと正義の党(Justice Party)のルイス・ロドリゲスの両候補です。大統領選を含む総選挙まであと数週間、バイデンとライアンは11日の夜に一回きりの副大統領候補討論会で対決し、ABCニュースのマーサ・ラダッツの司会で外交及び国内政策をめぐって互いを鋭く攻撃し合い、火花を散らしました。ラダッツの質問も厳しく、在リビア米領事館での米国人死亡事件、税制、メディケア(高齢者向け医療保険)、社会保障制度、財政赤字、テロとアフガニスタンなどについて2人を問い詰めました。ラダッツはまた、カトリック教徒である両候補に対し、個人的な信仰が人工中絶に関する意見にどう影響しているかも問い質しました。ロムニー大統領候補の個人資産も話題に上りましたが、貧困や地球温暖化、移民、銃規制、米国の驚くべき投獄率の高さなど、触れられなかったテーマも多々ありました。デモクラシー・ナウ!は本日、同じ質問の多くをホンカラ候補とロドリゲス候補にも投げかけて、副大統領候補討論会に新たな声を加えようと思います。

    dailynews date: 
    2012/10/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • タリク・アリ:NATOに縛られ緊縮政策で自滅に進むEUにノーベル平和賞なんて大笑い

    ヨーロッパ連合(EU)が、ヨーロッパ大陸の統合という歴史的な役割によってノーベル平和賞を受賞しました。ノーベル賞委員会のトルビョルン・ヤグラン委員長は、EUがヨーロッパを「戦争の大陸から平和の大陸へと変身させた」と讃えました。ヨーロッパの多くの国が経済危機に直面しEUの将来にも影を落としている時期だけに、この選考結果は多くの人たちを驚かせています。この1週間だけでも数千人のギリシャ市民が、ドイツのアンゲラ・メルケル首相のアテネ訪問に抗議行動を起こしています。ギリシャ、スペイン、アイルランドに対し極端な緊縮経済政策を強要してきた人物だからです。ロンドンのタリク・アリに話を聞きます。アリは政治評論家で歴史家、活動家、そしてニュー・レフト・レビュー(The New Left Review)誌の編集者です。「決定を聞いて吹き出してしまいました。ノーベル平和賞の委員会を運営しているのは基本的にノルウェーのくたびれきった元政治家たちで、いつも必ずガックリするような決定で笑わせてくれます」とアリは言います。「EUの経済政策が大量の失業を生み出し、欧州のどこの国でも本格的な階級分裂を引き起こしているというのに、よりによってこの時期にEUにノーベル平和賞だなんて。ギリシャの街頭ではEUの押し付けた政策で大変な暴力沙汰が起きてるんですよ……これってもう完璧なジョークですよ」

    dailynews date: 
    2012/10/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「アースシップ・バイオテクチャー」 ニューメキシコの異端児建築家の過激な持続可能生活

    ニューメキシコ州に住む人々は、環境的により健全な生活スタイルを創り出すことで、ロスアラモスが持つ核との関わりから、自分たちを切り離そうと努力しています。その努力の先端にいるのが異端児建築家マイケル・レノルズです。彼は過激なほどに持続可能な生活を追及したアースシップ・バイオテクチャー(Earthship Biotecture)と呼ばれる手法を開発しました。彼が建てる太陽光発電を使用する住宅は、自然素材と、アルミ缶、ペットボトル、使用済みのタイヤなどのリサイクル資材でできています。自家発電を行うこれらの住宅では、太陽光や風力タービンを使うことによって、公共のライフラインや化石燃料への依存を最小限に抑えます。ニューメキシコ州タオスで、レノルズに自作の持続可能な住宅を披露してもらいました。

    dailynews date: 
    2012/10/11(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 数十年に渡るウラニウム採掘のツケ 残された破壊的な汚染に苦しむナバホ・ネイション

    ニューメキシコでは長期に渡りアメリカ先住民の土地でウラニウム採掘が行われ、核産業に必要な原料を提供するとともに、残された大量の選鉱屑と原子力発電所の放射性廃棄物貯蔵地となってきた歴史があります。今でもつづくウラニウム採掘の破壊的影響について、「ウラニウム採掘に反対する東ナバホ・ディネ」(Eastern Navajo Diné Against Uranium Mining)のリオナ・モーガンに話を聞きます。同グループは、ウラニアム採掘の影響を受けた地域コミュニティの、水、空気、土壌、健康を守るための活動を懸命に行っています。また「ニューメキシコ核監視の会」(Nuclear Watch New Mexico)のジェイ・コーグランと、ロスアラモスの元審査官チャック・モンターニョにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/11(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 現在も巨大な核兵器備蓄の拠点として機能する、原子爆弾誕生の地ニューメキシコ

    ロスアラモス国立原子力研究所の前からお送りする10月11日の特別番組では、ニューメキシコ州と放射能とのこれまでの関わりを検証します。第二次世界大戦で使用された原子爆弾はこの地で設計と開発が行われましたが、同州は現在でも米国の巨大核兵器備蓄庫としての役割を演じています。2人のゲストをお迎えしました。ジェイ・コーグランは「ニューメキシコ核監視の会」(Nuclear Watch New Mexico)会長、そしてロスアラモスの元審査および監査官を務めたチャック・モンターニョは、米国内で最も重要な地位を占める核兵器研究所における浪費と不正行為に注意を呼びかけ、内部告発者となった人物です。

    dailynews date: 
    2012/10/11(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 数百万人がiPhone5を購入する中 アップル社の中国フォックスコン工場労働者が抗議運動

    世界中の消費者が新しいiPhone5を求めてアップルストアに殺到する中、アップル社の主要製造工場では10月第1週、数千人の中国人労働者が抗議の職場放棄を行いました。「チャイナ・レイバー・ウォッチ」によると4000人のフォックスコン労働者が長時間労働と品質向上に関する新たな労働条件に抗議して職場放棄をしたということです。フォックスコンは当初ストが起きたこと自体を否定していましたが、後になって少人数の労働者がこの論争に参加したがすぐに解決したとコメントしました。チャイナ・レイバー・ウォッチの創設者で事務局長のリ・チャン(李強)に話を聞きます。

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    2012/10/10(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ベイン・キャピタルと大手タバコ会社の関係: 米・ロシア間のタバコ取引と民営化で儲けるロムニーの会社

    共和党大統領線候補ミット・ロムニーがベイン&カンパニーで働いていた時期について衝撃的な記事が発表され、新しい事実が明らかになりました。記事ではベイン社が米国内でフィリップ・モリスの収益を増やすのを手伝う一方で、他のタバコ大手二社にはロシア市場を支配する手助けを行い、タバコ大手絡みで数百万ドルもの利益を上げたことが報告されています。ハフィントン・ポストによると「ロムニーのコンサルタントたちは、外国企業及び野心的な新興財閥たちがロシアの富裕層を囲い込むのを助けた─最良のやり方を記した正式マニュアルも与えた。同時にベイン社は自社のタバコ業界の顧客すべてにとって有利な談合を行うためロシアの政府高官とのコネをも活用した」ということです。ハフィントン・ポストの上級政治経済記者ザック・カーターに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/10(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 雇用を中国に移すベイン・キャピタル イリノイ州の関連工場閉鎖妨害で抗議者逮捕

    イリノイ州フリーポートのセンサタ・テクノロジーズ社の工場設備撤去を妨害したとして3人が警察に逮捕されました。この工場はベイン・キャピタルが業務を中国に移すとして閉鎖を決めたもので、そのため170人が職を失うことになりました。センサタの労働者は工場施設の向かい側に「ベインポート」と名付けた抗議キャンプを張って抗議を続けていました。センサタは共和党の大統領選候補者ミット・ロムニーが共同創設者であるプライベート・エクイティ・ファンド、ベイン・キャピタルが所有しています。拘束された抗議者のうち2人に話を聞きます。カリ・ペニストンは16歳で母親がセンサタで働いています。デビ・ケンペルは近隣のパールシティからベインポート支援のために現場に来ていました。

    dailynews date: 
    2012/10/10(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ウォルマート従業員が12州で歴史的ストを決行 職場での報復的行為に抗議

    ウォルマートの従業員が12州にわたる28店舗で歴史的な抗議ストライキを始めました。同社50年の歴史の中で初めての小売店員によるストです。主催者によると従業員たちは「労働条件改善のために立ち上がった労働者を黙らせ報復的措置をとろうとしている」会社側に抗議しています。アーカンソー州ベントンビルにいるマイク・コンプトンに話を聞きます。彼は今日 ウォルマート本社前で抗議活動を行います。数日前にはイリノイ州エルウッドの同社供給倉庫でストを成功させました。また、10月初めにこのウォルマートのストをスクープしたジョシュ・アイデルソンにも話を聞きます。アイデルソンはサロン(Salon)とイン・ジーズ・タイムズ(In These Times)に寄稿する記者です。

    dailynews date: 
    2012/10/10(Wed)
    記事番号: 
    1

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