サンクエンティンの州刑務所の元所長ジーニー・ウッドフォードに、カリフォルニア州の死刑を廃止する住民投票提案34を支持すると公表した経緯について話を聞きます。カリフォルニア州は、財政危機と格闘一方で、米国の死刑囚人口約1/4を収監していますが、独立系アナリストの試算によれば、死刑を廃止することで年間1億3000万ドルの税金を節約できるといいます。最新の世論調査では、住民投票提案34不支持が僅差で勝っているものの、かなりの数の有権者はまだどちらに投票するか決めていません。ウッドフォードは、個人的には死刑制度には反対だったものの、サンクエンティンで4件の死刑を監督しました。サンクエンティンを離れた現在は、「カリフォルニア州死刑制度を見守る会」(Death Penalty Focus of California)の会長を務め、死刑に代わる選択肢についての知識を広める運動をしています。