デイリーニュース

  • 住民投票提案34:元サンクエンティン刑務所長ジーニー・ウッドフォード カリフォルニア州の死刑廃止法案を支持

    サンクエンティンの州刑務所の元所長ジーニー・ウッドフォードに、カリフォルニア州の死刑を廃止する住民投票提案34を支持すると公表した経緯について話を聞きます。カリフォルニア州は、財政危機と格闘一方で、米国の死刑囚人口約1/4を収監していますが、独立系アナリストの試算によれば、死刑を廃止することで年間1億3000万ドルの税金を節約できるといいます。最新の世論調査では、住民投票提案34不支持が僅差で勝っているものの、かなりの数の有権者はまだどちらに投票するか決めていません。ウッドフォードは、個人的には死刑制度には反対だったものの、サンクエンティンで4件の死刑を監督しました。サンクエンティンを離れた現在は、「カリフォルニア州死刑制度を見守る会」(Death Penalty Focus of California)の会長を務め、死刑に代わる選択肢についての知識を広める運動をしています。

    dailynews date: 
    2012/10/25(Thu)
    記事番号: 
    1
  • GMO食品からニューヨーク市のソーダ禁止条例まで マイケル・ポーラン巨大農業企業支配への各地域での挑戦を語る

    ジャーナリストでベストセラー作家のマイケル・ポーランが、カリフォルニア州の伝子組み換え食品(GMO)表示を義務付ける「提案37号」からニューヨーク市でのソーダ禁止条例まで、米国の食糧政策について農産業界が圧力をかけ思い通りにしていることに対抗するには、各地域における取り組みがカギとなると話します。モンサントのような大企業が連邦議会や州議会に影響力を持つことに関して、ポーランは米国に「食品系に関する2つの階級」を作りかねないと警告を発しています。工業化した食糧体制の外側で生活できるだけの財力を持った人たちのみが健康的な食生活を手に入れることができる国になってしまうというのです。ポーランは食品と食糧政策に関する主要な作家・思想家の1人でカリフォルニア大学バークレー校のジャーナリズム大学院の教授。『ヘルシーな加工食品はかなりヤバい──本当に安全なのは「自然のままの食品」だ』などのベストセラーの著者です。

    dailynews date: 
    2012/10/24(Wed)
    記事番号: 
    3
  • マイケル・ポーラン: カリフォルニア州の「提案37号」の論争が米国で高まる食品運動を活気づける

    カリフォルニア州で遺伝子組換え食材(GMO)の表示を義務づけるかどうかの投票が行われますが、本日は同州バークレーからジャーナリストでベストセラー作家のマイケル・ポーランに参加してもらい、この「提案37号」と本案が広範な食糧系に及ぼす影響について話を聞きます。ポーランは食品と食糧政策に関する米国の主要な作家・思想家の中の1人で、カリフォルニア大学バークレー校ジャーナリズム大学院の科学と環境ジャーナリズム学の教授で、英国で騎士の爵位も受けています。食糧に関する著作に『欲望の植物誌』『雑食動物のジレンマ』 『ヘルシーな加工食品はかなりヤバい──本当に安全なのは「自然のままの食品」だ』『フード・ルール』 そして近刊の Cooked : A Natural History of Transformation(『調理済み:変換の自然史』)などがあります。

    dailynews date: 
    2012/10/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • フード・ファイト: カリフォルニア州の遺伝子組み換え食品表示についての住民投票をめぐる攻防

    大統領選挙の日、カリフォルニア州では「提案37号(Proposition 37)」への住民投票も行われますが、この法案が成立すれば同州は遺伝子組み換え食材(GMO)を含む食品にその表示を義務づける米国で最初の州となります。粉ミルクからインスタントコーヒー、グラノーラ、缶スープ、豆乳まで、カリフォルニア州公衆衛生局がすべてのGMO食品の表示を監督することになります。モンサントやダウ・ケミカル、ペプシやコカ・コーラといった主要食品企業の多くが巨額の資金を投入してこの提案に反対する戦いを続けています。同案が全米における食品表示義務へ影響を与えると見られているからです。この「提案37号」に関して2人のゲストが討論します。ステイシー・モルカンは長年にわたる環境衛生の提唱者で「37号にイエス、カリフォルニアの知る権利(Yes on 37 California Right to Know)キャンペーン」の広報担当です。デイビッド・ジルバーマンはカリフォルニア大学バークレー校の農業と資源経済学の教授で環境保全型資源開発センター(Center for Sustainable Resource Development)の所長を務めています。

    dailynews date: 
    2012/10/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 独占放送:オバマとロムニーがアフガン戦争、イスラエル、シリアについて意見を一致させる一方、第三の党の候補者らは代替案を提案

    当番組独自の「拡張大統領候補討論会」シリーズの締めくくりとして、10月22日夜のオバマ大統領とミット・ロムニーの最終討論会に第三の党の候補者らの意見を加えた番組のハイライトをお届けします。オバマとロムニーが総選挙前最後の対決をした中、番組では、緑の党(Green party)のジル・スタインと正義の党(Justice Party)のロッキー・アンダーソンの意見をそこに挿入、討論会の隔壁を打ち壊しました。外交政策に焦点を当てた22日夜の討論では、オバマとロムニーは、イスラエル政府への支援、アフガニスタンからの米軍の撤退、シリアへの米軍の関与に反対するといった点で幅広く意見を一致させました。しかし、軍事支出、イランとの交渉、リビアの米領事館襲撃に対する対応など、いくつかの重要事項をめぐっては意見を衝突させました。番組では、カリフォルニア州サンラファエルに集まった聴衆の前でオバマとロムニーの討論を放送しながら、適宜映像を停止し、二大政党の候補者たちと同じ質問にスタインとアンダーソンがリアルタイムで答える機会を提供しました。

    dailynews date: 
    2012/10/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  •  独占放送:「出口なし」、解放された米国人シェーン・バウアーが語る イランと米国の独居房

    シェーン・バウアーは、2009年にイランとの国境沿いにあるイラクのクルド人地区をハイキング中に拘束された米国人3人のうちの1人です。独房監禁状態で彼とジョシュ・ファタルは26か月間、現在シェーン・バウアーの妻となったサラ・ショウルドは13か月間拘束されました。イランの監獄から釈放された7か月後、バウアーは米国内の独房監禁について調査を開始しました。バウアーは、マザー・ジョーンズ誌に掲載された解放後初めてとなる記事の中で、カリフォルニア州の受刑者が刑務所内のギャンググループとつながりがあるという疑いから数年間独房に監禁されていることを突き止めます。解放後初の生放送でのインタビューで、バウアーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「長距離革命家」:新作ドキュメンタリーが語る知られざるムミア・アブ=ジャマールの生涯

    新作ドキュメンタリーLong Distance Revolutionary : A Journey with Mumia Abu-Jamal(『長距離革命家:ムミア・アブ=ジャマールとの旅』)はペンシルベニア州の死刑囚監房で30数年間を過ごしながらも、ジャーナリスト、ライターそして知識人として活動したアブ=ジャマールの生涯と功績を記録しています。1982年、フィラデルフィア州の警察官ダニエル・ファウルクナーを殺害した罪でアブ=ジャマールに死刑判決が下されました。彼は一貫して無実を主張し続けてきました。そして去年、陪審団に対して終身刑ではなく死刑を選ぶように奨励するという紛らわしい指示が与えられていたことが分かり、第3連邦巡回控訴裁判所は、アブ=ジャマールの死刑判決を破棄しました。1月には検察側が、今後はアブ=ジャマールの死刑を求刑しないことを発表し、アブ=ジャマールは一般監房へ移管されました。本日は2月に上映された映画の一部を放送し、監督のスティーブン・ビットリアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジョージ・マクガバン死去 享年90: 反戦を唱えた民主党上院議員の生涯と功績

    元上院議員(サウスダコタ州選出)で民主党大統領候補にもなったジョージ・マクガバンが死去しました。90歳。マクガバンは1972年の大統領選挙でリチャード・ニクソンと戦ったことで有名です。彼が掲げたのはベトナムからの米軍撤退と国防予算の削減、そして徴兵忌避者たちへの大統領恩赦でした。ドキュメンタリーOne Bright Shining Moment : The Forgotten Summer of George McGovern(『光り輝いたあの時:忘れられたジョージ・マクガバンの夏』)の監督、スティーブン・ビットリアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • マクガバン元上院議員に死期迫る ベトナム戦争に反対し一世を風靡した反戦大統領候補

    エイミー・グッドマンがナレーションを務めたスティーブ・ビットリアの受賞ドキュメンタリー One Bright Shining Moment : The Forgotten Summer of George McGovern(『光り輝いたあの時:忘れられたジョージ・マクガバンの夏』)を放送します。現在90歳のジョージ・マクガバンは意識がなく「臨終を迎えつつある」と家族代理人が明らかにしました。老齢に伴う複合的な健康障害がここ数カ月で悪化し、10月15日からサウスダコタ州のホスピスで終末医療を受けています。マクガバンで最も思い出されるのは1972年の大統領選挙でリチャード・ニクソンと戦ったことです。彼が掲げたのはベトナムからの米軍撤退と国防予算の削減、そして徴兵忌避者たちへの大統領恩赦でした。選挙は結局ニクソンの地滑り的勝利に終わりましたが、マクガバンは戦争に公然と反対を表明しはじめた上院議員の一人で、ベトナム戦争をめぐる連邦議会のコンセンサスを粉砕しました。マクガバンは第二次世界大戦中にB24爆撃機でナチスドイツを攻撃して勲章を受けた空軍パイロットの経歴を持ち、1960〜70年代の反戦運動リーダーの典型とは趣きを異にしていました。彼はまた、民主党の大統領候補選出方法を変えたことや、世界の飢餓問題を解決しようと努力したことでも知られています。

    dailynews date: 
    2012/10/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ベイン・キャピタル所有のイリノイ州工場 中国への移転抗議活動で6名が逮捕される

    イリノイ州フリーポートからのレポートです。同地では、ミット・ロムニーが以前CEOを務めていたベイン・キャピタルが企てている、センサタ・テクノロジーの工場を閉鎖し中国へ移転させる計画に抗議する人々がまたも逮捕されました。この計画が実行されると170人のアメリカ人が職を失います。10月17日、工場のロビーで、失職する労働者へ退職金の満額支払いを求める座り込みストを行った6名が逮捕されました。センサタの労働者は9月より、工場の通りを挟んだ向かいに「ベインポート」と名づけられた野営地を設置し、この計画が実行されると170人のアメリカ人が職を失います。閉鎖計画に抗議しています。10月第2週には自分たちの職場から機器を運び去られるのを食い止めるために、工場から出てきたトラックの行く手を阻んだ3名の抗議者が逮捕されました。「ベインポート」での抗議について、センサタ勤務歴33年のトム・ゴールラップに詳しい話を聞きます。ゴールラップの最終出勤日は選挙の前日、11月5日です。「ベインポート」ではロムニーにここを訪れ、労働者の苦境に対処するよう呼びかけています。

    dailynews date: 
    2012/10/18(Thu)
    記事番号: 
    4

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