デイリーニュース

  • 米国で貧富の差が広がる中  コーネル・ウエストとタビス・スマイリーが「貧困ツアー第2弾」を開始

    新たな政府資料によると、米国では貧富の差は昨年も広がる一方でした。米国勢調査局のレポートによれば、国全体の総資産のうち富裕層が保持する資産の割合が4.9%増加したのに対し、平均収入は1995年以来、最低レベルまで下がりました。現在約4,620万人もが貧困層とされています。 本日はタビス・スマイリーとコーネル・ウエストをお招きしました。2人は秋の選挙の激戦区となるオハイオ、バージニア、ペンシルベニア、フロリダの4州を回る「貧困ツアー第2弾」(Poverty Tour 2.0)を計画しており、貧困についての議論を全国的に盛り上げようとしています。ウエストはユニオン神学校(Union Theological Seminary)の教授で精力的に執筆活動をつづけています。スマイリーは受賞歴あるテレビとラジオの司会者で、PBSのテレビ番組「タビス・スマイリー」のホストです。2人は共著The Rich and the Rest of Us: A Poverty Manifesto.(『金持ちとそれ以外の私たち:貧困マニフェスト』)を出版しています。

    dailynews date: 
    2012/9/13(Thu)
    記事番号: 
    3
  • イスラム学者タリク・ラマダン 中東に広がる抗議活動と「イスラムとアラブの目覚め」を語る

    中東での反米抗議活動が広まる中、オックスフォード大学の現代イスラム学教授であり、カタールのイスラム研究学部(Faculty of Islamic Studies in Qatar)の客員教授でもあるタリク・ラマダンに話を聞きます。ラマダンはイスラム学においてヨーロッパでも最も著名な知識人の一人とされ、タイム誌が選ぶ「21世紀に革新をもたらす人物」の一人にも選ばれています。ジョージ・W・ブッシュ政権時代、ラマダンは何年もの間米国への入国を禁止されていました。2004年には米国ノートルダム大学からのテニュア教授職の申し出を受け入れましたが、入国予定の9日前に、愛国者法を盾にブッシュ政権からビザを取り消されました。その後更に6年間、ラマダンは米国への入国を許可されませんでした。著書にはRadical Reform, Islamic Ethics and Liberation"(『過激な改革:イスラム的倫理と解放』)、新著 Islam and the Arab Awakening(『イスラム とアラブの目覚め』)他多数があります。

    dailynews date: 
    2012/9/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米国で制作された反イスラム映画をめぐる騒動 中東各地の米国大使館に波及

    米国の映画制作者によって作られた映画がイスラム教を冒涜するものだとする抗議が中東全体に広がっています。8月12日には、イエメンの首都サヌアでも数百名が米国大使館を取り囲み、窓を割り車に放火した後、大使館の正門から乱入しました。同様の占拠活動がエジプト、イラク、イラン、チュニジア、バングラデシュ、ガザ地区でも行われています。サヌアからジャーナリストのアイオナ・クレイグ、そしてカイロからシャリフ・アブドゥル・クドゥースの最新のレポートをお届けします。

    dailynews date: 
    2012/9/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • UBSの内部告発者バーケンフェルドに史上最高の1億400万ドルの報奨金 同社による富裕層への脱税援助を摘発

    米国税庁(IRS)が米史上最大の脱税事件の内部告発者に対し、過去最高の1億400万ドルという報奨金を与えると発表しました。スイスの金融企業UBS AGの元社員ブラッド・バーケンフェルドは2007年、彼と同僚たちが米国の富裕層顧客に対し総計200億ドル以上もの所得をオフショアのスイス銀行の口座に移して国税庁をだますように仕向けたと最初に届け出ました。しかしそうやって名乗り出たために、彼は訴追されて共謀罪で有罪となり禁固刑を受けます。バーケンフェルドはこの8月に釈放されましたが、9月11日、国税庁は同庁の内部告発プログラムに基づき彼の行動に対して史上最高額の報奨金で報いました。バーケンフェルドの弁護士で全米内部告発者センター事務局長のスティーブン・コーンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/9/12(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 『500日』:カート・アイケンウォルドの新著が明かす ブッシュ政権が何度も無視した9.11の事前警告

    オサマ・ビン・ラーデンが米国への攻撃計画を行っているという警告をブッシュ政権が繰り返し無視していたという証拠が、新たに発見された資料からまたしても明らかになっています。著者でジャーナリストのカート・アイケンウォルドは、新著 500 Days : Secrets and Lies in the Terror Wars(『500日:テロ戦争の中の秘密と嘘』)で、2001年春から発せられていたアルカイダの対米攻撃に関する数限りない警告をブッシュ政権が無視し続け、代わりにイラクのサダム・フセインが脅威だとする主張に重きを置いていたようすを明らかにしています。

    dailynews date: 
    2012/9/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米リビア大使殺害さる 反イスラム映画がカダフィ後の「抑圧された社会勢力」に点火

    リビアの米国大使が他3人の大使館職員とともに殺害されました。事件は米国で制作された映画がイスラム教の予言者ムハンマドを侮辱したとして、抗議者が領事館に乱入した時に起こりました。亡くなったクリストファー・スティーブンズ大使はここ20年以上の間に海外で殺害された初めての米国大使になります。ベンガジにいるリビアの活動家でジャーナリストのニザール・サリエルディンと電話をつなぎます。もう1人、トリニティ大学教授でArab Spring , Libyan Winter(『アラブの春、リビアの冬』)の著者ヴィジャイ・プラシャドにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/9/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • クリス・ヘッジズ 9・11と『破壊と反抗の日々』に描かれた米国の経済破綻地域について

    新刊Days of Destruction, Days of Revolt(『破壊と反抗の日々』)の中で、ジャーナリストのクリス・ヘッジズとイラストレーターのジョー・サッコは、人間と天然資源が利用され、その後見捨てられた“生け贄地帯” である米国の最貧困地域を検証しています。ニューヨークタイムズ紙の元通信員のヘッジズは、9。11攻撃直後からグラウンド・ゼロで報道を続けました。 2002年、ニューヨークタイムズ紙が世界的テロの報道でピュリッツァー賞を受賞したとき、彼は同紙の取材記者チームの一員でした。過去10年、彼は米国 の状況を記録する有数の人材の一人になりました。9.11から11周年の今日、ヘッジズに9.11事件と米国の経済破綻地域を巡る旅について話を聞きます。「米国社会の中の最も反動的な勢力が、対テロ戦争の不安をあおり、かつて共産主義の脅威をあおったのと同じように、合法的な反体制派や権力構造への異論をことごとく押しつぶすための道具として利用してきたのです」と、ヘッジズは言います。

    dailynews date: 
    2012/9/11(Tue)
    記事番号: 
    4
  • クリス・ヘッジズ シカゴ公立校教員ストの重要性と民主党の責任を語る

    シ カゴの公立校の教員ストライキが2日目を迎える中、ジャーナリストで作家のクリス・ヘッジズに話を聞きます。 「シカゴの教員ストライキは、おそらくここ 数十年で最も重要な労組活動の一つであると言っていいでしょう」と、ヘッジズは言います。「今回勝利を得なければ、労組攻撃のために用意された雛形が全国で実行に移され、他の教員組合や消防隊員や警察官などの組合も標的になります。労働運動の最後の砦である公共部門労働者が攻撃されるのです」。ヘッジズはさらに、こう続けます。「反逆と抵抗のパラメータを決めるのは、いつも支配階級です。シカゴのストライキは、伝統的な労働運動と民主党がともに信用を失墜していることを明らかにしています。だからこそ、オキュパイ運動が非常に重要なのです」。ヘッジズは、イラストレーターのジョー・サッコとの共著Days of Destruction, Days of Revolt(『破壊と反抗の日々』)を発表したばかりです。

    dailynews date: 
    2012/9/11(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 企業化した教育改革に反対し、シカゴの教員ストライキで数千人が集結

    公立校の教員らが25年ぶりのストライキに入り、シカゴの公立校は休校2日目を迎えています。シカゴではオバマ大統領の首席補佐官を務めた有力市長ラーム・エマニュエルが推進する教育改革をめぐって、およそ3万人の教員と補助職員らがストライキを行っています。9月10日には教員、保護者、学生ら数万人が、オバマ大統領の地元であるシカゴの街頭でデモ行進しました。シカゴから、デモラクシー・ナウ!の通信員ジャイサル・ヌーアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/9/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ドン・シーゲルマン元アラバマ州知事 :刑務所に戻る数時間前にカール・ローブと魔女狩りについて語る

    収賄罪で6年の実刑判決を受けたドン・シーゲルマン元アラバマ州知事が9月11日、 服役を再開するため連邦刑務所に戻りました。この有罪判決には異論が多く、政治的魔女狩りになぞらえられてきました。シーゲルマンや支持者たちは、彼は共和党が大多数を占めるアラバマ州で民主党に属していたためはめられたと主張します。そこに一枚かんでいたと言われるのはブッシュ政権下のカール・ローブ元大統領次席補佐官です。「誰も、犯罪ではないことで刑務所に行きたいはずがありません。それがカール・ローブによって仕組まれたものなら尚更です」と、シーゲルマンはコメントしました。「ブッシュ政権下で8人の連邦検察官が、政治的な動機で訴追するのを拒んだためローブ補佐官によって解雇されたことは誰もが覚えています。そして、ブッシュが任命しローブがチェックしたアラバマ州の連邦検察官が、政治的な訴追を行ったのです」。シーゲルマンはすでに9カ月以上の刑期を済ませています。1カ月は独房監禁、3週間は凶悪犯用の刑務所で過ごしました。服役するために刑務所に戻る数時間前のシーゲルマンに、ニューオーリンズのホテルの部屋で話を聞きました。

    dailynews date: 
    2012/9/11(Tue)
    記事番号: 
    1

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