イラン当局は、CIAの訓練を受けたスパイ容疑で自国民17人を逮捕したと発表しました。イランのメディアは、一部はすでに死刑が執行されたと伝えています。7月19日に中東のホルムズ海峡で英国籍の石油タンカー「ステナ・インペロ号」が23人の乗組員とともにイランに拿捕(だほ)されたのを受け、ペルシャ湾では緊張が高まっていました。7月初め、英国はイランのタンカーをジブラルタル沖で拿捕しており、イランは今回の拿捕をその報復としています。イラン革命防衛隊は21日、拿捕した船舶がイランの旗を掲げている映像を公開しました。英国は、イランがステナ・インペロ号を国際水域からイラン水域へと強制的に誘導したと主張しています。ジョンズ・ホプキンス大学の中東研究教授でまもなく出版されるIran Reframed: Anxieties of Power in the Islamic Republic(『再構成されるイラン:イスラム共和国の権力の不安』)の著者、ナルゲス・バジョグリに話を聞きます。