8月第1週末、多くの死傷者を出したテキサス州エルパソでの銃暴力が起きたとき、マニュエルとパトリシア・オリバー夫妻は事件現場の近くにいました。彼らの息子ホアキン・オリバーの19歳の誕生日になるはずだった日を記念する計画を立てていたからです。ホアキンは、2018年のバレンタインデーにフロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校での乱射事件で凶弾に倒れた17人のうちの1人でした。マニュエルとパトリシアは、米国国境を越えたメキシコの街シウダー・フアレスを訪れていました。銃弾にしろ移民局職員にしろ子供を親から引き離してはいけないと、亡くなった息子に敬意を表し、移民シェルターを訪れるためです。彼らは翌日にエルパソに行き、息子の人生と彼の移民の権利保護への情熱をたたえる壁画を描こうと計画していましたが、そこでウォルマートでの銃乱射事件について知りました。フロリダ州フォート・ローダデールからマニュエルとパトリシア・オリバー夫妻に話を聞きます。