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2014年8月19日(火)

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  • 警官による18歳の少年マイケル・ブラウンの射殺をめぐる抗議が続くミズーリ州ファーガソンでは、8月18日夜も大きな騒乱が見られました。デモ隊と対暴動警察隊が街頭で衝突する中、2人のジャーナリストを含む少なくとも31人が逮捕されました。警察は、「激しい銃撃」があったと主張、18日の夜の間に身元不明の容疑者により2人の人間が撃たれたとしています。今回の抗議行動は、ブラウンの家族の弁護団がブラウンは6回撃たれたことを示す独自の検視結果を発表した記者会見の数時間後に起こりました。ブラウンを撃った警官ダレン・ウィルソンはいまだに姿を見せておらず、有給で休職しています。マサチューセッツ州ジャマイカ・プレインのファーストパブテイスト教会の牧師で、「友和会」(Fellowship of Reconciliation)によってミズーリ州に派遣されたオサジフォ・セク師にファガーソンから話を聞きます。「呼ばれた仕事をするために、聖職者として聖職服よりもガスマスクが必要になるとは悲劇的です」と、セクは言います。

  • ファーガソンでの抗議行動が続く中、活動家たちは一致団結して運動に参加するためにミズーリ州に集まってきています。フロリダからファーガソンに到着したばかりの活動家で、「ドリーム・ディフェンダーズ」(Dream Defenders)の代表フィリップ・アグニューから話を聞きます。同団体は、社会変革をもたらすための非暴力の市民的不服従と市民的社会参画に従事する有色人種の若者たちとその仲間のネットワークです。「抵抗運動に参加したくてここに来ました」と、アグニューは言います。「今回のような規模の州警察に対する非暴力の市民的不服従という反応は、これまの人生の中で見たことがありません」。アグニューは、2012年にフロリダ州サンフォードで起きた、武器を持たないアフリカ系米国人の十代の少年トレイボン・マーティンの射殺事件に対する抗議行動を組織化するのを手伝いました。

  • ミズーリ州ファガーソンの今回の大騒動は、1960年代に全米中の都市で起こった一連の暴動と共に表面化した人種的分離を思い起こさせます。リンドン・ジョンソン大統領は1967年、騒動の原因を調査するために、「カーナー委員会」(Kerner Commission)として知られる組織を作りました。同委員会は1968年2月、よく知られているように次のように結論付けました。「我々の国は不平等な2つの社会に分裂する方向に向かっている。1つは黒であり、1つは白である。」。その1ヶ月後、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の暗殺で全米の100以上の都市で暴動が巻き起こり、ミズーリ州カンザス・シティでは州兵が動員され少なくとも5人が死亡しました。ミズーリ州カンザス・シティで生まれ、1968年の暴動を目撃したジャマラ・ロジャースから話を聞きます。彼女は最近、セントルイス公共ラジオのKerner Commission Warning Comes True — Two Societies, Separate and Unequal(『カーナー委員会の警告は実現する-分裂し不平等な2つの社会』の解説を行いました。彼女はミズーリ州セントルイスにある「黒人闘争のための組織」(Organization for Black Struggle)の設立者で元会長です。ファガーソンの街頭から彼女に話を聞きます。

  • 武器を持たない黒人の十代の少年マイケル・ブラウンの白人警官による射殺事件後の展開について引き続き放送し、カリフォルニア大学バークレー校の法律学、アフリカ系米国人学とエスニック・スタディーズの教授であるジョン・A・パウエルから話を聞きます。彼は「平等で包括的な社会のためのハース研究所」(Haas Institute for a Fair and Inclusive Society)の所長です。「黒人コミュニティは、警察の過剰な取締りを受けると同時に十分な保護を受けていないことが多いのです」と、パウエルは言います。「それが非常に深刻な問題です」。

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