デイリーニュース

  • 「オバマは言うこととやることが違う」 ラルフ・ネイダーのオバマ一般教書演説への反論

    オバマ大統領の一般教書演説への反論として、長年の消費者擁護活動家で元大統領候補でもあるラルフ・ネイダーは、オバマの所得格差への批判とウォール街の過剰さが、彼の大統領としての業績が期待に応えられなかったことの原因だと言います。「オバマは言うこととすることが違う」とネイダーは言います。「この3年間、オバマはどこにいたのか? 司法省は彼の管理下にあり、現存の法律はウォール街の悪党たちを起訴し有罪にするのに十分だというのに、監獄行きになったのはせいぜい1人か2人だ。」外交政策に関しては「演説の最初と最後を飾ったオバマの無法な軍国主義は実に驚きだ。彼はオバマ流アメリカ帝国主義の考案に傾倒している」と批判します。

    dailynews date: 
    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領の一般教書演説 「国内経済格差に焦点 ウォール街占拠の影響が明白」と元アドバイザー

    11月の大統領選を控え、任期最後の一般教書演説を行ったオバマ大統領は、演説の中で金融危機に対する自分の対応を擁護し、より大きな経済的公平性を呼びかけました。金融業界はもはや自分に都合のいいルールに従うことは許されなくなるだろうと警告しましたが、演説の大部分は経済対策に費やされました。バイデン副大統領の元チーフ・エコノミストで経済顧問、オバマ政権の経済チームにも所属していたジャレド・バーンスタインの反応を聞きます。バーンスタインは、ウォール街占拠運動は、オバマが経済的公平性を強調したことと「大いに関係がある」と言います。「こうした問題は今は大衆向けだと言われますが、それらは実は基本的な公平性の問題なのです。中産階級の人々が公平な税率、少なくとも億万長者たちが支払う税率より高くない率を負担すべきだと主張することが、なぜ大衆向けなのかわかりません。そういう意味では、経済成長自体が、中産階級にとって、観戦するものではなく(参加するものである)と主張することがなぜ大衆向けと言われるのかもわかりません。(こうした考え方は)ウォール街占拠運動が数カ月のうちに打破したようには浸透していません。ですから私は彼らを大いに賞賛します」

    dailynews date: 
    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ロバート・レッドフォード:真実を語ること、権力に挑戦することがインディペンデント映画への彼の情熱を刺激する理由

    ロバート・レッドフォードは、俳優、監督、プロデューサー、活動家として広く知られています。ロバート・レッドフォードは1980年以来、サンダンス映画祭とサンダンス・インスティテュートを通して、独立した意見が、映画や演劇、音楽のなかで、より多くの、さらに新たな聴衆に届くよう支援してきました。レッドフォードに、インディペンデント映画が彼の情熱になった理由を聞きます。「私にとって、語る価値のある物語とは、与えられた真実または知っていると思う真実のさらにその奥にある真実とは何かと言うことなのです。物語を語ることや映画を作ることを通して独立した精神を存続させるために、私はインディペント映画に神経を集中させたかったのです」。

    dailynews date: 
    2012/1/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 『アメリカ原子合衆国』:米国の原子力との闘いを検証

    2011年の日本の福島の大災害の後にも関わらず、共和民主両党員は原子力を促進する計画を進め、原子力は両党から幅広い支持を得ています。2012年サンダンス映画祭で公開される新ドキュメンタリー、The Atomic States of America(『アメリカ原子合衆国』)の共同監督であるシーナ・ジョイスから話を聞きます。また、この映画に影響を与えた本、Welcome to Shirley: A Memoir from an Atomic Town(『ようこそシャーリーへ:原子力の町の思い出』)の著者であるケリー・マクマスターズにも話を聞きます。ジョイスは言います。「ケリーの本と、シャーリーの町は、この問題に入って行くきっかけとして使っています。両方の立場をとっている人たちと話すきっかけがほしかったわけですが、おもには原子力施設のあるコミュニティの人たちと話すことになりました。私たちは知的な対話を追求したかったのです」。

    dailynews date: 
    2012/1/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ロムニーが確定申告を公表 元上院捜査官は「我々は企業に課税し始めなければならない」

    共和党の予備選挙の中、ミット・ロムニーは、数百万ドルの彼の個人資産を、悪名高いカリブ海のタックス・ヘイブン(租税回避地)であるケイマン諸島に設立した投資ファンドに置いてあることで激しい非難を浴びています。米国税公正ネットワーク(Tax Justice Network USA)の議長ジャック・ブラムから話を聞きます。議会による金融犯罪捜査の捜査官トップであったブラムは、、脱税はすでに低迷している経済を深刻に傷つける可能性があると言います。ブラムは。サンダンス映画祭で初公開されたドキュメンタリー映画We’re Not Broke(『我々は破産していない』)に出演しています。同映画は、米国でまん延している企業の脱税と海外のタックス・ヘイブンの増大する役割について検証しています。「(ロムニーは)不正行為をしたのか? そうではありません」とブラムは言います。「彼は、連邦議会に対する政治的影響と巨額の政治献金によって今のように出来上がったシステムを、最大限に利用しただけのことです。我々は内国歳入法を書き直すだけではなく、裕福な人々と企業から公正な負担金を受け取らなければなりません。それが収支を合わせる唯一の方法です」。

    dailynews date: 
    2012/1/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ロバート・レッドフォード、キーストーンパイプライン建設拒否の決断を賞賛:「大手石油会社に翻弄されるわけにはいかない」

    本日は国内最大級のインディペンデント映画祭「サンダンス映画祭」の開催地、ユタ州パークシティからお届けしています。週末、サンダンス映画祭の創設者であるロバート・レッドフォードに話を聞きました。彼は俳優、映画監督、プロデューサーとして有名ですが、活動家としての顔も忘れてはなりません。先週、カナダからメキシコ湾までを結ぶキーストーンXLタールサンド原油パイプライン建設案を棄却したオバマ大統領の決断についてレッドフォードに話を聞きました。「多額の献金を行う国会議員とのつながりのせいで、原油、石炭そしてガスはいまだに支配力という点では優位に立っています。ですが、時代は劇的に変わり、大手石油会社の思いのまま、意のままに左右されることはもうないのです」とレッドフォードは語ります。

    dailynews date: 
    2012/1/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ラジ・パテル:ニュート・ギングリッチのオバマ政権と食料配給券への攻撃は「貧困の人種問題へのすりかえ」

    サンダンス映画祭で封切りがされた、新作ドキュメンタリー映画「ファインディング・ノース(Finding North)」は、世界一裕福なアメリカに住む子どもの4人のうち1人が、飢えに苦しんでいる状況を明らかにしています。アメリカに住む家族の3割にあたる、4900万人以上の人びとがしばしば欠食しています。大統領選の共和党候補指名争いをしているニュート・ギングリッチ元下院議長がオバマ大統領を「フードスタンプ大統領だ」と揶揄する一方で、ラジ・パテルは、貧困と食料配布券の需要率が高い理由についての話し合いが本当に必要なことだと主張しています。「有色人種の人びとが食糧不足の影響を不釣り合いに受けているのは事実です。ですが、ギングリッチが行っていることは、オバマ大統領を『フードスタンプ大統領』と呼ぶことで、貧困を人種でしるしづけているのです。彼は特定の人種が貧困という考えを誘い出しているのです。もちろん、フードスタンプを実際に受けている人びとを見れば、その大半は白人であり貧しい人びとです」とパテルは話します。パテルは人気書籍『肥満と飢餓――世界フード・ビジネスの不幸のシステム』の著者です。

    dailynews date: 
    2012/1/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 医療内部告発者スティーブ・ニッセン博士、「エスケープ・ファイヤー:米医療保険を救う戦い」

    共和党大統領候補者らが、2010年のオバマ政権による医療保険改革制度の撤廃を提案しているので、国内トップの心臓専門医スティーブ・ニッセン博士に話をききます。彼のヴィオックスやアバンディアに関する調査により、米食品医薬品局は厳重な取締りを行い、両方の薬の使用を制限しました。ニッセン博士は「Escape Fire: The Fight to Rescue American Health Care (エスケープ・ファイヤー:米医療保険を救う戦い)」という、今年のサンダンス映画祭で取り上げられるドキュメンタリー映画の中で紹介されています。この映画は医療費と医療アクセスをめぐる戦いの裏側の強大な力に迫ります。「医療は、改革が行われない巨大な産業と化してしまいました。改革を進めるのが困難なように、この制度の現状維持をしようと、保険業界、病院業界、そして医師会までもが手を組んでいます。シチズンズ・ユナイテッド判決により、今回の選挙では医療保険で利益を上げることに深く関与する人たちが、巨額の資金で有権者に影響を及ぼすのではないかということを懸念しています」とクリーブランド・クリニックの心血管医学部長を務めるニッセン博士は語ります。

    dailynews date: 
    2012/1/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • タリク・アリ:オバマのアフガニスタン-パキスタン戦争の拡大は頓挫した

    米国とパキスタンの間の緊張が高まり、パキスタンで軍事クーデターが起きる恐れもあります。パキスタン出身で英国に住む政治評論家で歴史家、活動家、映画監督かつ小説家でもあるタリク・アリが登場し、パキスタン国内の混乱、米国外交に対するパキスタンの姿勢、共和党の大統領候補指名争い、さらにイランへの軍事攻撃の見通しについて話します。「パキスタンの人々が苦しんでいるのは基本的に、オバマがアフガニスタンとパキスタンで戦争をエスカレートさせておきながら自分は責任を逃れられるという不遜な考えを抱いたためです。でも、彼の計画は頓挫しました」。

    dailynews date: 
    2012/1/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • サウスカロライナ州予備選 共和党候補者たちは南部票獲得のために伝統の人種問題ネタを利用

    サウスカロライナ州予備選に向けて、共和党の大統領選候補たちの何人が人種問題に関する過去のコメントを批判されています。今週はニュート・ギングリッチがアメリカ先住民移転法の草案者であるアンドリュー・ジャクソン大統領を賞賛する一方で、オバマ大統領のことを「フードスタンプ大統領だ」と言ったことを自己弁護しました【訳注:先住民移転法は米東部居住の先住民部族を西部の特別保留区に移住させた法律。フードスタンプは黒人など低所得者用に配給される食料購入割引券で、そういう層の大統領だとの揶揄】。サウスカロライナの公民権活動家ケビン・アレクザンダー・グレイとベテラン政治記者ウェイン・スライターに、共和党がいかにして偏見に凝り固まった白人表を獲得するために人種をネタにした、伝統の「南部戦略」を採用してきたかを話してもらいます。「民主党がここに来るのは黒人層の支持を固めて投票用紙にパンチ穴を入れさせるため。共和党がここに来るのは黒人たちにパンチを食らわせるため」とグレイは言います。

    dailynews date: 
    2012/1/20(Fri)
    記事番号: 
    2

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