ダラス出身のティーン・エイジャー、ジャカドリエン・ターナーの家族は、この少女が米国籍でありスペイン語が話せないにもかかわらずコロンビアに強制送致されたことについて当局の釈明を求めています。15歳のアフリカ系米国人ジャガドリエンは、家出してテキサス州ヒューストンに住んでいたとき、万引きで逮捕されました。彼女は警察に偽りの名前を名乗りましたが、それはたまたまコロンビア出身の在留資格の無い移民(undocumented immigrants)で逮捕状の出ている22歳の女性の名前と同じでした。報道によれば、移民税関捜査局(ICE)はジャガドリエンの指紋がそのコロンビア人女性のものと一致しないことに気づいたにもかかわらず、彼女を強制送致したもようです。「この国に無法な警察隊がいることに、人々は気づいていない。無法な警察とはICEのことです」とラルフ・アイゼンバーグは言います。彼は移民たちの代弁活動を行っているダラスの実業家です。ダラスでターナー家とともに働きかけをしている長年の公民権運動活動家ピーター・ジョンソン師も次のように言います。「アメリカの黒人社会が、この移民問題が我々にとって無視できない問題であるということに気づいて理解してほしいと願っています。なぜなら私たちは過去の歴史から、家族が破壊されるということをよく分かるからです。奴隷制度が私たちの家族を破壊したからです」。