デイリーニュース

  • ウィキペディアとレディットが1月18日にサービスを一時停止 オンライン海賊防止法案に抗議

    オンライン百科事典で、世界で6番目に訪問数が多いサイト「ウィキペディア」は、現在連邦議会で審議されている「オンライン海賊行為防止法(SOPA)」と、その同様法案の「IP保護法(PIPA)」に抗議するため、コンテンツ・アグリゲータ(コンテンツを集めて提供する事業者)である「レディット」などのサイトと共に、1月18日に“サービスの一時停止”を行う予定です。「こうした法案が提案しているのは、政府と私的団体に、オンライン上で何らかの侵害行為を行っているとされたサイトのブラックリストを効率よく作り、サービスプロパイダーにそうしたサイトへのアクセスをブロックさせるという新たな権力を与えることなのです」と、電子フロンティア財団(Electronic Frontier Foundation)の知的財産担当責任者であるコリン・マクシェリーは言います。「我々が直面しようとしているのは、政府と私的団体がネットを検閲できるという状況です」。オバマ政権の主任技術担当官らは、あらゆる「ダイナミックで革新的なグローバルなインターネットを弱体化させる法案」への懸念を表明しています。しかし、二つの法案の主な支持者であるハリウッドの映画会社や音楽出版社は、彼らのクリエイティブコンテンツが盗用されるのを止めさせたいとし、二つの法案は民主・共和両党から幅広い支持を得ています。

    dailynews date: 
    2012/1/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの演説

    本日はマーティン・ルーサー・キング・デーで祝日になります。キング牧師は1929年1月15日に生まれ、1968年の4月4日に、テネシー州メンフィスにあるロレイン・モーテルで暗殺されました。39歳という若さでした。キング牧師は公民権運動の指導者として人々の記憶に残っていますが、その一方で貧困問題とも戦い、「貧者の行進」を組織して経済的正義の問題に取り組みました。また、米外交政策とベトナム戦争に対する厳しい批判者でもありました。キング牧師が1967年の4月4日にニューヨークのリバーサイド教会で行った演説「ベトナムを越えて(Beyond Vietnam)」、そして、暗殺される前夜の1968年4月3日に彼が行ったスピーチ「私はあの山頂に登った(I Have Been to the Mountain Top)」をお届けします。

    dailynews date: 
    2012/1/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • マーティン・ルーサー・キング記念日を前に米国の黒人の大量投獄を語る

    マーティン・ルーサー・キング師の生誕記念日を前に、アフリカ系アメリカ人の大量投獄が公民権運動の成果の多くを逆戻りさせていることについて、トランスアフリカ創設者のランダル・ロビンソンと著作家のミシェル・アレグザンダーに話を聞きます。今日のアメリカでは、1850年の奴隷人口より多くの人々が、刑務所や拘置所に収監されているか、執行猶予中または仮保釈中など、なんらかの矯正管理の下に置かれています。そして1870年当時より多くのアフリカ系アメリカ人の男性が、重罪犯の公民権を剥奪する法により、選挙権を剥奪されています。New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人隔離:大量投獄に見る隠された人種差別』の著者アレグザンダーは、新たに出版されたペーパーバック版の中で、こう論じています。 「大規模な社会運動がないかぎり、米国の大量投獄に終止符を打つことも、キング師の夢の実現に向けた決意が新たになることも期待できません。... 運動は、人権運動であるべきだと思います。投獄ではなく教育に向けての、監獄ではなく職に向けての運動です。誰であれ、またこれまで何をしてきたかを問わず、すべての人々の基本的な人間性と尊厳を認める運動です」

    dailynews date: 
    2012/1/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「記憶は社会の集合的進歩の活性剤」 ランダル・ロビンソン 新作小説『マケダ』を語る

    市民団体 「トランスアフリカ」の創設者、ランダル・ロビンソンの新作小説『マケダ』は、公民権運動の黎明期を舞台にしています。物語は、人種隔離下のバージニア州リッチモンドで一人の青年が盲目の祖父を通してアフリカにルーツを発見し大人になっていく過程を追います。「時折、奴隷制度について考える時、私達はその経済的な結果に注目します。けれども、奴隷制度がもたらした心理的・社会的な影響については推測してこなかった。それをするためには、支配者が課した意図的で規則的なプログラムが引き起こした記憶の喪失を考慮に入れることが必要です」とロビンソンは語ります。

    dailynews date: 
    2012/1/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 壊滅的な地震から2年 いつもながらの外国勢の干渉にあえぐハイチの再建

    30万人あまりの死者を出し、150万人が住む家を失った壊滅的なハイチの地震から今日で2年。An Unbroken Agony: Haiti, from Revolution to the Kidnapping of a President(『終わらない試練─ハイチ、革命から大統領拉致まで』)の著者、ランダル・ロビンソンに話を聞きます。国連の推定によると、ハイチには地震以来、世界各地からの16億ドルの義捐金が集まり、20億ドルを超える復興支援が過去2年間に供与されました。しかし批評家によると、資金は救援対策に携わる国際NGOと民間企業の手に渡り、ハイチの民衆が直接手にしたのはほんのわずかだと批判されています。「再建の取り組みがうまくいっていないと聞いてもまったく驚きません。ハイチで何かがうまくいくことを米国政府が望んだことなど、これまで一度もなかったんじゃないですか」とロビンソンは評します。

    dailynews date: 
    2012/1/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 戦争への道程か?イランの核科学者暗殺と新たな制裁が米イラン間の緊張を高める

    イラン当局は、ウラン濃縮プランにかかわっていた原子物理学者が12日首都テヘランで暗殺され、一連の類似の出来事で死亡したイラン人科学者が一人増えたと言っています。イランは、1月2週目のはじめに、米中央情報局(CIA)のためにスパイ行為をしていた容疑で米国生まれの男性に死刑を言い渡しました。一方、米国はイランが行っているとされる核兵器開発停止の圧力を同国にかけるため、イランからの石油の輸出を閉鎖するという世界規模の作戦を主導しています。イランはこれに対し、世界で取引されている石油の5分の1の主要な通過地点であるホルムズ海峡を閉鎖すると脅してきました。「我々が危機感をあおることで、ある程度まではイランの能力を縮めることができるでしょう。しかし、また、イランの核抑止力へを欲することを助長することにもなります」と団体全米イラン系米国人協議会(the National Iranian American Council)の創設者で代表のトリタ・パルシは言います。「ある時点で、核抑止力への欲望は障害を乗り越えるでしょう。つまり、ある国を脅すことによってその国に安心感を持たせることはできないと言うことです」

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    2012/1/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 元連邦通信委員委員長マイケル・コップス メディア統合、ブロードバンドの拡張と脅かされるジャーナリズムを語る

    マイケル・コップスは連邦通信委員会(FCC)で二期務めました。開かれたインターネットを確固として支持し、メディア統合に反対してきた人物は引退しました。広い話題に触れながら、コップスがこの10年間にFCC成し遂げたことと、犯した失敗について検証します。コップスはブロードバンドは「人類史上おそらく最も機会を創造する技術」だと論じ、米国にはまだ国家的なブロードバンドの社会資本がないことを嘆いています。彼は「放送局を所有することは、放送局で放送される番組を制作することと深く関係があります」と述べた上で、メディア所有権における多様性についてのFCCの取り組みはまだまだだと言います。ジャーナリズムの将来に関しては、「我々の民主主義の将来は有識のある有権者を持つかどうかにかかっています」と述べ、FCCに対し、良質のジャーナリズムへの人々のアクセスを開くことを「国家的な最優先事項」するよう求めています

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    2012/1/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ニューハンプシャーが いかにして「キング牧師の日」休日を認めた最後の州となったか

    来週の月曜日は故マーティン・ルーサー・キング・ジュニアを偲ぶ休日です。1999年に、この日をニューハンプシャー州で自由裁量の休日だった「公民権の日」から有給休日に格上げした──しかも全米50州で最後です──キーパーソン2人と話をします。「ミット・ロムニーがアメリカの魂を救うとか話しているのを見ていてキング牧師の南部キリスト教指導者会議の原形がアメリカの魂を回復するのだとしていたことを思い出しました」とアーニー・アルパートは言います。彼女は1981年から米国フレンズ奉仕団のニューハンプシャー州プログラム・コーディネイターを務めており、オキュパイ・ニューハンプシャー運動の活動家でもあります。「今年のマーティン・ルーサー・キングの日で期待すべきことは、もう一度、平和のメッセージ、社会正義のメッセージ、永遠に人種差別と戦い勇敢な非暴力活動の社会運動へと導くメッセージに私たち自身を密接につなげてくれる価値に立ち戻らせてくれるチャンスだということです」

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    2012/1/11(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 対立陣営によるロムニーの企業実績への攻撃が示す ウォール街占拠運動の広がり

    ニューハンプシャー州の共和党予備選では党員登録有権者の50%に満たない人しか投票に行きませんでした。候補者たちは「アメリカ人の多くの人に、特にブルーカラーのアメリカ人にはあまり関係のない話題にしか触れなかった」とニューハンプシャーの政治科学教授デイル・キーンは言います。「オバマに投票するもロムニーかだれかに投票するも、有権者はわざわざ投票に出かけていく理由が見えているのかどうかわからなのです。」ニューハンプシャーでは多くの無党派層がリバタリアン(自由主義者)系のロン・ポールへの支持を見せています。彼は共和党の本流とは違って米軍のイラクやアフガニスタンからの撤退を求め、軍産複合体への反対を公言してきました。 一方、ポールと並ぶ候補者たちはロムニーがベンチャー投資会社ベイン・キャピタルの経営トップだったときに雇用が失われた事実を攻撃しています。「ウォール街占拠運動というのはこの国の会話の中身を変えたということだけではなく、今やその会話が次の予備選が行われるサウスカロライナ州でさらに盛り上がるということでも理解されるべきです。それも最もそんな会話にふさわしくない2人、つまりリック・ペリーとニュート・ギングリッチによってです」と、長年にわたってニューハンプシャーでラジオ及びテレビ番組のホストを務めているアーニー・アーニセンは言います。

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    2012/1/11(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ロムニー 規制なしスーパーPACによる無制限選挙資金を背景に 先頭走者の位置を固める

    マザー・ジョーンズ誌の記者アンディ・クロールにミット・ロムニーがニューハンプシャー予備選でどうやって40%の得票率という「おカネに見合う勝利」を獲得したかについて話してもらいます。この得票率は2位に着けたロン・ポール下院議員の倍近いものです。この勝利は、今回の選挙戦でのカギの1つが複数のスーパーPAC(Political Action Committee)と呼ばれる、独立した政治行動委員会の台頭だったことを示しているとクロールは言います。PACは連邦最高裁が2010年に下した、いわゆるシチズンズ・ユナイテッド判決で上限なしの選挙資金集めとその支出を認められた組織です。「この外部資金が、特に親ロムニー派にとって、彼の対抗馬全員をノックアウトし、彼の首位を固めるための道具だったということです。そしてそれこそ、彼の選挙陣営が自らはできなかったこと、まさにやりたくなかったことなのです」とクロールは言います。「これでロムニー陣営は、自らがネガティブで相手を中傷する選挙運動をする心配がなくなった。このような好ましくない行動はPACという外部のヤミ資金グループがやってくれるからです」

    dailynews date: 
    2012/1/11(Wed)
    記事番号: 
    2

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