デイリーニュース

  • 調査に逃げ腰のオバマを尻目に 超党派の調査会がブッシュ政権下での拷問の「動かざる」証拠を発見

    超党派の独立特別調査会が、米国が拷問を行っていたことには「疑問の余地がなく」、ジョージ・W・ブッシュ政権にその責任があると結論づけました。被拘束者の待遇に関するこの特別調査会は11 名のメンバーで構成されていますが、オバマ大統領が対テロ・プログラムを調査することを目的とした国家委員会の立ち上げを支持しなかったことを受け、立法・法曹関係者からなる「憲法プロジェクト(Constitution Project)」によって招集されました。調査会の共同議長の1人はアーカンソー州選出の元共和党下院議員で全米ライフル協会(NRA)の顧問でもある、エイサ・ハッチンソンです。彼はジョージ・W・ブッシュ政権の国土安全保障省の次官でもありました。報告書は、「9.11以降に大統領やその最高顧問らが直接関わり、わが国が身柄を拘束した者たちに対し負わせた苦痛や苦悩について、その良識や正当性、合憲性に関しこのような思慮深く詳細な議論が行われた」ことは、米国史上かつてなかったと結論づけています。報告書の大半は911以降のブッシュ政権に関するものですが、オバマ政権下での透明性の欠如も批判しています。ヒューマンライツ・ウォッチの対テロ顧問ローラ・ピッターに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/4/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ベネズエラ 米国がクーデターを画策したと非難 選挙後の抗議行動で死傷者も

    ベネズエラの大統領選挙が終わった後に政府支持派の7人が死亡し60人が負傷する衝突が起き、新大統領に選出されたニコラス・マドゥロは米国と野党勢力が、クーデターを画策していると非難しています。ベネズエラの選挙管理委員会はマドゥロの当選を確定しましたが、野党候補のエンリケ・カプリレスはこの結果を受け入れていません。野党側は3200件以上の問題および選挙違反報告が集まっており、これで選挙結果が変わる可能性があると主張しています。しかし、南米諸国連合は14日の選挙は自由かつ公正選挙だったと認定し、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、キューバ、ニカラグアなどラテンアメリカの数カ国がすでにマドゥロに当選の祝辞を送っています。カラカスから経済&政策リサーチセンターのアレックス・メインに話を聞きます。彼はベネズエラでの選挙監視人の一人でした。

    dailynews date: 
    2013/4/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • “ソマリアのマザー・テレサ”ハワ・アブディと娘のデゴ・モハメドが語る戦争と悲劇からの回復の数十年

    ボストン・マラソンで2回の爆破が起きましたが、人口の密集したソマリアの首都モガディシュで最近起きた爆破事件ではより大きな被害が出ています。4月14日、自動車爆弾と自爆攻撃者によって、裁判複合施設の外で16人が死亡し、さらにその数時間後に別の自動車爆弾が爆発し、複数のトルコ人が死亡しました。ソマリアはボストンと違い、現場に高度な訓練を受けた救急隊員がいたわけではなく、被害者を治療する一流の病院もありません。ソマリア政府が崩壊した1991年以来、救援団体は同国を去り、暴力のために日常生活が遮断される状況が続いています。そんな中、暴力と貧困と病気に打ちのめされた最悪の状況にある人々を世話することを人生の使命とした、一人のソマリア人女性医師がいます。ハワ・アブディ医師は、“ソマリアのマザー・テレサ”として知られています。彼女の新著Keeping Hope Alive: One Woman—90,000 Lives Changed(『希望を持ち続けて:一人の女性が9万人の人生を変えた』)の中で、アブディ医師は、内戦で引き裂かれた首都モガディシュのすぐ外に国内難民のための病院、学校、避難所を設立した理由を説明しています。何万人ものソマリア難民が、現在もそこで暮らしています。

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    2013/4/16(Tue)
    記事番号: 
    5
  • スポーツ記者デイブ・ザイリン ボストン、バクダッド、モガディシュの人々のために祈る

    ネイション誌のスポーツ編集者デイブ・ザイリンから、ボストン・マラソンの爆破と同レースの歴史的意義について話を聞きます。「まず第一に、今日苦しんでいるボストン、バクダッド、モガディシュの人々のために祈りましょう」とザイリンは言います。「第二に、ボストン・マラソンに対する攻撃は、実際はボストンへの攻撃でも米国への攻撃でもなく、世界に対する攻撃だということを人々は理解するべきだと思います」。

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    2013/4/16(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「まるで戦場のよう」:街頭から病院まで、目撃者と医師が爆破の被害者救助に奔走

    ボストン・マラソンの爆破事件後、ボストンの医師は、爆発の被害者に対し少なくとも10件の切断手術を行ったと報じられています。「マサチューセッツ総合病院」(Massachusetts General Hospital)の外傷外科医は、多くの患者は爆弾自体の破片、あるいは爆発によって生じた破片により負傷したと言っています。2人のゲストとともに事件の報道を続けます。一人は「ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター」(Beth Israel Deaconess Medical Center)の医師で、4月15日の爆発の被害者を治療したマイゲル・ギブソンで、彼の息子もこのマラソンに参加していました。もう一人は、ボストンを拠点に活動するレポーターで、Esquire.comの政治ブログのライターであるチャールズ・ピアスです。

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    2013/4/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 平和活動家のカルロス・アレドンド:ボストン・マラソンの被害者救助でヒーローと称賛される

    平和活動家のカルロス・アレドンドは、“帽子の男”として知られるようなりました。ボストン・マラソンの爆破の直後、車椅子に乗った血だらけの被害者の切断された動脈を押さえている、カウボーイハットをかぶった彼の映像が広く伝えられ、多くの媒体でヒーローとして報じられたからです。アレドンドにとって悲劇はこれが初めてではありません。彼は、自分の息子で海軍上等兵のアレクサンダー・アレドンドが2004年にイラクで死亡して以来、イラク戦争反対の主要人物として活動してきました。もう一人の息子ブライアンは2011年に自殺しました。カルロスと彼の妻メリダから、ボストン・マラソンの爆破と、被害者を助けるために即座に取った対応について話を聞きます。

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    2013/4/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ボストン・マラソンの“恐ろしい光景”:2回の爆発で3人が死亡、負傷者多数 四肢切断被害者も

    4月15日のボストン・マラソンの爆破事件で、3人が死亡、少なくとも144人が負傷、うち17人が重体です。2回の爆発は13秒の間隔をあけて、この歴史あるレースのゴールライン近くの100ヤード(約90メートル)離れた2つの場所で起こりました。多くの被害者が爆弾自体の破片、または爆発によって生じた破片による負傷を受け、少なくとも10件の切断手術が行なわれたと報じられています。今回の爆発は、1995年のオクラホマシティの攻撃以来、米国で起きた最悪のものです。今のところ誰も逮捕されておらず、犯行声明も出ていません。

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    2013/4/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 納税期日:大勢が慌てて申告する中、税金が戦争に使われることに拒否する抗議行動

    本日は4月15日、多くの米国民が期日に間に合うよう所得税を慌てて申告する納税期日です。また、全米各地で、人々が税金を戦争の資金として使うにことに対する抗議行動を計画している日でもあります。全米各地で何十もの地域社会で、今も続く無人機やミサイル、爆弾への莫大な政府支出に抗議するデモが、内国歳入庁(IRS)や連邦政府庁舎、武器製造工場で計画されています。戦争抵抗者連盟(War Resisters League)が公開した最新の円グラフによると、連邦税の47パーセントは何らかの形で戦争に使われています。殺傷兵器にお金を出すことに抗議する立場を明らかにするため、一部の国民は、軍への資金供給を個人的に拒否しています。これらの納税拒否者たちは、連邦所得税の全額又は一部支払いを拒む─そして代わりに人道活動にこのお金を寄付する─ことで、禁固刑の危険性にさらされています。本日は、全米戦争税拒否運動連絡委員会(National War Tax Resistance Coordinating Committee)のエド・ヘドマンに話を聞きます。彼は40年間にわたって、納税額のうちの連邦税部分を支払わず、その分を非営利組織や人道的活動に割り充て続けています。

    dailynews date: 
    2013/4/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ベネズエラのチャベス革命は続くか? マドゥロが大統領選に接戦で勝利

    ベネズエラで14日、先月、がんで死去した故ウゴ・チャベス大統領の残りの任期の後任者を決める大統領選挙が投開票され、チャベス政権時の外相兼副大統領だったニコラス・マドゥロが接戦で勝利しました。ベネズエラの選挙管理委員会は、マドゥロの得票率が50.7パーセント、最大野党党首のエンリケ・カプリレス・ラドンスキの得票率が49.1パーセントと発表しています。故チャベス大統領が得票差11パーセントでカプリレスを破った10月の大統領選よりもはるかに僅差の結果でした。Comandante : Hugo Chávez’s Venezuela(『コマンダンテ:ウゴ・チャベスのベネズエラ』)の著者ローリー・キャロルと、経済・政策研究所(Center for Economic and Policy Research)共同代表のマーク・ワイズブロットの討論をお届けします。

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    2013/4/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トーマス・ガンブルトン司教 性的虐待犠牲者のために発言 活動家としての生涯を振り返る

    新教皇フランシスコは教皇庁に対し性的虐待事件への毅然とした対応を命じました。退職したデトロイトのトーマス・ガンブルトン司教に話を聞きます。ガンブルトン司教は自らも性的虐待の被害者であり、2007年、聖職者による性的虐待事件の時効を引き延ばすオハイオ州法案に公然と支持を表明した後に職を辞するように強いられました。ガンブルトンは昨晩、ここニューヨークで行われた「司祭による虐待の被害者のネットワーク(Survivors Network of those Abused by Priests)」の資金集めイベントで講演しました。ガンブルトン司教はまた、数十年にわたる平和および正義、公民権運動の指導的発言者で、カトリックの平和団体「パックス・クライスティ」や飢餓と戦う「ブレッド・フォー・ザ・ワールド」の創設にも尽力しました。その彼に、デトロイトの貧困、ペルーの反政府運動に加担して投獄された米国人ロリ・ベレンソン、戦争税の不払い運動、同性婚に関する教会の姿勢への異議、反核運動、そして解放の神学についても聞きます。

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    2013/4/12(Fri)
    記事番号: 
    1

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