デイリーニュース

  • ホセ・セラーノ下院議員:決定的なラティーノ票が ワシントンでの移民議論の流れを変えた

    数万人の移民が5月1日のメーデー行進に加わり、議会に包括的な移民改革法案を通過させるよう求めました。ロサンゼルスからアラバマ、シカゴ、そしてニューヨークまで、大規模なデモに市民が集まりました。これら集会と時を一にして、上院の超党派「8人組み」が起草した移民改革法案が、下院に提出されました。議会の作業委員会の提案には、移民が連邦裁判所に出廷し、米移民法違反で有罪をまず認めてからはじめて、市民権を申請できるという条件も含まれ、このプロセスには少なくとも10年がかかるとされています。オバマ大統領は、移民法改革議論において更に表立った役割を果せるかを模索中ですが、この問題は5月第1週のメキシコとコスタリカ訪問でも要点となるとみられています。ニューヨーク選出の民主党下院議員ホセ・セラーノに話をききます。

    dailynews date: 
    2013/5/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 罰せられる島ヴィエケス:米海軍追い出し運動成功後10年経っても環境汚染に苦しむプエルトリコ

    プエルトリコのヴィエケス島では、米海軍が同島を爆撃練習所として使うことを止めてから10年が経ったのを記念し、数千人が集いました。1940年代より米海軍は、ヴィエケス島の約4分の3近くを爆撃練習や、戦争訓練、古くなった弾薬の廃棄場所として使用しました。爆撃は、非暴力の市民的不服従キャンペーンの後、停止されましたが、島民の苦しみは現在もつづいています。米海軍によれば、現在の清掃作業ペースでは、60年間の爆撃訓練がもたらした環境的損害をすべて取除くのに2025年までかかります。先日は漁師が巨大な不発弾を水中で発見しました。ヴィエケス島の約1万人の住民には、過去に行われた軍の爆撃活動を原因とする可能性がある喘息や癌などの病気を治療する病院設備もありません。「軍側はヴィエケス島の清掃に本気で取り組む気はなく、2003年に米海軍を追い出した罰を、同島に与えつづけているのです。この作業はきちんとした管理もされず、地域社会の参加もなしに行われているのです」と「ヴィエケス島救済開発委員会」(Committee for the Rescue and Development of Vieques)のロバート・ラビンは言います。加えてプエルトリコ出身でニューヨーク選出の下院議員ホセ・セラーノにも話をききます。

    dailynews date: 
    2013/5/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米がシリアの反体制派に武器提供へ動く中 化学兵器攻撃報道に対する疑問も浮上

    バッシャール・アル=アサド大統領と戦うシリアの反体制派に、オバマ政権が近々、「殺傷兵器」の提供を始めると報道されています。ある高官の話しでは、オバマ大統領は「直接的な軍事目的を持つ支援」に関する最終決定をここ数週間以内に下すことになるだろうとワシントンポスト紙は報道しています。シリアの反体制派はすでに西側の支援者に、対戦車兵器と地対空ミサイルの提供を要請しています。この動きは、イスラエルと米国の情報筋によるシリア政府が化学兵器使用したとする非難を受けて生じたもので、4月30日、オバマ大統領はシリアで化学兵器が使用されたとあれば「状況は一変する」と発言しました。オンライン・ニュースサイト、「グローバル・ポスト」(GlobalPost)のシリア担当の上級記者トレーシー・シェルトンに話を聞きます。シェルトンの最新記事は”Syria: The Horrific Chemical Weapons Attack that Probably Wasn’t a Chemical Weapons Attack”(「シリア: 恐怖の化学兵器攻撃が 実は化学兵器攻撃ではなかった可能性」)です。シェルトン記者は「シリア紛争の人道的悲劇について、無視したり忘れたりできない報道」を行ったとして、先月ジョージ・ポーク賞を受賞しました。

    dailynews date: 
    2013/5/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • テニスのナブラチロワ プロスポーツ界で最初にカムアウトした先輩としてNBAのコリンズ選手を祝福

    全米バスケットボール協会(NBA)のジェイソン・コリンズ選手が、自分がゲイであることを公表し今週のスポーツニュースの見出しを独占しています。彼は現役選手としてカムアウトした米主要スポーツ史上初の男性選手となりました。コリンズは自分のカムアウトはテニス界の伝説的選手であるマルチナ・ナブラチロワに触発されたとコメントしています。ナブラチロワは1981年にカムアウトし、同性愛者であることを公表した最初のスポーツ選手の1人です。彼女は4大国際大会で計59回の優勝を果たし、ウィンブルドン・シングルスでも9回優勝の最多記録を持ちます。本日はコリンズのカミングアウトとLGBTの人権問題でのもう1つの新たな成果、結婚と同様の法的権利を提供するコロラド州での同性間シビルユニオン(市民的結合)の法制化について、ナブラチロワに話を聞きます。ナブラチロワは1992年、コロラド州が州憲法修正を行い州法や地方条例が定める少数派への公民権保護を、同性愛者および両性愛者に拡大適用することを禁じた際に、その合憲性を問う集団訴訟の原告団に名前を連ねました。「コリンズ選手のカミングアウトは一陣のそよ風のようです。彼は先駆けになったのです」とナブラチロワは言います。「友だちや家族に対してカムアウトするにはものすごいガッツが必要です。大半のゲイにとって、カミングアウトは人生で最もトラウマを伴う経験なのです。

    dailynews date: 
    2013/5/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • バングラデシュ工場崩壊の死者400人を超える 労働者が生産する製品のブランドと同等の保護を求める声高まる

    今日は世界中でメーデーの活動が行われますが、4月24日に起きた工場の建屋崩壊で400人以上が死亡し150人が行方不明となっているバングラデシュでも、職場の安全を求めて数千人の労働者がデモ行進を行います。この崩壊事故は衣料産業史上最悪の死亡事故であり、バングラデシュでは過去5カ月間で3度目の労働災害です。工場建屋の所有者は逮捕されており、バングラデシュの裁判所は建屋内にあった5つの縫製工場の所有者たちの資産を凍結しました。ここの工場労働者たちの大半の平均賃金は月額38ドル程度、時給にして21セント足らずを支払われて、西側諸国のアパレル企業に多くの製品を供給してます。労働者の権利活動家のリーダー的存在で世界労働人権研究所(Institute for Global Labour and Human Rights)所長のチャーリー・カーナガンに話を聞きます。「企業は、行動規約を降りかざしますが、そんなのはまったく無意味です。ただの紙切れにすぎません。労働者が求めているのは法的な裏付けをもつ権利です」とカーナガンは言います。「われわれは立ち上がってこう宣言すべきです、『アメリカに何でももちこめばいい。だが、児童労働や組合を組織する権利を与えられない労働者の手で作られた製品は断じてもちこまない』 と。それがバングラデシュの労働運動にもたらす影響は多大です」

    dailynews date: 
    2013/5/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマ グァンタナモ閉鎖を求めると誓うが 収容者のハンスト死の回避には即時行動が必要

    オバマ大統領はグァンタナモ米軍事基地の収容所閉鎖に向けて努力を再開すると約束しましたが、閉鎖を最初に公約してからすでに4年以上経過しています。ホワイトハウスでの記者会見で、オバマは100人以上が無期限拘束されている事態は容認できないとしたものの、自由を求めてハンストを3ヶ月も続けている収容者たちに強制的に食物を摂取させることに関しては擁護しました。グァンタナモ収容者たちの弁護士たちはオバマの同収容所閉鎖の公約を歓迎しつつも、すでに移送許可が出ている86人の即時釈放や、オバマが自ら決めたイエメン国籍の収容者たちの本国送還への一時停止措置の解除などを直ちに実行するよう訴えています。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)の上級弁護士で、ハンストを行っているグァンタナモ収容者ガレブ・アルビハニの代理人でもあるパーディス・ケブリアイに話を聞きます。「オバマ大統領はグァンタナモに関する大変重要な声明を出したのはこれが初めてではありません。いま必要なのは行動です」とケブリアイは語ります。「グアンタナモ問題は米国の国家安全保障上の負担となっています。法的にも支弁護できませんし、道徳的にも間違っている。それは正義にもとっています。全世界がそのことを知っています。オバマ大統領も知っている。アメリカの人びとも知るべきです。

    dailynews date: 
    2013/5/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 4人の子供の母親で妊娠中のキンバリー・リベラ:イラク任務拒否で軍事刑務所での禁錮刑を言い渡される

    良心的兵役拒否者で、4人の子を持ち現在妊娠中の米陸軍上等兵キンバリー・リベラは、イラク戦争の任務を拒否したことで軍事刑務所での禁錮刑を言い渡されました。リベラは2006年12月、2週間の休暇中に、イラクでの2度目の兵役に戻らないことを決めました。彼女と家族は2007年2月にカナダに逃れて暮らしていましたが、2012年に米国に強制送還されました。軍事裁判所は2013年4月29日、彼女に禁錮10ヶ月の判決を下しました。彼女は5番目の子供を12月に出産する予定です。キンバリーの夫で現在は4人の幼い子供たちの主な面倒を見ているマリオ・リベラと、キンバリーをはじめ何十人もの他の良心的兵役拒否者たちの代理人を務める弁護士であるジェームズ・ブラナムに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/4/30(Tue)
    記事番号: 
    2
  • イサベル・アジェンデが語る『マヤのノート』、薬物中毒、1973年のチリ・クーデターと詩人パブロ・ネルーダの死

    チリのベストセラー作家イサベル・アジェンデは、新著 Maya’s Notebook: A Novel(『マヤのノート:ある小説』)を発表しました。同著はマヤ・ビダルという名の十代の少女が薬物中毒、悲哀、そして歴史と格闘する様子を描いています。フィクションという形を取っていますが、この物語は実際の悲劇に基づいています。アジェンデの3人の継子は薬物中毒に苦しみ、そのうちの2人は薬物が原因で死んでいます。一人は1994年、もう一人は1月前の3月に亡くなりました。小説の中で、マヤはまた、チリの過去の暗い秘密を発見し、民主的に選出された大統領サルバドール・アジェンデを失脚させた1973年9月11日の軍事クーデター後に自分の親戚たちに何が起こったのかのを知ります。イサベル・アジェンデに、この小説、彼女の従兄弟であるサルバドール・アジェンデを失脚させた米国支援のクーデターとの彼女の個人的な関係、チリの詩人パブロ・ネルーダの死因がクーデター政権の諜報員による毒殺かどうかを調べるために、遺体を発掘して調査することになった件について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/4/30(Tue)
    記事番号: 
    1
  • カントリーミュージシャン、ウィリー・ネルソンが80歳の誕生日:「一人のメッセージが世界を変えられる」

    カントリーミュージックの大御所ウィリー・ネルソンが今日、80歳の誕生日を迎えました。28日、彼は今月はじめに肥料工場爆発事故により14人が亡くなる惨事が起きた、テキサス州ウェストの消防署への寄付を募るためにオースティンで開催された誕生日チャリティーコンサートに出演しました。ネルソンは、1933年テキサス州アボット市の数マイル先で生まれました。ネルソンは最も有名なカントリーミュージシャンの一人ですが、長い間政治的な活動も行っています。彼は、小規模農家への理解を高め支援することを目的としたチャリティコンサートを毎年開催する「ファームエイド」の共同創設者のひとりです。トラックの燃料となる食物油を製造するバイオディーゼル工場も共同経営しています。また、マリフアナ法規制の改正を求める全米組織、NORML(National Organization for the Reform of Marijuana Laws)の顧問委員会委員も務めています。本日は、2008年にデモクラシーナウ!のスタジオで行った、1時間のネルソンのインタビューの一部をお送りします。

    dailynews date: 
    2013/4/29(Mon)
    記事番号: 
    3
  • テロ戦争の忘れられた女性たち:ビクトリア・ブリッテンが語る、取り残された妻たちと家族

    オバマ大統領に対するグアンタナモ米軍基地収容所閉鎖への圧力が高まる中、何年もこの米軍収容所の密着取材を行っている、英国ジャーナリストのビクトリア・ブリッテンに話をききます。Shadow Lives : The Forgotten Women of the War on Terror(『影の命:テロ戦争の忘れ去られた女性たち』)は、彼女の新著です。「この本で採り上げた女性の中には、グアンタナモの囚人の妻も何人かいます。中でも、第一章に登場する女性は、私の親友の一人で、彼女の夫がグアンタナモ収容所に収容されてきたとても長い間、彼女と彼女の子どもたちといわば生活を共にした人です。そして彼女は、夫がなぜそこに収容されたのか、いつ釈放されるのか、何の情報も知らされず、連絡が全くできない状態です」とブリッテンは話します。

    dailynews date: 
    2013/4/29(Mon)
    記事番号: 
    2

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