内部告発者エドワード・スノーデンの追跡に「必要な全措置」を取ると米国は公言しています。ジェイムズ・バンフォード記者と国家安全保障局(NSA)が秘密裏に拡大している監視とサイバー戦争について話します。バンフォードはワイアード誌に寄稿した最新記事で、NSA長官キース・アレグザンダー大将の人物像を紹介しながら、PRISM、電話の通話監視、ユタ州ブラフデールにNSAが建設した巨大なスパイセンターなどの事象の接点をつないでいきます。アレグザンダーは「アメリカの諜報分野で、いまだかつて誰も手にしたことのない強大な権力を握っています。指揮下の人間の数、管轄権の広がり、君臨期間の長さ、機密性の高さなど」とバンフォードは言います。バンフォードはThe Shadow Factory: The Ultra-Secret NSA from 9/11 to the Eavesdropping on America(『影の工場:過度に秘密なNSAの9.11からアメリカ盗聴まで』)の著者です。1980年代にNSAの存在を明るみに出すことに寄与して以来、30年間にわたりこの機関を取材してきました。