デイリーニュース

  • 公民権上の勝利 バージニア州が暴力行為以外の元重罪犯の投票権を回復

    選挙権上の大きな勝利です。バージニア州知事ボブ・マクドネルが、暴力事件以外の重罪犯に関しては服役後自動的に投票権を回復させる措置を取ると発表しました。この決定は2年間の待機期間と請願手続きとを撤廃するもので、現在は何千人もの暴力事件以外の重罪犯が刑を務め終え全ての刑罰の条件を満たしているにもかかわらず公民権を停止されたままになっています。判決手続きプロジェクト(the Sentencing Project)の調べでは、2010年時点でバージニア州では35万人が刑期を終えてなお公民権停止状態になっています。元重罪犯たちの選挙権を回復する運動の先頭に立ってきた全米黒人地位向上協会(NAACP)会長兼CEOのベンジャミン・ジェラスに話を聞きます。折しも連邦最高裁が現在、投票権法の今後を左右する重大な判決を準備しているところです。

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    2013/5/31(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フードスタンプの財源が政治家に標的にされる中 全米で6人に1人が飢えていると新調査報告

    共和党は数億万ドル単位でフードスタンプの財源を削減しようとしていますが、新たな調査報告書によれば、全米で6人に1人は十分な食べ物を買う余裕のない家庭に属していることが明らかになりました。ニューヨーク大学法科大学院国際人権クリニック(International Human Rights Clinic at New York University’s School of Law)によるNourishing Change: Fulfilling the Right to Food in the United States(『変化を育てる:米国の食への権利を叶えるために』)では、全米で5000万人が飢えに苦しみ、内1700万人近くは子どもだといいます。景気停滞以来、食物を確保できない人の数が急増し、2011年には食事が満足に確保できないグループに分類された人の数は、2007年に比べ1400万人増えました。この報告書が発表される一方で、議会では農業法の再交渉が進められ、これまでフードスタンプ・プログラム(Food Stamp Program)として知られていた補助的栄養支援プログラム(Supplemental Nutrition Assistance Program/SNAP)の大幅な削減が提議されています。現在、米国の数百万人が、家族と自分の食べ物をSNAPに頼っています。

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    2013/5/30(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 億万長者の寄付者デビッド・コークへの遠慮から PBSテレビが 自主検閲?

    映画監督ティア・レッシンとカール・ディールによれば、共和党支持の億万長者デービッド・コークが、彼に批判的な映画をPBS放送が流したことに抗議したあと、予定されていた彼らの新作ドキュメンタリー映画の放映が中止になったといいます。その批判的な映画とは、高い評価を受けている映画監督、アレックス・ギブニーによるPark Avenue: Money, Power and the American Dream(『パーク・アベニュー:カネ、権力とアメリカン・ドリーム』)です。レッシンとディールはインディペンデント・テレビジョン・サービス(Independent Television Service) との合意が破綻するまでは、自作Citizen Koch(『市民コーク』)をPBS放送で放映する交渉を進めていました。ニューヨーカー誌の報道によれば、『市民コーク』が放送中止となったのは、2012年にニューヨークのWNET局を含むPBS系列局で放映されたギブニーの作品に対するコークの反応が影響している可能性があるといいます。『市民コーク』では、歴史の転換点となった最高裁によるシティズンズ・ユナイテッド判決で、企業が選挙戦に無制限寄付を行えるようになった過程が描かれています。

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    2013/5/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジュリアン・アサンジが語る グーグルとの会談 反ウィキリークス新作ドキュメンタリー映画 資金攻撃

    ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジは性的暴行と強姦の告発容疑を捜査したいとするスウェーデンへの送還を避けるためにいまもエクアドル大使館に避難中です。スウェーデンが彼を米国に引き渡すことを恐れているのです。28日、エクアドルの外相が英国政府に対し、アサンジがエクアドルに行くことを認めないのはアサンジの権利を踏みにじるものだとして非難しました。エクアドルはすでに1年近く前にアサンジの同国への政治亡命を認めているのです。同大使館からアサンジに、世界最大の金融企業数社の関係する通貨取引禁止やウィキリークスに関するハリウッドの新作ドキュメンタリー映画 We Steal Secrets(『我々は秘密を盗む』)まで、彼が「ウィキリークスに対する全面攻撃」と呼ぶ件に関して話を聞きます。彼はまた、2011年6月に彼とグーグルCEOエリック・シュミットと間で行われた会談に関しても話します。この会談はあまり知られていませんが、その録音の一部も放送します。アサンジとのインタビューの拡大版も後ほど放送予定です。

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    2013/5/29(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アサンジ: 米政府によるウィキリークス摘発やマニングの「裁判ショー」は 内部告発者を脅すため

    米政府の大量の極秘文書をウィキリークスへ公開したブラッドリー・マニング陸軍上等兵の裁判が来週6月3日にも始まります。マニングは「公になって然るべき」だと感じていたという極秘文書などを不当に使用した罪は既に認めていますが、より重い罪である敵対勢力のほう助に関しては否認しています。現在ロンドンのエクアドル大使館に保護されているウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジはマニングの裁判を「人々がジャーナリストと話をしたり、公の場で発言することを怖がるように仕向けるための「裁判ショー」だと言います。アサンジはいまもスウェーデン送還を避け続けていますが、その法的立場に関しても話します。彼はスウェーデンに戻れば、そこから米国に送還され、すでに大陪審が秘密裏に彼を告発しているとされている米国で、マニングが漏洩した外交通信文書を公開した罪で自らが起訴されるのを恐れているのです。 

    dailynews date: 
    2013/5/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジュリアン・アサンジ: アノニマスのハッカーへの司法取引は 報道や市民運動への弾圧の一部だ

    ハッキング活動家団体アノニマスのジェレミー・ハモンドが、民間諜報会社ストラトフォーやFBI、その他の機関をハッキングした罪を認めました。ハモンドは自分の目的は政府や企業が密室で行っていることに光を当てることだったと言います。彼の活動でストラトフォー社の約500万通のEメールが最終的に内部告発サイト、ウィキリークスに掲載され、この民間諜報企業がどのように活動家たちを監視し、自らの顧客のためにスパイ活動を行っていたかが明らかになりました。ハモンドは自身の声明の中で、彼が司法取引に応じて罪を認めたのは、禁固30年を求刑しかねない過度の追訴を避けるためだったとしています。彼はすでに15カ月間勾留されており、独房にも数週にわたって監禁されています。ロンドンのエクアドル大使館に身をよせているウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに話を聞きます。アサンジは、ハモンドの訴追は「有力な政治活動家や報道の情報源とされる者たちへの」より広範な弾圧の一部だと話します。

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    2013/5/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • パート2:アリス・ウォーカーが語るアクティビズム、同姓婚、アンジェラ・デイビス、オバマ、70歳を迎えること

    作家で詩人、活動家のアリス・ウォーカーに、彼女の新刊2冊について聞くインタビューを続け、もう一人の世界的に著名な作家で活動家、学者のアンジェラ・デイビスについての新ドキュメンタリーの抜粋を放送します。ウォーカーに、新刊The Cushion in the Road: Meditation and Wandering as the Whole World Awakens to Being in Harm’s Way(『瞑想座布団を持って:危険の増す世界と瞑想と放浪』)のサブタイトルの意味についてと、同姓婚、オバマが二期目に入ってこれまでしたことについての彼女の考えを聞きます。「彼が二期目に立候補しないようにと願ったことがありました。なぜなら、今私たちが見ていることを見たくなかったからです」と、彼の「米国内外の大富豪層との居心地の良い関係」と、多くの罪なき人々を殺した無人機へ寄せる信頼を引き合いに出しながら、ウォーカーは言います。

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    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 『瞑想座布団を持って』:詩人で作家のアリス・ウォーカーが世界的アクティビズムの中で自らの内面への旅に向き合う

    伝説的な作家で詩人、活動家のアリス・ウォーカーから彼女の新刊The Cushion in the Road: Meditation and Wandering as the Whole World Awakens to Being in Harm’s Way(『瞑想座布団を持って:危険の増す世界と瞑想と放浪』)について話を聞きます。同作の中で彼女は、人種差別、パレスチナ、アフリカ、オバマの大統領任務など、彼女の人生と仕事の上での主要テーマの多くを語っています。一連のエッセイは、世界へ深く関わろうとする一方で静かな思索にふけることを望む、彼女の相反する願望を描いてます。また、彼女は新しい詩集The World Will Follow Joy: Turning Madness into Flowers.(『世界は喜びに従う:狂気を花に変えること』)を出版したばかりでもあります。さらに、彼女の人生についての映画Alice Walker: Beauty in Truth(『アリス・ウォーカー:真実の中の美』)は5月31日に米国で封切られます。

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    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • オバマ 政治資金集め役で大富豪のペニー・プリツカーを商務長官に指名  反労組とサブプライムへの関与にもかかわらず

    大富豪の実業家で、過去にはオバマの資金調達に一役買っていたペニー・プリツカーは、彼女自身のビジネスのやり方が問題視されているにも関わらず、商務長官になることがほぼ決まりつつあります。プリツカーと彼女の家族は、シカゴを拠点とする企業であり、プリツカー家によるサブプライムローンの拡大後に破綻した「スペリアー銀行」(Superior Bank)を所有していました。15億ドル以上の純資産を持つプリツカーは、米国史上最も裕福な閣僚の一人になります。彼女はハイアット・ホテル・チェーンを創業した家系の出身です。同チェーンは、彼女と労働組合との衝突によって厳しい視線にさらられています。米労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)は、ハイアットは、強引な業務外部委託、低賃金、ハウスキーバーの酷使など、広範囲に渡る労働虐待を行ってきたと言います。イン・ディーズ・タイムズ誌(In These Times)の上級記者デイビット・モバーグから話を聞きます。彼の最新記事は、3 Troubling Things To Know About Billionaire Penny Pritzke

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    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • シカゴが50校の公立校を閉鎖へ:歴史的な大規模廃校は民営化の実験?

    学年度の終わりが近づく中、シカゴでは、米国の一都市としては史上最大の規模で行われる学校削減政策のため、記録的な数の学校がその扉を永遠に閉ざそうとしています。シカゴ教育委員会は5月第4週、同市の50校の公立校を閉鎖することを投票で決定し、これにより、3万人の学生が影響を受けるとみられています。このうち約90%はアフリカ系米国人です。シカゴのラーム・エマニュエル市長は、同市の財政赤字額の半分にあたる5000億ドル以上を節約するとして、この廃校政策を推し進めました。「ラーム・エマニュエルには実質的な教育計画があるわけではないのです。経済発展計画としてやっているだけです」と、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領政権時に副教育長官を務めた本日のゲスト、ダイアン・ラビッチは言います。賛成派は、今回の廃校は、採算性が悪く活用もされていない学校を対象にしていると言います。しかし、保護者や教師、学生らから成る発言団体は、今回の廃校は1クラスあたりの生徒数が過密になる原因となり、新しい学校へ通学するために今までより長い距離を歩かなくてはならなくなる生徒たちを危険にさらすとして、抵抗しています。廃校の反対運動を主導することを助けた「シカゴ教職員組合」(Chicago Teachers Union)のバイス・プレジント、ジェシー・シャーキーにシカゴから話を聞きます。

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    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    1

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