デイリーニュース

  • 負傷した一般市民を治療するノルウェー人内科医「爆撃を止め、ガザに対するイスラエルの免責を終わらせよ」

    ノルウェー人医師のマッズ・ギルバートが、いまだに続くイスラエルの攻撃によって犠牲となった子どもを始めとする多くの人を治療しているガザ地区から参加します。ギルバート医師は、病院は電気や水道、きちんとした医療器具がないと話していますが、「医師として訴えたいことは、包帯や注射器、医療団を送らないでほしい。イスラエルに爆撃をやめさせ、ガザの包囲を解除させることが今みんなができる最も大事な医療援助です」と話しています。先日、ギルバートは、2014年のガザ地区医療部門の現状について国連に報告書を提出しました。「ガザ地区全市民にひどいことをするイスラエルを免責する米政府の良識はどこへ行ったのでしょう?」とギルバートは問いかけています。

    dailynews date: 
    2014/7/14(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「我々は人間だ」:イスラエルによる一般市民爆撃停止をガザ地区の医師が嘆願

    80%以上の死者が一般市民とされ、ガザ地区で市民がイスラエルによる攻撃の矢面に立っています。ガザ地区から「中東子供連合」(MECA)ガザ・プロジェクトのディレクターでガザ地区パレスティナ赤新月社の医療議長のモナ・エルファラ医師に負傷者の治療に関する最新情報を話してもらいます。エルファラは、イスラエル軍が使用禁止の武器を使用している可能性を示す重度のやけどや原因不明の傷について語り、パレスチナの子どもたちが苦しんでいるトラウマについて話しています。「私たちは数字じゃない、人間だ」とエルファラは語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「イスラエルは一般市民を標的にしている、死傷者がそれを物語っている」:攻撃包囲されたガザ 求められる国際的保護

    170人以上の市民らが死亡した先週から続いている執拗なイスラエルの爆撃の中、何千人もの ガザ地区住民が家を追われています。国連によると、死者の80%が一般市民で、そのうち20%が子どもで、36人以上が死亡しています。1200人のパレスチナ人が負傷、そのうち3分の2が女性や子どもです。940棟の家屋は重大な被害を受けるかもしくは倒壊し、40万人が電力のない状態となり、1万7000人が避難生活を送っています。ハマスはイスラエルにロケット弾約700発を発射、死亡者は出なかったものの、10代のイスラエル人が重度のけがを負いました。パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス大統領の法律顧問を務め、イスラエルとの交渉でパレスチナ側の法律顧問を務めたパレスチナの弁護士、ダイアナ・ブットゥに話をききます。「イスラエルは、誰をターゲットにし、何をターゲットにしているのかを説明するとき、何を攻撃しようとしているのかについていかなる証拠も出していません。そして結局、イスラエル側が一般市民を標的にしてないと主張しているのと同じくらい、彼らはそれを行っており、死傷者をみれば明白だ」とブットゥは語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ガザ攻撃をめぐる討論: パレスチナ人の死者は100人に達す 暴力を煽るのは誰? 取るべき手段は?

    イスラエルによる空爆は4日目を迎え、ガザ地区では犠牲者が増加しています。ガザの医療当局者によると、7月10日の攻撃で少なくとも22名が亡くなり、パレスチナ人の死者は101人に達しました。その約半数は女性と子供だと報告されています。イスラエル側では死者は報告されていません。イスラエル軍は、ガザ全域で1000カ所を爆撃し、数百トンの爆弾を投下したと述べています。これは、2012年末の8日間にわたる攻撃をしのぐ量です。イスラエルの空爆強化に対し、ガザからはイスラエルに向けたロケット弾が連続的に発射されています。パレスチナ人の人権弁護士ヌーラ・エラカットと、イスラエルの駐米大使上級顧問ジョシュア・ハントマンとの討論をお送りします。「イスラエルは現在、攻撃を受けています」と、ハントマンは述べます。「2005年以来、8000発以上のロケット弾やミサイル、迫撃砲が、我々の市民に対して無差別に発射されています」とハントマンは主張します。一方エラカットは、イスラエルのガザ爆撃は、「虐殺の域に達している」と語ります。「イスラエルは精密な武器を持っており、住宅を標的にしています。この行き過ぎた攻撃を行っているのは、中東唯一の民主主義国とされ、米国から年間31億ドルの援助を受けているユニークな同盟国です」

    dailynews date: 
    2014/7/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 反移民抗議は「米国精神の面汚し」 子供たちを難民として処遇せよ

    暴力が絶えない中央アメリカ諸国から何千人もの人々が米国に避難所を求めてやって来ます。これを受けて7月第2週、テキサス州のリーグ市は、在留資格をもたない子供たちが領域内に足を踏み入れることを禁止する決議を成立させました。この動きは、7月4日の独立記念日の直前にカリフォルニア州マリエータ市で起きた反感の噴出と共通するものがあります。過密になったテキサスの移民収容施設から移動させるため、数十人の子供を乗せてマリエータ市にある連邦の移民収容施設に向かっていた3台のバスを、同市の警察が妨害しました。バスの周りを抗議の群衆が取り囲み、反移民のスローガンを叫びました。「子供たちをどう扱うかが、その社会の指標になります。あの日の出来事は、米国の精神の最低水準を記録しました」と、団体「ボーダー・エンジェルズ」代表のエンリケ・モロネスは語ります。これと時を同じくして、ホンジュラスの子供たちがストリートギャングの標的になるケースが増加しているという報道が相次いでいます。国境警備隊の統計は、中米諸都市での殺人発生率の上昇と、米国への大勢の子供たちの流入には相関関係があることを示しています。「我々がすべきことは、この子供たちに対して、世界の他の国々が難民に与えているのと同じ待遇を与えることです。

    dailynews date: 
    2014/7/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「子供は保護すべきだ」 国境人道的危機対処の予算を支持するグチエレス議員

    オバマ大統領は、米国とメキシコとの国境で起きている人道的危機に対処するべく、37億ドル近くの予算を要求しました。米墨国境では昨年10月以来、5万2000人を超える同伴者のいない子供たちが拘留されています。しかし、この予算の一部は国外追放のスピードアップに使われることになります。共和党が、本国送還の即刻実施に力を入れることを同意の条件としているためです。共和党の要求は、2008年に超党派の支援で成立した移民法を改正し、たとえ子供たちの本国がグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルであっても、メキシコ出身の子供たちと同等のスピードで処理することができるようにすることです。「米国連邦議会の議員たちが、子供たちを危険にさらし、恐怖感を植え付けようとしているのは、情けないことです」と、イリノイ州選出の民主党下院議員ルイス・グチエレスは語ります。同議員は、オバマのこの緊急補正予算案を支援していますが、「子供たちは保護すべきであり、彼らに恐怖感を持たせるべきではない」と語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ムスリムであるがために諜報の標的に? スノーデンの漏洩文書で発覚したNSAの標的が 米政府の諜報に反応

    ウェブマガジン「インターセプト」(The Intercept)による新報道で、米国家安全保障局(NSA)より諜報の対象とされた著名なムスリム米国人5名の名が明らかになりました。この記事はエドワード・スノーデンが漏らした、2002~08年に傍受の対象となった7500件近くのメールアドレスが載っているNSA作成の表が引用されており、そこにはアル・カイダとの繋がりを政府が疑う外国人のものと思われるアドレスと並んで、テロ活動をしていると疑われている米国人のものが含まれていました。しかしその表はさらに、選挙に出馬した経験もある元共和党活動家、ラトガーズ大学の教授、そして米国最大規模のムスリム公民権運動組織リーダーらのメールアドレスも含まれていたのです。スノーデンによりリークされた文書を元にジ・インターセプトに記事を発表した、ピュリッツァー賞受賞記者、グレン・グリーンウォルドに話を聞きます。「これらの人々の唯一の共通点は、政治的活動を行うムイスラム系米国人だということだけです」とグリーンウォルドは言います。「諜報の世界では、それだけで彼らは怪しいと見なすのに十分だったようです」同記事で名のあげられた2人にも話を聞きます。テロリズム関係の訴訟で依頼人の弁護を務めたこともある、著名な公民権弁護士アサム・ガフォーと、弁護士で元米国国土安全保障省の上級政策部長ファサル・ギルです。

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    2014/7/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「インドネシアは別の道へと踏み出した」:投票を操作したとされる、米の訓練を受けた将軍 大統領選敗退

    激しい戦いとなったインドネシアの大統領選の初期集計によれば、ジャカルタ知事のジョコ・ウィドドが、元陸軍将軍プラブウォ・スビアントに数ポイント差で優性にたっている模様です。プラブウォは敗北宣言するのを拒否しており、正式な選挙結果は7月20日以降にならなければ分かりません。アメリカ人ジャーナリストのアラン・ネアンは先日、プラブウォと繋がりがあるインドネシア軍が、「票の改ざんや、反プラブウォ派に対する路上での暴力と脅迫」を含む不正選挙活動を行ったと報道しました。米国による軍事訓練を受けたことのあるプラブウォは、1990年代にインドネシア特別部隊の長だった際に大量殺戮をしたとして告発されています。ネアンによる報道は大統領選中、大問題となり、プラブウォはネアンを、インドネシア軍に対する憎悪を煽動したとして刑事告訴しました。ネアンにインドネシアから番組に参加してもらいます。ネアンは、その支持者の中には「殺し屋将軍」たちがいるものの、民衆運動による圧力があれば、ウィドドの方が同国の腐敗した政治システム改革に乗り出す可能性が高いと主張します。「(ウィドドは)いままでインドネシア軍がしてきたように民衆に向けて発砲するというような反応はしないと思います。プラブウォならまさにそういう反応をするでしょうけれど」とネアンは言います。

    dailynews date: 
    2014/7/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • アサンジ独占インタビュー: スノーデンへの支援 「インターセプト」への批判 エクアドル大使館を去ることができるか

    ウィキリークスの創立者ジュリアン・アサンジが、政治亡命者して2年以上保護されているロンドンのエクアドル大使館でデモクラシー・ナウ!のインタビューに答えました。アサンジは最近、デジタル・マガジン「インターセプト」とその所有社ファースト・ルック・メディアを批判しましたが、そのことについてアサンジが説明します。これはファースト・ルック・メディアが、暴力が広がるという米国政府の懸念を受け入れ、NSAが監視する国名を公表しないことに同意したことへの批判です。アサンジとウィキリークスは監視のターゲットとされた国を公表しました。それはアフガニスタンとバハマ諸島で、NSAはこの地域の携帯電話の全通話を記録していました。「これはある国が、軍事的な完全占拠以外で、他の独立国家に対して行える最大の攻撃であると誰もが想像できます。アフガニスタン市民の親密な通話が全て録音されているのです」とアサンジは言います。「これはアフガニスタンの人々次第だと私は思います」。アサンジはまた全世界中の国について2007年からウィキリークスが公開した800万近い文書について、またスノーデンが米国からの逮捕を免れロシアに政治的亡命を確保した際にウィキリークスが手助けをしたこと、そして、逮捕されずにエクアドル大使館から出ることが出来るかなど、彼の将来の展望についても語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ウィキリークスのジュリアン・アサンジ ヒラリー・クリントンの発言に反応:スノーデンが米国で公正な裁判を受けることは「不可能」だ

    本日は、ロンドンのエクアドル大使館内で行われた、エイミー・グッドマンによるウィキリークスの創立者ジュリアン・アサンジの単独インタビュー第二部をお送りします。アサンジは政治亡命者として2年以上、この大使館で保護され生活しています。彼はスウェーデンと米国で捜査を受けており、米国では秘密大陪審が開かれていてイラクとアフガニスタン戦争や国務省の秘密公電など、多くの貴重な漏洩文書を公表したウィキリークスの役割について捜査を行っています。ヒラリー・クリントン元国務長官国務長官は最近のインタビューで、NSA内部告発者エドワード・スノーデンは、帰国して裁判を受けるべきだと発言しましたが、それに対してアサンジのコメントを聞きます。「彼の弁護士全員が、スノーデンはアメリカに戻るべきではないと勧告しています。もし戻るとすれば、至って愚かな行為です」とアサンジは言います。「米国で彼が公正な裁判をうけることは不可能です。なぜなら、米国政府は国家機密特権を適用して、被告側にとって有利な資料を使うことを阻止するからです」

    dailynews date: 
    2014/7/9(Wed)
    記事番号: 
    1

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