デイリーニュース

  • コーク兄弟の反公民権運動のルーツ:新たな文書が明らかにするチャールズ・コークの右派団体ジョン・バーチ協会とのつながり

    「プログレッシブ誌」(The Progressive magazine)と、「メディアと民主主義センター」(Center for Media and Democracy)は、物議を呼んでいる右派団体ジョン・バーチ協会が1960年代の公民権運動に反対するキャンペーンをしていた間、億万長者で石油産業の実業家チャールズ・コークが同協会の活動的なメンバーだったことを示す新たな文書を発表しました。チャールズ・コークは、設立当初からジョン・バーチ協会のリーダーだった彼の父親フレッド・コークの跡を継いでいました。プログレッシブ誌のリサ・グレーブスから、彼女の新たな記事The Koch Cartel: Their Reach, Their Reactionary Agenda, and Their Record(『ザ・コーク・カルテル:その影響範囲、復古主義的計略と実践』)について話を聞きます。グレーブスは、チャールズ・コークが青年時代に吸収した復古主義的思考が、数十年経った後も彼の行動の多くを、いかに駆り立て続けているかを詳述しています。チャールズと彼の弟デビッド・コークは、ティーパーティーや、民主党に対する中傷広告に資金提供する際に寄付者の身元を隠すことができる「黒い金」政治同盟を使って、主流政治の中に自分達の信念に似通った政策課題を押し込むために彼らの財産を使ってきました。

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    2014/7/8(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「全面的に不当」:米国人少年の叔母が、映像に映ったイスラエル警官らによる激しい殴打を非難

    7月第1週の週末、殺害されたパレスチナ人の十代の少年ムハマド・アブ・クデールの従兄弟で15歳のパレスチナ系米国人タリク・アブ・クデールが殴られる映像が公開されました。映像には、彼が従兄弟の殺害をめぐる抗議行動の最中に拘束された後、イスラエルの警官らから激しく殴られる様子が映っています。タリクは、拘束されたとき、東エルサレムでの抗議行動を見ていたと言います。映像には、彼が地面に横たわり、警官らが警棒で繰り返し彼を殴る様子が映っています。タリクは、警官に暴行した容疑の捜査の間、家内監禁状態に置かれています。彼はフロリダ州タンパの住人ですが、夏の間、東エルサレム家族を訪れていました。彼は、7月第1週に殺害された、従兄弟であるムハマドが誘拐される直前まで一緒にいました。国務省は声明文の中で、この暴行は「非常に遺憾」であり、「迅速かつ明白で確かな捜査と、明らかに過剰な力の行使に対する全面的な説明責任」を求めると述べました。タンパから、タリクの叔母であるスハド・アブクデールに話を聞きます。彼女はタリクが殴られたことについて、「まったくもって不当」と言います。「1人の15歳の少年に対して、戦闘用具をフル装備した3人の制服警官たちが向かったんですから」。

    dailynews date: 
    2014/7/8(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「扇動は最上部から始まる」:アラブ人少年の殺害を受け、憎悪を煽っていると非難されるイスラエル政府

    イスラエルによるガザ地区への攻撃の脅威の背景に、パレスチナ人の十代の少年と3人の十代のイスラエル人少年の殺害のあと増大しているヨルダン川西岸とイスラエル内部のアラブ人街での不安があります。イスラエル人少年らは、彼らが住んでいたヨルダン川西岸の入植地付近でヒッチハイクをしていた際に誘拐されました。彼らの遺体は7月第1週に発見されましたが、そこに至るまでの2週間、イスラエルはヨルダン川西岸全域で強行捜査を行い、200人以上のパレスチナ人を逮捕、十数人以上を殺害しました。イスラエル人少年らの遺体が発見された直後の明らかな報復行為として、ムハマド・アブ・クデールという名前のパレスチナ人の十代の少年が自宅付近の東エルサレムで誘拐されました。彼の遺体は間もなく発見され、生きたまま焼き殺された可能性を示していました。イスラエルは7月7日、6人の容疑者を逮捕し、そのうちの3人はすでに容疑を認めたと発表しました。イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相と他のイスラエル首脳陣はこの殺害を非難していますが、クデイルの死は抗議デモやソーシャルメディアでイスラエルの政治指導者らによる報復の呼びかけが行われたあとの出来事でした。

    dailynews date: 
    2014/7/8(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ガザからの報告:包囲され危機にひんしたパレスチナ支配地域に、イスラエルが新たな攻撃を開始

    イスラエルがガザ地区を爆撃し、新たな大規模攻撃を警告する中、イスラエルとユダヤ人入植地での暴力が拡大しています。イスラエル軍は7月7日、パレスチナによるイスラエル南部へのロケット弾攻撃を止めさせることを目的とする「境界防衛作戦」(Operation Protective Edge)を発表しました。一夜のうちにガザ地区の50ヶ所以上を標的にしたイスラエルの攻撃で、少なくとも9人のパレスチナ人が負傷しました。7月6日のイスラエルの攻撃では6人のハマスの成員が死亡しました。これは、2012年末の8日間のイスラエルによる攻撃以来、最大の数です。パレスチナの戦闘員らは、7月5日の週末以来イスラエル南部に数十のロケット弾を発射していますが、負傷者は出ていません。イスラエルは予想される攻撃に備え、ガザ境界沿いにすでに集結させた部隊をさらに補強するために1500人以上の兵士を配置しました。ハマス側は最近の攻撃は「越えてはならない一線を越えた」と言い、より大規模なロケット弾攻撃で応酬すると明言しました。もしイスラエルがガザに侵攻すれば、沿岸占領地における6年間で3度目の大規模攻撃になります。2008年の最初の侵攻では1400人以上のパスレスチナ人が死亡し、そのほとんどは民間人でした。

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    2014/7/8(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジュリアン・アサンジにインタビュー、ウィキリークスやスノーデンについて聞く 避難先のロンドンの大使館から

    デモクラシー・ナウ!特別編に、在ロンドン・エクアドル大使館に滞在するウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジが登場します。スウェーデンと米国の両国で捜査対象となっているアサンジが政治亡命の保護を求めてから3年目を迎えた中、私たちは彼の避難所の中に入りました。米国では秘密大陪審が、イラク・アフガン戦争に関する大量の文書と米国務省の機密外交公電の漏えいに関わったとしてウィキリークを調べています。スウェーデンでは、性的違法行為を行ったとしてアサンジが訴追されずに指名手配されています。先週末、スウェーデンの方の捜査では2年ぶりに動きがみられました。アサンジの弁護士が検察側に対し、新な証拠品の提出と逮捕状取り下げ要求をしたことを受け、スウェーデンの裁判所が7月16日に審問を行うと発表しました。2部構成のインタビューの第1弾として、スウェーデンでの新たな法廷闘争、今も米国で行われている大陪審の調査、そして米国家安全保障局(NSA)内部告発者エドワード・スノーデンへのウィキリークスによる支援についてアサンジと話しました。

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    2014/7/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 独立記念日特別番組 「勝利を我らに」 フォーク界のシンボル 活動家ピート・シーガー

    2014年の始めに、著名なフォークシンガーで活動家のピート・シーガーが、94歳で亡くなりました。現代アメリカのフォークミュージック運動を生み出す一助となった人物として、シーガーは70年近くにわたり、音楽や政治のシンボルでした。1940年代にウディ・ガスリーと共にアルマナック・シンガーズというバンドで演奏活動を行った後、ウィーバーズというバンドを結成。1950年代には、ジョセフ・マッカシー上院議員の政治的魔女狩りに反対し、下院非米活動委員会で証言を拒否したことで投獄されかけました。シーガーは公民権活動家として突出した存在になり、運動を代表する曲「勝利を我らに」(We Shall Overcome)を広めるのに一役買いました。また、ベトナム戦争に声高に反対し、歌で体制に抗議する同世代の歌手たちに刺激を与えました。彼はその後、環境運動と反核運動の中心的存在になりました。2009年にはバラク・オバマの1期目の米大統領就任式で、ブルース・スプリングスティーンと共にリンカーン記念館の階段でウディ・ガスリーの「我が祖国」を歌いました。本日は、2013年と2004年に行ったシーガーのインタビューからハイライトを再放送します。

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    2014/7/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「奴隷にとっての独立記念日」 フレデリック・ダグラスの歴史的演説をジェイムズ・アール・ジョーンズが朗読

    7月4日の米独立記念日の特別番組をフレデリック・ダグラスの言葉で始めましょう。1818年頃、奴隷として生まれたダグラスは奴隷解放運動の主要な指導者になりました。1852年、7月5日、彼はニューヨーク州のロチェスターのロチェスタ-婦人奴隷反対協会で、「黒人にとっての独立記念日の意味」という最も有名な演説のひとつを行いました。歴史家ハワード・ジンの名著Voices of a People's History of the United States (『民衆のアメリカ史の声』)のパフォーマンス・イベントで、俳優のジェイムズ・アール・ジョーンズが行った朗読をお届けします。まず、ジンがジョーンズを紹介するシーンからスタートです。

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    2014/7/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • デニス・クシニッチ イラク危機 米国が政治的に多様なスウェーデンから学べることを語る

    様々な政治的思想の人々が集まるスウェーデンの政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)を視察に訪れた、元米下院議員で大統領選出馬経験もあるデニス・クシニッチにインタビューしました。クシニッチは、米国にもこのように包含的な政治プロセスが必要だと語ります。「ここでは多くの異なる政治的信念の代表に出会えます。米国では政治は単一的です」とクシニッチは言います。「米国にもこのような考え方を呼び起こす必要がありますし、そのためには比例代表制もひとつの手でしょう」イラク危機に対しては「われわれが経験から学んだことがあるとすれば、干渉主義に将来性はない、ということです」と言います。クシニッチは1997~2013年まで米下院議員を務め、2008年と2012年の大統領選に出馬しました。

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    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    5
  • スウェーデンの「フェミニスト・イニシアティブ党」はどうやって 同種の政党で初の欧州議会入りを果たしたのか

    5月、スウェーデンの「フェミニスト・イニシアティブ党」(Feminist Initiative party)は、フェミニスト政党としては歴史上はじめて、欧州議会で一議席を獲得しました。同党の共同創設者で元スウェーデン議会議員のグドルン・シャイマンに話を聞きます。シャイマンは同党の焦点となる、気候変動、人種差別反対、そして個人的に親密なもの同士の間の暴力と国際関係における暴力の関連について語ります。「家父長制構造は世界共通ですし、それは社会にも、親密な人間関係にも、労働市場にも表れています」とシャイマンは言います。「私たちは暴力を禁止しなくてはなりませんし、暴力の役割は常にコントロール、そして権力と繋がっているのだと理解せねばなりません」

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    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 世論調査で躍進のスウェーデンの左派党 温暖化対策と民営化阻止に焦点

    スウェーデンのユニークな政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)の現場から放送をお送りしています。同国の「左派党」(Left Party)議長で、スウェーデン議会の議員でもあるジョナス・スイェステッド議員に話を聞きましょう。スイェステッドは左派党を、労働運動にルーツを持ち、気候変動と民営化阻止に取り組む、現代的な社会主義左派政党だと説明します。「スウェーデンはとくに教育制度、ヘルスケア、高齢者向け住宅の分野において、民営化の実験場のようになりました」とスイェステッドは言います。「このような福祉事業において、すべての営利企業を排除したいのです」

    dailynews date: 
    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    3

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