デイリーニュース

  • 「地球の心臓」アマゾンが大きく脅かされるなか その流域国で初の気候変動会議

    2014年のペルーでの国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)は、アマゾン川流域の国で今回初めて開催されました。ペルーの国土の70%以上はアマゾン盆地内にあります。アマゾン地域に対する長年の脅威の中で行われている今回のペルーでの国連気候変動会議の重要性について、「アマゾン監視団体」(Amazon Watch)の設立者で代表のアトッサ・ソルタニから話を聞きます。ソルタニはまた、利益を生みはするが二酸化炭素を多く排出するエネルギー資源を保有する発展途上国が直面している問題と、米国が環境問題において次世代にとって責任ある世話役になれるかどうかという問題について語ってくれます。「我々がアマゾンを失うとき、我々は排出量を生み出すだけでなく、アマゾンの熱帯雨林という気候安定化作用をも失うのです」と、ソルタニは言います。「我々は転換点に来ています」。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 『企業征服者たち』:気候変動を推進し、そこから利益を得る多国籍企業のやり方を新たな報告書が暴露

    ぺルーのリマで行われている国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)からの放送を続け、Corporate Conquistadors: The Many Ways Multinationals Both Drive and Profit from Climate Destruction(『企業の征服者たち:多国籍企業が気候破壊を引き起こし、そこから利益を得る多くのやり方』)という新たな報告書を発表したばかりの「欧州企業監視団体」(Corporate Europe Observatory)のパスコ・サビドに話を聞きます。「今回COP20 ということは、我々は20年間、我々が必要とする公平で進歩的な気候交渉を進めることなく会議を続けてきたということです」と、サビドは言います。「その大きな理由の一つは、国家レベル、そしてこうした国連会議の両方における化石燃料企業の攻撃的なロビー活動にあります」。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「彼らは我々の暮らしを破壊した」:国連気候変動会議で活動家らがシェル社とシェブロン社に抗議

    ペルーのリマで行われている国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で12月8日、石油大手のシェル社とシェブロン社が会議のパネリストとして講演するよう招待されたことに抗議して、抗議者らが場内に押し寄せました。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、マイク・バークは、シェル社の気候変動顧問であるデビッド・ホーンが登場するイベントに、会議に参加している代表者ら数十人が入り込もうとしたその場に居合わせました。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 森林保護を行い殺害されたペルー先住民の妻ら 国連気候変動会議で正義を求める

    森に住み、森林破壊から森を守ろうとしている先住民をはじめとする環境活動家にとって、ペルーは4番目に危険な国であるとの報告書をグローバル・ウィットネスが発表したことを受けて、今年の国連気候変動会議のホスト国ペルーに、厳しい視線が注がれています。ペルー国内では2002年以降に少なくとも57人の環境活動家が暗殺されており、最近では新規投資と開発を引き付けるために森林保護を後退させる法案が可決されました。本日は、9月に違法の伐採業者を止めようとして殺害されたとされている活動家エドウィン・チョータとホルヘ・リオスの未亡人であるフリア・ペレスとエルヒリア・レンギフォに話を聞きます。チョータは死の直前、自らの命がいかに危険にさらされているかを説明し、政府に対し、彼のコミュニティーを含む複数のコミュニティーへの保護拡大を要請していました。現在、彼の妻は熱帯雨林からリマへ来て、正義を呼びかけています。

    dailynews date: 
    2014/12/8(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ロンダリング・マシーン:米企業が違法伐採でどのようにペルーの森林を脅かしているか

    温室効果ガスを吸収するという重要な役目を果たし、地球温暖化に効果のある熱帯雨林が国土の半分以上を覆っているペルーのリマで開催されている国連気候変動リマ会議(COP20・COP/MOP10)から中継しています。米国の企業20社以上が2008年以降、ペルーのアマゾンから数百万ドル規模の違法伐採木材を輸入していたと、新たな報告書が明らかにしました。国際団体の環境調査機関(EIA)のペループログラム責任者で新たな報告書The Laundering Machine: How Fraud and Corruption in Peru’s Concession System Are Destroying the Future of Its Forests(『ロンダリング・マシーン:ペルーの利権システムでの不正と汚職がどのようにペルーの森林の未来を破壊しているか』)の著者であるジュリア・ウルナガに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/8(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 気候支援は慈善ではなく賠償 地球温暖化の影響を最も受けている国々がリマ会議で主張

    ペルーのリマから中継をお送りする中、例年の国連気候変動会議が最終週の2週目に入りました。190か国から集まった代表団は、来年のパリ会議で合意される見通しの、気候変動を抑制する国際的な取り決めに取り組んでいます。先週、国連の世界気象機関は、2014年は観測史上最も暑い年か、少なくとも最も暑かった年の1つになる見通しを発表しました。今年を含め、観測史上最も暑かった15年のうち14年は21世紀に記録しています。世界で最も環境を汚染している人たちがどのくらい排出を削減するべきか、貧困国の気候変動対策をどのくらい支援するかで、先進国と発展途上国の間で深く意見が分かれています。本日は、「気候正義のためのフィリピン運動」のリディ・ナクピルと、バングラデシュ人の気象学者で、最も発展の遅れている途上国ブロックに気候変動交渉で助言を行っているサレームル・ハグに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/8(Mon)
    記事番号: 
    2
  • フィリピン環境活動の代表的人物 国連気候変動会議で発言を封じられる 台風22号直撃の中

    本日はペルーのリマで開かれている国連気候変動リマ会議(COP20・COP/MOP10)からお送りします。フィリピンでは3年連続で破壊的な台風が直撃しています。90人以上が死亡し、100万人以上が自宅から避難しています。国連気候変動会議におけるフィリピン代表団は、フィリピンの気候変動関連の元代表者だったイェブ・サニョの突然の欠席が注目されました。サニョは過去2回の気候変動サミットで、母国を直撃した破壊的な台風と気候変動を関連づけて感動的な演説を行ったことで国際的にニュースで取り上げられました。本日は、「気候正義のためのフィリピン運動」のリディ・ナクピルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/8(Mon)
    記事番号: 
    1
  • タミール・ライスの殺害: おもちゃのピストルを持った12歳の子供を射殺したクリーブランド警察へ非難の声

    オハイオ州クリーブランドの教会で行われたタミール・ライスの告別式には100人以上が詰めかけました。ライスは12歳で6年生のアフリカ系アメリカ人の少年で、銃を持った少年を見たという警察への通報で出動した警官によって射殺されたのです。その銃とはおもちゃのペレット銃でした。通報者も、まがい物らしいと何度も繰り返していました。ビデオでは警官のティモシー・リーマンがパトカーを出るやいなや、3メートル程の距離から銃撃した様子が映されています。エリック・ホルダー米司法長官は4日、司法省はクリーブランド警察に「不合理で不要な武力行使」のパターンが見られると発表しました。今日はオハイオ州議会の民主党議員ニナ・ターナーに話を聞きます。彼女の選挙区はクリーブランドを含みます。

    また、NY市警を引退した元刑事グラハム・ウェザースプーン、ネイション誌の寄稿者、マイケル・デンゼル・スミス、ニューヨーク・デイリーニュース紙のコラムニスト、ハリー・シーゲルにも議論に加わってもらいます。

    dailynews date: 
    2014/12/5(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 人種差別的で不公平な刑事司法制度? ブラウンとガーナーの死亡で喚起された警察活動についての議論

    アル・シャープトン牧師は、警察の残虐性に対して連邦政府が措置をとることを要求するため、今月6日ワシントンでデモ行進を呼びかけています。 ビル・デブラシオNY市長はNY市警察官を再訓練する命令を出しました。本日は、全米で問題になっている警察の行動と人種差別について議論します。3人のゲストをお招きしています。グラハム・ウェザースプーンはNY市警を引退した元刑事、マイケル・デンゼル・スミスはネイション誌の寄稿者、ハリー・シーゲルはニューヨーク・デイリーニュース紙のコラムニストです。

    dailynews date: 
    2014/12/5(Fri)
    記事番号: 
    4
  • NY市警はガーナーを死なせたのか?救援を促す通行人の声も無視した様子がビデオに

    警官がエリック・ガーナーに絞め技をかけているところを携帯電話で撮影したビデオは国民の大多数が観ていますが、ガーナーが最後に「息が出来ない」と言った後の様子を撮った第2のビデオのことは余り知られていません。2つ目のビデオでは、ガーナーが無反応になって歩道に横たわっているのに、警官も救急隊員も彼を助ける行動を全く取っていません。傍観者が「どうして誰も心肺蘇生をやらないんだ?」と尋ねている声が聞こえます。やがて彼らはガードナーの体を担架に乗せました。ニューヨーク・デイリーニュース紙のコラムニスト、ハリー・シーゲルが、この2つ目のビデオのことを最新記事に書きました。その記事は「エリック・ガーナーの孤独な死:人を一切れの肉のように警察や救急隊員が扱えば、信頼は崩れ去る」と題されています。

    dailynews date: 
    2014/12/5(Fri)
    記事番号: 
    3

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