デイリーニュース

  • グレン・グリーンウォルド:ぺトレイアスへの容赦を要求するフェインステインの嘆願で、情報漏えい者が皆平等ではないことが明らかに

    米連邦捜査局(FBI)と連邦検察は元中央情報局(CIA)長官のデビッド・ぺトレイアスが機密情報を彼の不倫相手の女性に提供したことに対し重犯訴追を勧告しました。ぺトレイアスは2012年、彼の伝記の執筆者であるポーラ・ブロードウェルと不倫していたことを認め、辞任しました。今回の勧告は、ぺトレイアスがブロードウェルに彼のCIAの電子メールアカウントと他の機密書類へのアクセス権を与えていたかとうかの捜査に端を発しています。当初はエリック・ホルダー司法長官が、2014年末までに起訴するかどうかを決定することになっていました。ニューヨークタイムズ紙によると、今回の遅れは「ホルダーが政府の内部告発者に対する弾圧をしていたときにぺトレイアスが特別待遇を受けているのではないかという疑問を持つ」一部の連邦当局者を苛立たせました。カリフォルニア州選出の民主党上院議員であるダイアン・フェインステインは1月11日、司法省に対し、「我々の世代の大将」であり「非常に素晴らしい」ぺトレイアスは「十分苦しんだ」として、彼を刑事告訴しないよう求めました。ピュリツァー賞受賞のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドから話を聞きます。彼はフェインステインの発言についてこう言います。「今まで聞いた中でも実に不愉快な発言の一つです。

    dailynews date: 
    2015/1/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルドが語るテロの“専門家”になる方法:事実を無視し、イスラム教徒を責め、米国のプロパガンダを喧伝

    いわゆるテロリズムの専門家とは誰なのでしょうか? パリでの襲撃を受けて、商業メディアのニュース番組は、テロリズムや外交政策、世界情勢の権威を自称する専門家で再びあふれています。この拡大するしかも怪しげな「テロの専門家」という分野について、3人のゲストと共に検証します。ピュリッツアー賞ジャーナリストで、「ジ・インターセプト」(The Intercept)の共同設立者であるグレン・グリーンウォルド、ハーバード大学の社会学講師で、Disciplining Terror: How Experts Invented 'Terrorism'(『学問分野としてのテロ:専門家がいかに“テロリズム”を作り上げたか』)の著者であるリサ・スタンプニツキ、仏紙「リベラシオン」(Libération)の外交問題記者であるリューク・マシューです。

    dailynews date: 
    2015/1/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジェレミー・スケイヒルが語る パリ襲撃とアルカイダの関与 そして米国がイエメンで密かに行った戦争

    シャルリー・エブドのスタッフを襲撃した銃撃犯、シェリフ・クアシとサイド・クアシは、3日にわたる捜索の末に9日、フランスの警察に射殺されました。シェリフ・クアシはフランスのテレビ局に対し、2011年にイエメンで米無人機によって殺害されたイスラム教の聖職者アンワル・アルアウラキから財政支援を受けていたと語りました。クアシ兄弟は2011年にイエメンに渡航し、アルカイダが拠点としているマーリブの砂漠で武器の訓練を受けたと伝えられています。一方で、週末に公開された動画では、パリのユダヤ人向けスーパーマーケットで4人の人質を殺害した銃撃犯アムディ・クリバリが「イスラム国」に忠誠を誓う様子が撮影されていました。インターセプトへの声明文の中で、アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の関係者は「AQAP指導部が計画を指示し、ムハンマドの名誉のための報復としてターゲットを慎重に選んだ…フランスはイスラム教と抑圧された国々への戦争において明白な役割を担っているから、ターゲットは特にフランスにいる人物だった」とシャルリー・エブド襲撃への関与を発表しました。本日はこのAQAPの犯行声明を公表したインターセプトのジェレミー・スケイヒルにアルアウラキの経歴と、パリ襲撃犯が主張した過激派とのつながりについて話を聞きます。

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    2015/1/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「偽善の大騒ぎ」:ジェレミー・スケイヒルが語る パリのデモに参加した世界の首脳たちはいかに報道の自由に対立しているか

    11日、17人が死亡したシャルリー・エブド襲撃事件とその後の事件を受け、約370万人がフランス全土でデモを行いました。パリでは100万人以上がデモに参加し、フランス史上最大のデモとなりました。世界の首脳ら40人以上がパリに集結し、行進の先導に加わりました。「私たちがディスプレーで見たのは、一方ではとても心強いものでした。これだけ多くの人とが街頭に集まるのを見たのです。しかしもう一方で、デモの先頭を行進したあれだけ大勢の世界の首脳たちのことになると、これはいわば偽善の大騒ぎでした。デモに参加した各国元首や政府代表は一人残らず、ジャーナリストに対する戦争を行ってきた人々です」と、インターセプト共同創設者のジェレミー・スケイヒルは語ります。

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    2015/1/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • バーモント州 新知事シャムリソンの就任式で医療皆保険制度を要求し29名逮捕

    バーモント州では8日、ピーター・シャムリン知事の就任演説中に、医療保険の単一支払者制度を要求する座り込みが行われました。同州で単一支払者制度(皆保険制度)を創設するという公約を掲げていたシャムリソンが、12月に公約撤回を発表したことを受けたものです。8日の座り込みで、抗議者たちは歌を歌い、口々に要求を叫びながら失望を表明し、逮捕されました。「医療は人権キャンペーン」(the Healthcare is a Human Right Campaign)を組織しているバーモント労働者センター代表のジェイムズ・ハスラムに話を聞きます。

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    2015/1/9(Fri)
    記事番号: 
    4
  • コロラド州のNAACP事務所の爆破を米国内テロ事件としてFBIが捜査

    FBI は、 NAACP (黒人地位向上協会)コロラド支部の屋外に仕掛けられた爆弾が爆発した事件は国内テロの可能性があると表明しました。この手製の爆破装置は、6日朝、コロラドスプリングスのNAACP事務所の建物の壁で爆発しました。近くに一缶のガソリンが置かれていましたが、発火はまぬがれました。FBIの報道担当者は、ヘイトクライムが動機である可能性も認めています。警察は、40歳ぐらいの白人男性を参考人として指名手配しています。南部貧困法律センターによるとNAACPは1965年以来8回の爆弾による攻撃を受けています。1993年には3回の攻撃を受け、その次が今回の攻撃でした。NAACPコロラドスプリングス支部の元支部長で、NAACPコロラド・モンタナ・ワイオミング州会議代表のローズマリー・ハリス・ライトルに話を聞きます。

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    2015/1/9(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 怯えるフランスのムスリム 『シャルリー・エブド』襲撃後に高まるイスラム憎悪

    7日の『シャルリー・エブド』襲撃事件後、フランス全土のムスリムは報復の脅威におびやかされています。複数のモスクが襲撃を受け、パリのカバブ店では爆弾が破裂しました。パリ政治学院の大学院で国際関係学を学ぶムハンマド・エル=ハウアに話を聞きます。ハウアは、パリ近郊で育ち、さまざまな市民組織に関わってきました。そのひとつであるサラーム(Salaam)は、宗教間の対話を促進しイスラム理解を深めることを目的とした学生の組織です。レバノン系フランス人の学者で、ロンドン大学の東洋アフリカ学院(School of Oriental and African Studies)教授ジルベール・アシュカルもゲストです。

    dailynews date: 
    2015/1/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ジルベール・アシュカルが語る 「野蛮の衝突」 パリの襲撃事件から米国のイラク占領まで

    『シャルリー・エブド』襲撃事件の容疑者2人の大規模な捜索にあたっているフランス警察は、パリ北部のシャルル・ドゴール空港周辺の町の建物を包囲しました。警察の話では、サイド・クアシとシェリフ・クアシ両容疑者とみられる人物が人質1人を取って、小さな印刷工場に立てこもっています。一方、仏当局は、シャルリー・エブド誌の襲撃事件の容疑者兄弟2人と、8日に女性警官を射殺した銃装備の男とはつながりがあると表明しています。この人物は、現在、女性と子供を含む人質5名を取ってパリのコーシャ食品スーパーマーケットにたてこもっています。ロイターによれば、3人の容疑者は同一組織のパリ支部のメンバーだとの情報があります。この組織は10年ほど前に、米軍と戦うためイラクにフランスの若い志願兵を送っていました。シェリフ・クアチはこの組織での活動のため、1年半、服役しました。シェリフは裁判で、イラクに赴く動機となったのは、アブグレイブ刑務所で米軍が犯した残虐行為だと証言しています。レバノン系フランス人の学者で、ロンドン大学の東洋アフリカ学院(School of Oriental and African Studies)教授ジルベール・アシュカルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「野蛮の衝突」パリの銃撃事件後 米国の中東政策は過激派をどう煽るのか

    パリの「シャルリー・エブド」(Charlie Hebdo)紙銃撃事件について、レバノン系フランス人の学者で、ロンドン大学の東洋アフリカ学院(School of Oriental and African Studies)教授ジルベール・アシュカルに話を聞きます。「今回のことはその背景に即して考える必要があります」とアシュカルは言います。「欧米の干渉、中東での欧米の活動が今回の事件の土壌を作ってきました。私はかつてそれを野蛮の衝突と呼びました。欧米による干渉はその野蛮の最たるものなのです。」さらに、アシュカルは彼が、「最も狂信的で、最も保守的なイスラム解釈のイデオロギーの出どころ」と呼ぶサウジ・アラビアと米国の関係についても議論します。

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    2015/1/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 伝説的漫画家アート・スピーゲルマンと 学者タリク・ラマダン シャルリー・エブド紙銃撃と 風刺の力関係を語る

    パリの「シャルリー・エブド」(Charlie Hebdo)紙銃撃事件の検証の続きとして、同紙の背景と、様々に議論されてきた同紙の風刺の歴史を検証しましょう。2人のゲストをお招きしました。まずは、著名な米国の漫画家で、編集者でもあり、コミックを広めるために運動してきたアート・スピーゲルマンです。彼のピュリッツァー賞受賞作Maus(『マウス』)は、これまでで最も重要なグラフィックノベルであると同時に、ナチのホロコーストについての書かれたものの中で最も影響力を持つと考えられています。もうひとりはオックスフォード大学の現代イスラム学(Contemporary Islamic studies)教授で、ヨーロッパで最も著名なムスリム知識人の一人であるタリク・ラマダンです。

    dailynews date: 
    2015/1/8(Thu)
    記事番号: 
    2

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