デイリーニュース

  • 我々はセネカ湖:ジョシュ・フォックス監督とNY州北部の天然ガス貯蔵施設と戦う反フラッキング活動家

    フラッキング産業による被害を暴露したドキュメンタリー映画『ガスランド』の監督ジョシュ・フォックスが 13日、ニューヨーク州北部の天然ガス貯蔵施設に「人間バリケード」を築き、他の20人の仲間とともに逮捕されました。この行動は、10万人の住人の飲料水源となっているセネカ湖にある放置された岩塩空洞の内部にガス貯蔵場所を拡大するというクレストウッド・ミッドストリーム社の計画に反対する長期運動の一環として行われていました。フォックス監督に話を聞き、彼の新作の短編ドキュメンタリー映画We Are Seneca Lake(『我々はセネカ湖』)を放送します。

    dailynews date: 
    2015/5/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 拷問被害者は550万ドルの賠償を勝ち取る 全国的な警察による暴行への対処でシカゴ市が手本になるか?

    シカゴ市議会は今月、警察による拷問の被害者への賠償のため550万ドルの予算を可決しました。1972年から1991年にかけて、シカゴ市警察はジョン・バージ元署長の指揮下に200人以上を拷問しました。そのほとんどはアフリカ系アメリカ人です。尋問の方法には、電気ショックや窒息などがありました。被害者への賠償の中には、本人とその親族に対する市立大学の授業料免除、カウンセリングサービス、被害者のメモリアル、〔解雇され有罪判決を受けた〕バージの行為を学校の授業で教えること、正式の謝罪なども含まれます。本日は、2人のゲストをお迎えします。フリント・テイラー弁護士はシカゴの「民衆の法律事務所」の創設メンバーのひとりで、25年以上にわたり警察による拷問の被害者の弁護人を務めてきました。元囚人のダレル・キャノンは、犯していない罪を拷問によって自白させられ、20年以上も刑務所で過ごしました。2004年に検察が起訴を棄却し、キャノンは3年後に釈放されました。それ以来、彼はバージ時代に拷問され未だ獄中の約20人の男性について、関心を集中させています。

    dailynews date: 
    2015/5/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • シカゴ市警の拷問事件で市が賠償を支払う中 「ホーマン・スクエア」での暴行に新たな証言が

    シカゴ警察が容疑者を外部から隔離して尋問を行ったり、拘禁するのに使っていた秘密施設 「ホーマン・スクエア」は、CIAが国外で運営するブラック・サイトの国内版とも呼ばれています。この施設の内部で行われていた最近の人権侵害の実態について、表に出て証言する被害者がまた増えました。ガーディアン紙が独占的に入手したビデオには、エンジェル・ペレスと名乗るシカゴ在住の男性が「囚人用入り口」の中に連れて行かれるところが映っています。ペレスは、警官によって右手首を手錠で金属棒につながれ、拳銃の銃身と思われる金属製の物によって性的暴行を受けたと話しています。ペレスによれば、警官たちは、癌で闘病中のペレスの父親をはじめ家族の者たちも「狙う」と言って脅したそうです。この秘密の警察施設での拘禁体験についてガーディアン紙に語った人物は、ペレスで13人目です。多くの勾留者と同様、彼は正式に逮捕されてはおらず、業務日誌への記録もなく、弁護士との面会も許されず、起訴もされていませんでした。現在、ペレスは他の4人の被害者と共にシカゴ市警察に対して訴訟を起こしました。本日は、ガーディアン紙の国家安全保障担当の論説委員で「ホーマン・スクエア」についてすっぱ抜いたスペンサー・アッカーマン記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 海底に眠る3000万ガロン:BP石油流出事故から5年 同じ場所での石油採掘が許可される

    北極の話題につづきメキシコ湾です。5年前、BPが運営していたメキシコ湾の海上採油基地が爆発し、米史上最悪の産業事故による環境破壊が起きましたが、その施設があったそばで、石油採掘が再開されました。13日付のハーパー誌は、ルイジアナを拠点とする石油会社が同地域をBPから買い、マコンド石油貯留層に採掘を行っていると報じました。同記事は、現在もつづく2010年の流出事故の影響についても触れています。BPの事故の影響を調査する科学者の研究活動に同行し、2週間にわたり船でメキシコ湾を回ったアントニア・ユハス記者に話を聞きます。ユハス記者は、海中約1マイル近くもぐる潜水艦アルバンに乗船し、爆発現場にこれまでで誰よりも接近しました。

    dailynews date: 
    2015/5/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • シアトル港が抗議、シェルの北極海石油採掘施設の受け入れ延期を求める

    シアトル港は、石油大手シェルが北極圏で今夏から開始する石油採掘で使う洋上採掘施設の受け入れ阻止を求める決議を採決しました。シェルは、人の手がほとんど入っていないアラスカ沖のチュクチ海で石油採掘を行うにあたり、採掘施設をピュジェット湾に保管する賃貸契約を結びました。シアトル港理事会は、シェルの計画に対する法的評価と、採掘施設のドック入りの一時的な延期を求めています。この動きに先立ち、シアトルではシェルの計画に対する反対運動が巻き起こっていました。5月12日、活動家たちは石油中継拠点に大型の三脚を設置し、施設での作業の妨害を試みました。また、シェルの採掘施設の到着が予定されている16日には、数千人がカヤックで妨害し、3日に渡る「抵抗のフェスティバル」(Festival of Resistance)を開始します。

    dailynews date: 
    2015/5/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「無責任で無謀」:環境保護活動家ら、シェルに北極圏での採掘を許可したオバマ政権を非難

    オバマ政権は、石油大手シェルが今夏からアラスカ沿岸で石油採掘を開始する計画を暫定的に許可しました。連邦政府の科学者らの推定によれば北極圏には最大で150億バレルの石油が眠っており、シェルはチュクチ海の氷海での採掘許可を長い間求めてきました。環境保護活動家たちは、北極圏で採掘を行えば、地域の野生生物を脅かし、気候変動を悪化させると警告しています。活動家たちは、北極海で採掘中に事故が起これば、厳しい天候のために救出活動が何か月も延期される可能性があり、死者を出した2010年のメキシコ湾石油流出事故を更に上回る悪影響を及ぼすと危惧しています。サバンカ・バナジーに話を聞きます。著名な写真家で、文筆家、活動家でもあるバナジーは過去15年間、北極の保護と、先住民の人権および気候変動への意識向上を訴えてきました。バナジー編のアンソロジーはArctic Voices: Resistance at the Tipping Point(『北極からの声:転換点における抵抗』)です。

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    2015/5/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 共和党、アムトラック予算2.5億ドル減額と安全対策延期を決議  7人死亡の列車脱線事故直後に

    5月12日にフィラデルフィアで起こったアムトラック列車脱線事故の死者はこれまでに7人に上っており、さらに増えると見られています。未だ乗客約10数人が行方不明のままです。当局は現在、事故を起こした列車が急なカーブに差し掛かったとき、制限速度の約2倍にあたる時速約106マイル(約170キロ)で進んでいたとしています。米国家運輸安全委員会のロバート・サムウォルトは、人的要因による事故を防ぐための技術「ポジティブ・トレイン・コントロール」(positive train control)を同区間に導入していれば、今回の事故は防げたと述べています。事故が起こった数時間後、共和党が多数を占める米下院歳出委員会は、民主党による「ポジティブ・トレイン・コントロール」導入を加速させるための予算8億2500万ドルの修正案を拒否しました。加えて同委員会は、アムトラックの予算の2億5000万ドル減額を承認しました。大部分のアムトラック従業員を含む、200万人の運輸業労働者を代表する、米労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)の「運輸業界部」のエドワード・ウィトキント代表に話を聞きます。また、「アイビータイムズ」(International Business Times/IBTimes)の上席記者デビッド・シロータにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • フィラデルフィア警察の急進派団体への「野蛮な」襲撃から30年:11人死亡 周囲一帯が焼け野原

    フィラデルフィアでの警察による大規模な作戦で、急進派団体MOVE(ムーブ)本部にヘリコプターから爆弾が投下されてから、今日で30年目となります。警察の襲撃による火事で、大人6名、子供5名が焼死し、65戸の住宅が破壊されました。2度の大陪審と調査委員会で、同市の幹部たちによる重大な過失があるという結果が示されたにも関わらず、誰ひとり刑事訴訟されずに終わりました。MOVEはフィラデルフィアを拠点とする急進的な運動で、黒人解放と自然回帰のライフスタイルを追求する活動をしていました。ジョン・アフリカによって創設され、メンバー全員が「アフリカ」という姓を名乗りました。本日はフィラデルフィアからリン・ワシントンに話を聞きます。ワシントンは受賞歴のあるジャーナリストであり、教授、元フィラデルフィア・トリビューン紙のコラムニストで、1975年以来、MOVEを取材をしてきました。

    dailynews date: 
    2015/5/13(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 内部資料が明かすFBIの捜査の行き過ぎ: キーストーンXLパイプライン反対派へのスパイ行為の理由

    キーストーンXLパイプライン建設の阻止を図ったテキサスの活動家たちを、FBIがスパイしていたことが、最近の報道で初めて確認されました。FBIの内部文書によれば、FBIのヒューストン事務所は、事前承認を得ずに密告者を養成し捜査を開始していました。また司法省の規則が、遵守されていないケースが非常に多いことも明らかになりました。記事によれば、FBIの主な標的団体の一つは「タールサンド・ブロケード(Tar Sands Blockade)」であったということです。また、ヒューストン事務所のFBI職員たちは、トランスカナダ社に対し、抗議行動に先立ち、同社に対する「あらゆる脅威に関する適切な情報」を共有すると伝達していました。『アース・アイランド・ジャーナル』(Earth Island Journal)の寄稿編集者でガーディアン紙に掲載された新調査記事「発覚:FBI、自らの規則を破ってキーストーンXL反対派をスパイ」(Revealed: FBI violated its own rules while spying on Keystone XL opponents)の共同執筆者でもあるアダム・フェダーマンに話を聞きます。

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    2015/5/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • TPPをめぐる反乱: 民主党上院議員 秘密貿易交渉の審議を阻止し オバマを牽制

    米国上院で、オバマ大統領が率いる民主党の上院議員たちが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉権限をオバマに一任する「ファストトラック」(貿易促進権限)法案の審議入りを拒否し、オバマは予想外の後退を余儀なくされました。これは民主党上院議員のリーダーであるハリー・リード、エリザベス・ウォーレンをはじめとするTPP批判派の勝利を意味します。TPPは、12カ国間の貿易協定で、その規模は世界経済の4割に相当します。現在、米国と環太平洋11カ国との間で秘密交渉が行われていますが、米国内の雇用に悪影響を及ぼし、さまざまな規制を阻害し、企業の権力を拡大するという批判の声があがっています。。「ファストトラック」権限とは、大統領にTPPの交渉権限を与え、大統領が交渉して決めた内容を議会に送り批准するものですが、その際、修正は一切認められず、「Yes」か「No」のどちらかの投票をすることしかできないというものです。「パブリック・シチズン」の「グローバル・トレード・ウォッチ」代表で、The Rise and Fall of Fast Track Trade Authority (『ファストトラック交渉権限の盛衰』の著者、ロリ・ウォラックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/13(Wed)
    記事番号: 
    2

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