シカゴ市議会は今月、警察による拷問の被害者への賠償のため550万ドルの予算を可決しました。1972年から1991年にかけて、シカゴ市警察はジョン・バージ元署長の指揮下に200人以上を拷問しました。そのほとんどはアフリカ系アメリカ人です。尋問の方法には、電気ショックや窒息などがありました。被害者への賠償の中には、本人とその親族に対する市立大学の授業料免除、カウンセリングサービス、被害者のメモリアル、〔解雇され有罪判決を受けた〕バージの行為を学校の授業で教えること、正式の謝罪なども含まれます。本日は、2人のゲストをお迎えします。フリント・テイラー弁護士はシカゴの「民衆の法律事務所」の創設メンバーのひとりで、25年以上にわたり警察による拷問の被害者の弁護人を務めてきました。元囚人のダレル・キャノンは、犯していない罪を拷問によって自白させられ、20年以上も刑務所で過ごしました。2004年に検察が起訴を棄却し、キャノンは3年後に釈放されました。それ以来、彼はバージ時代に拷問され未だ獄中の約20人の男性について、関心を集中させています。