デイリーニュース

  • 「僕の母を釈放して」癌ステージ4の母親の強制送還と闘うイェール大生

    米国への在留許可を持たないホンジュラスからの移民でステージ4の癌の生存者であるタニア・ロメロは、彼女の4人の子供たちと共に米国に留まる闘いをしています。ロメロは9月に米移民関税捜査局(ICE)によってジョージア州の民間経営アーウィン郡収容所に収容され、命に関わる治療を中断されています。ロメロは8月中旬、軽度の交通違反で停車を命じられ、運転免許証を持っていなかったために逮捕されました。タニア・ロメロの弁護士は、彼女の健康状態 が虚弱であることを理由に強制送還の人道的保留を求めましたが、9月に却下されました。ロメロの息子クリスチャン・パディラ・ロメロは、彼の母親の釈放を求める3万以上の署名入り嘆願書をもって強制送還と闘う準備をしています。クリスチャン・パディラ・ロメロに話を聞きます。彼は、イェール大学ラテンアメリカ史の博士課程の学生で、「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals Program:DACA)の滞在資格を持つホンジュラスからの移民です。

    dailynews date: 
    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ビル・マッキベンが語る米国のパリ協定からの離脱、カリフォルニアの山火事、気候難民

    トランプ政権は11月4日、米国が歴史的なパリ気候協定から離脱することを国連に通告し、気候危機と闘うための国際協定を1年かけて離脱するプロセスを始めました。世界史上最大の二酸化炭素排出国である米国は、この協定に参加しない唯一の国となります。トランプの発表は、協定の規則の下でr離脱が可能になる初日に行なわれました。バーモント州ミドルベリーから、350.orgの共同設立者ビル・マッキベンに話を聞きます。「トランプの時代には多くの恥ずべきことがあり、多くのひどいことが起こりました。しかし、米国が、我々が直面している最大の危機を解決しようとする地球規模の試みに参加しない地球上で唯一の国になるという決定に勝るひどいことはないでしょう」と、マッキベンは言います。

    dailynews date: 
    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 追悼 1979年のグリーンズボロ虐殺事件 KKKとナチスが白昼5人を殺害

    グリーンズボロ虐殺事件40周年を記念するため数百人が週末に集まりました。ノースキャロナイナ州グリーンズボロで40年前、クー・クラックス・クラン(KKK)とアメリカのナチス支持者が反人種差別活動家に発砲し、88秒間で5人を殺害した事件です。殺されたのはアメリカ共産主義労働者党(CWP)の党員でした。10人が負傷しました。この事件で有罪となった被告は一人もいませんでした。しかし後の陪審で、これは不法死亡であり、警察にはKKKと協力した責任があるという判断が示されています。グリーンズボロの牧師たちは、1979年の殺害事件を招いた事態について謝罪を表明するよう同市市議会に求めています。この事件で殺害されたマイク・ネイサン医師の未亡人、マーティー・ネイサン医師から詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/4(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 立ち退き 攻撃 犯罪者扱い 住宅危機に襲われたサンフランシスコで家を失った人々が声を上げる

    住宅価格の高騰で格差が拡大する中、カルフォルニア全域で家のない人々が急増しています。サンフランシスコのホームレスの数は、2017年以降少なくとも30%増加しました。オークランドでは50%近く増加しています。路上に追い出された人々の増加に伴い、ロサンジェルスからベイエリアの都市中心部では路上での野営が急増しています。活動家たちは安価な住宅供給による解決を求めていますが、多くの市はホームレスを犯罪化し、懲罰的な取り締まりを強化しています。番組ではサンフランシスコの状況について、家を失った当事者と支援者を現地取材しました。

    dailynews date: 
    2019/11/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アマゾンの森林を不法に伐採する業者が先住民指導者を殺害 ボルソナロ大統領の規制緩和に乗じ

    先住民の森林保護運動家パウロ・パウリーノ・グアジャジャラが11月2日、不法森林伐採業者に射殺されました。極右の大統領ジャイール・ボルソナーロが選出された昨年以降、先住民を狙った暴力が続いていますが、これはその最新の事件です。グアジャジャラともう一人の森林保護運動家は、ブラジル北東部マラニョン州アラリボイア保護区内で不法森林伐採業者に待ち伏せされて殺害されました。マラニョン州の州都サンルイスにいる現地コーオーディネーター、NGO「アマゾン・ウォッチ」法律顧問ジョアン・コインブラ・ソウサから詳しく聞きます。また、サンフランシスコにいる「アマゾン・ウォッチ」事業責任者クリスチャン・ポワリエにも聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちの街の勝利だ」シカゴの教師たち11日に及ぶ歴史的ストライキの終焉を祝う

    シカゴの教師たちは今日(11月1日)学校に戻り、米国で3番目に大きな学校区を閉鎖した11日間に及ぶ歴史的なストライキに終止符を打ちました。数週間にわたる切迫した交渉の末、市当局は、クラスの規模を縮小し、今後5年間で給与を16%引き上げ、さらに数百人のソーシャルワーカー、看護師、そして司書を雇用することに同意しました。組合は、教師が職場に戻ることに同意する条件として全11日間分の補習授業を要求しましたが、最終的に5日間で市側と妥協しました。並行してストライキをしていたサービス従業員国際組合(Service Employees International Union:SEIU)所属の公立学校職員7500人も、今週に入ってから先にシカゴ市と和解しました。シカゴ教員組合副代表のステイシー・デイビス・ゲイツと、労働問題の記者サラ・ジャッフェに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • コロンビアで5人の先住民指導者虐殺 兵士2500人の派遣で新たな暴力の高まりが懸念される

    コロンビアでは、先住民指導者5人の虐殺が国を震撼させています。殺害は南西のカウカ県で起きました。犠牲者の中には、半自治が行なわれている先住民保護区ナサ・タクエイヨの指導者クリスティーナ・バウティスタもいました。同保護区の非武装の警備隊員4人も殺され、6人が負傷しました。国連の専門家グループがこの虐殺を非難し、先住民当局と協力して虐殺を調査するための緊急措置をとるよう、コロンビア政府に要請しました。警察は誰も逮捕しておらず、虐殺の容疑者の名前も挙がっていません。開発と平和学研究所によると、コロンビアでは2016年の和平協定調印以来、少なくとも700人の社会指導者たち、主にアフリカ系コロンビア人や先住民の活動家が殺害されているということです。ホフストラ大学コミュニケーション学部副学長で、コロンビアとカウカ県について数多く報道してきた受賞歴のあるジャーナリスト、マリオ・ムリーリョに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/1(Fri)
    記事番号: 
    4
  • シカゴの教員や自動車労働者のストが示す労働運動の再燃 「数十年の譲歩」の末に

    シカゴの教員のストライキは終了しましたが、米国では他にもこの50年間で最長の自動車労働者組合(United Auto Workers)のストが行なわれるなど、労働運動が高まりを見せています。組合運動の歴史的な重要性、労働者のストライキ参加の増加、そして英国で労働党が組織化を推進していることの意義について、労働問題の記者サラ・ジャフィに話を聞きます。ジャフィは、労働者は「何十年にわたる譲歩、何十年にわたる既得権返還に対して、反撃しているのです」そして「組合を作ることは労働者が職場で力を持つ手段だと理解し始めました」と言います。彼女は、Necessary Trouble: Americans in Revolt(『必要なトラブル 米国人の反乱』)の著者です。

    dailynews date: 
    2019/11/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ガンビアの元ビューティークイーンが独裁者によるレイプを証言するために帰郷

    ガンビアでは、ヤヤ・ジャメ前大統領の残虐行為を調査する公開の真実和解委員会の場で、元美人コンテスト優勝者が18歳の時に大統領にレイプされたと証言しました。ヤヤ・ジャメは2017年に退陣するまでの22年間、人口200万人の西アフリカの国ガンビアを統治しました。この女性ファトゥ・"トゥファ"・ジャロウは、前大統領への糾弾の先頭に立っています。他に2人の女性が、前大統領のレイプと性的暴行を告発するため名乗り出ました。公聴会は全国にライブ配信されており、前政権を生き延びた人々が続々と証言しています。真実和解委員会の調査は、ジャメの統治下で実施された数かすの残虐行為を数え上げていますが、そこには数百人の殺害や失踪、拷問、不当な投獄、女性や少女への性的暴力などが並んでいます。ガンビアから、ファトゥ・"トゥファ"・ジャロウと、現在ガンビアの元独裁者ヤヤの訴追を率いているヒューマンライツ・ウォッチの弁護士リード・ブロディに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 米下院は大統領弾劾に向けた投票へ ロー・カンナ議員 トランプを守るために公務員を攻撃する共和党を批判

    米下院は10月31日、正式にトランプ大統領弾劾手続きを進めるために歴史的な投票を行います。この弾劾は、トランプが彼の政治的ライバルである、ジョー・バイデン元副大統領と息子のハンターを捜査するよう、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に圧力をかける目的で、米国の軍事援助を保留したかどうかが焦点となります。ハンター・バイデンは、ウクライナのエネルギー会社ブリスマ・ホールディングスの取締役を務めていました。下院で投票が行われる中、議員たちは、国家安全保障会議のロシア担当者トップ、ティム・モリソンを含むトランプ政権の重要メンバーへの非公開の公聴会を進めています。30日、民主党下院議員たちは、トランプの元国家安全保障問題担当の大統領補佐官ジョン・ボルトンにも証言を要請しました。カリフォルニア州選出民主党のロー・カンナ下院議員に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/10/31(Thu)
    記事番号: 
    4

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