デイリーニュース

  • 第一回大統領弾劾公開公聴会 ウクライナのバイデン親子捜査への圧力にトランプが加担

    11月13日、トランプ大統領の弾劾調査公聴会が行われました。トランプは弾劾に直面する史上4番目の米国大統領となりました。13日の下院情報委員会では2人の証人が証言を行いました。国務副次官補ジョージ・ケントと、元駐ウクライナ大使で現在もウクライナ大使代理としてトップ外交官であるウィリアム・テイラーが証言を行いました。両者ともに、トランプ大統領がウクライナにジョー・バイデンと息子のハンターについて捜査するよう圧力をかけるため、米国からの軍事援助を一時停止した証言しました。ハンター・バイデンはウクライナの天然ガス会社で取締役を務めていました。公聴会のハイライトを放送します。

    dailynews date: 
    2019/11/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • クーデタ?エボ・モラレスの辞任につながったボリビアの政治危機について討論

    ボリビアで、政治危機が深刻化する中、12日の夜、議会による暫定大統領指名に必要な人数を割ったにもかかわらず、右派上院議員ヘアニネ・アニェスが大統領就任を宣言しました。ボリビア初の先住民出身大統領であるエボ・モラレスは、メキシコから亡命を認められ、11日にボリビアを去りました。モラレスは10日にボリビア軍が、彼の出国を要求するTV放送をした直後に辞任を発表しました。彼が率いる社会主義運動党は、アニェスの宣言は違法だとして、彼女を大統領と認めることを拒否し、先週末のエボ・モラレスの辞任は軍事クーデターによるものだと非難しました。モラレスは10月に、4期目の再選を果たしましたが、反対派は不正が行われたと主張しています。モラレスは、大統領の任期制限を支持する国民投票の結果に異議を唱えて、4期目の選挙に出馬したのです。12日、米州機構(OAS) はワシントンで緊急会議を開催し、米国のカルロス・トルヒージョ大使は、エボ・モラレスの辞任を称賛するドナルド・トランプ大統領の声明を読みあげました。声明は、辞任は「ベネズエラとニカラグアにも強いメッセージを送るだろう」と警告しています。メキシコ、ウルグアイ、ニカラグア、そしてアルゼンチンの[選出されたばかりの]次期大統領はすべて、モラレスの辞任をクーデターとして非難しています。モラレスの出国は、ボリビア全域でデモと衝突を引き起こしています。

    dailynews date: 
    2019/11/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • パート2:ビル・モイヤーズ 弾劾を語る:大統領は皆、嘘をつくが、トランプは「嘘つきの文化」を生み出した

    ニクソン大統領とクリントン大統領に対する弾劾裁判を報道した伝説のジャーナリスト、ビル・モイヤーズとの会話を続けます。トランプ大統領に関する最初の弾劾広聴会が、TVのライブ中継付きで13日から始まります。モイヤーズは、現政権とメディアが、これまでの大統領の嘘を上まわる「嘘の文化」を作り出したと言います。「大統領は皆、嘘をつきます。身を守るために嘘を使います。しかし、すべての大統領が体系的に嘘をつくわけではありません」とモイヤーズは述べます。

    dailynews date: 
    2019/11/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • パート1:裁かれる 民主主義:ビル・モイヤーズが語る、トランプ大統領の弾劾調査・公聴会を公共放送がプライムタイムに放送すべき理由

    トランプ大統領が、彼の政敵たちを捜査するようウクライナの大統領に圧力をかけるために、米国の軍事支援を留保したかどうかを問う弾劾調査の公聴会が13日に始まり、TVでライブ中継されます。13日には2人の証人が、米下院の情報委員会で証言します。ジョージ・ケント国務次官補代理、および元駐ウクライナ大使でウクライナにおける米国トップの外交官であるウィリアム・テイラーです。この二人の政府高官は、トランプがジョー・バイデンと彼の息子ハンターを調査するようウクライナに圧力をかける目的で、ウクライナへの援助を凍結したと、議会調査官に非公開の証言しています。ドナルド・トランプは、弾劾調査に直面する4人目の米大統領です。1998年にビル・クリントン、1868年にアンドリュー・ジョンソンが弾劾されました。リチャード・ニクソンは1974年に、弾劾の採決投票の前に辞任しました。ニクソンとクリントンの弾劾広聴会を報道した高名なジャーナリスト、ビル・モイヤーズに話を聞きます。モイヤーズは1960年代、「平和部隊(Peace Corps)」の創設者の一人であり、リンドン・ジョンソン大統領の報道官を務めました。1971年、彼はテレビ・ジャーナリストとなり、40年以上のキャリアを重ねました。その間、30以上のエミー賞をはじめ、無数の賞を受賞しました。1995年にモイヤーズは、テレビの殿堂に選出されています。

    dailynews date: 
    2019/11/13(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「シアトルは売りものではない」有権者によるアマゾン社への不満表明 社会主義者クシャマ・サワント再選

    シアトルでは社会主義者の市議会議員クシャマ・サワントが、シアトル最大の民間雇用者で世界で最も力のある企業の1つ、アマゾン社と競った選挙戦で再選されました。アマゾン社はシアトルの市議会選に合計で150万ドルを注ぎ込み、サワントの対抗馬イガン・オリオンを約50万ドルかけて支援していました。クシャマ・サワントは、ほぼ100年ぶりにシアトル市から選出された社会主義者の政治家です。彼女は、シアトルを時給15ドルの最低賃金を採用した最初の主要米国都市にするなど、数々の進歩的な政策を首尾よく推し進めてきました。シアトルからクシャマ・サワントに話を聞きます。今回の再選の勝利は「アマゾン社と世界一の大富豪ジェフ・べゾスに対するはっきりとした拒絶の表明というだけでなく、シアトルの今後の展望への住民投票でもありました」とサワントは言います。「シアトルの有権者はシアトルは売りものではないと言ったのです。」

    dailynews date: 
    2019/11/12(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 現金保釈の廃止と司法制度改革を公約したチェサ・ブーダンがサンフランシスコ地方検事選で勝利

    公選弁護士のチェサ・ブーダンは、接戦だったサンフランシスコ地方検事選で驚くべき勝利を収め、勝利宣言しました。ブーダンは、現金保釈制度の廃止、麻薬戦争の終息を公約として出馬、民主党の大統領候補バーニー・サンダース上院議員の公認を受けていました。彼の勝利は、彼の選挙運動に対抗することに全力投入していた民主党上層部に対する痛烈な批判のメッセージとなりました。サンフラシスコ市長のロンドン・ブリード、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム、上院議員のダイアン・ファインスタインとカマラ・ハリスは全員、ブーダンの対抗馬スージー・ロフタスを支持していました。ブーダンは「ウェザー・アンダーグラウンド」(Weather Underground)の活動家キャシー・ブーダンとデビッド・ギルバートの子供で、彼の両親は二人とも彼がまだ幼児のときに投獄されました。彼は、ニューヨーク州北部の刑務所に今も収監されている父親を訪ねた帰りの飛行機の中で、自分が僅差で選挙に勝ったということを知らされました。4日間かかった開票が終わって、ブーダンは勝利を宣言しました。サンフラシスコからチェサ・ブーダンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「土壇場の民主主義」ブラジルでのルラの釈放はボルソナーロ大統領への抵抗運動の勝利

    ブラジルで11月8日、580日間収監されていたルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元大統領が刑務所から釈放されました。ルラの予期せぬ釈放は、ブラジルの最高裁判所が下した、有罪判決後上告している被告の強制的収監を止めるという決定の結果です。ルラは、係争中の汚職と資金洗浄容疑で12年間の禁錮刑に服していました。この有罪判決は、極右の現ブラジル大統領ジャイール・ボルソナーロの協力者で保守派のセルジオ・モロ判事によって言い渡されたもので、ルラは長い間無実を主張していました。ルラは2022年の大統領選でボルソナーロに挑戦することを公約しています。ルラが収監された2018年4月、彼は大統領選の世論調査でトップでした。新ドキュメンタリーThe Edge of Democracy(『土壇場の民主主義』)は、ルラの収監と元ブラジル大統領ジルマ・ルセフの弾劾を順を追って記録しています。また、元軍人でブラジルの過去の軍事政権を賛美し、気候危機を否定し、女性憎悪、同性愛嫌悪、人種差別を称賛するジャイール・ボルソナーロ大統領の台頭の余波も検証しています。ブラジルの映画製作者で『土壇場の民主主義』の監督であるペトラ・コスタに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エリザベス・ウォレンが語る 環境正義 パイプラインの閉鎖 資本主義と大富豪

    2020年大統領選挙に立候補しているエリザベス・ウォレン上院議員、コリー・ブッカー、トム・ステイヤー、マリアン・ウィリアムソン、ジョン・ディレイニー、ジョー・セスタックの6人は11月8日、サウスカロライナ州オレンジバーグで開かれた大統領選討論会「環境正義に関する大統領候補者フォーラム」に参加しました。環境正義をテーマにした大統領選討論会はこれが初めてです。イベントはサイスカロライナ州立大学で行われ、デモクラシーナウのエミー・グッドマンと米国環境保護庁元職員ムスタファ・サンチアーゴ・アリが共同司会を務めました。ウォレンが、気候変動危機、公衆衛生、パイプラインの閉鎖、資本主義、大統領予備選の開催順序その他について語ったことをハイライトで放送します。

    dailynews date: 
    2019/11/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「これは軍事クーデターだ」 ボリビアのエボ・モラレス大統領が軍の要求に応じて辞任

    ボリビアでは11月10日、14年間にわたって大統領を務めたエボ・モラレス大統領が辞任、政治的危機に陥っています。モラレスは、これは軍事クーデターだと言っています。ボリビアでは先月の大統領選挙に不正があったとされ、数週間にわたって抗議行動が続いていました。軍がモラレスへの辞任要求をテレビで放送してまもなく、モラレス大統領はテレビ演説をおこない辞任を発表しました。副大統領、上下両院の議長も辞任しました。上院第二副議長を務める野党指導者ヘアニネ・アニェスは今日にも大統領職を暫定的に引き継ぐと述べています。エボ・モラレスはラテンアメリカで最長期間を務めた大統領であり、またボリビア最初の先住民出身大統領でした。2006年の就任以降、人口の5分の1近くの人々を貧困から救い出した功績がありますが、3期目、続いて4期目に出馬する際には支持者からも批判の声が大きくなっていました。ボリビアで広がる危機について、経済政策研究センター(Center for Economic and Policy Research)共同代表のマーク・ワイスブロットから詳しく聞きます。『ネイション』誌寄稿の最新記事は、“The Trump Administration Is Undercutting Democracy in Bolivia”(「トランプ政権はボリビアの民主主義を揺るがしている」)です。

    dailynews date: 
    2019/11/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • オレンジバーグ虐殺事件の追悼:1968年に警察が3人の武器を持たない黒人学生を射殺

    1968年のオレンジバーグの虐殺事件は、公民権運動の中で最も暴力的でありながら追悼されることの少ない出来事のひとつです。サウスカロライナ州立大学のキャンパスに大勢の学生が集まり、オレンジバーグ市に一軒しかないボーリング場で人種隔離が行われていることに抗議しました。数日間にわたり緊張が続いた後、学生たちはキャンパスでたき火を始め、抗議のビジルを開きました。数十人の警官が現場に到着し、州兵が群衆に向けて実弾を撃ち込みました。射撃が終了したとき、3人の学生が死亡し、28人が負傷していました。この悲劇は、ケント州立大学の射撃事件[1970年オハイオ州]やジャクソン州立大学の学生殺害事件[1970年ミシシッピ州]に先行しており、米国の大学キャンパスで起きたこの種の事件の最初のものでしたが、全国的なメディアの報道はほとんどありませんでした。この日に発砲した9人の隊員たちは全員無罪放免されました。犯罪行為で有罪判決を受けた唯一の人物は、SNCCとして知られる学生非暴力調整委員会のメンバーであるクリーブランド・セラーズだけでした。セラーズは、この抗議運動の主催者の一人でした。彼は騒擾罪で有罪判決を受け、7カ月間にわたり投獄されました。サウスカロライナ州オレンジバーグ市から、公民権写真家セシル・ウィリアムズと話します。彼はオレンジバーグ虐殺事件が起きた後に現場シーンを撮影しました。

    dailynews date: 
    2019/11/8(Fri)
    記事番号: 
    3

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