12月第1週はスウェーデンのストックホルムから、 “もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞の40周年記念の模様を放送します。この賞の2019年の受賞者の1人は先住民ヤノマミ族の指導者ダビ・コペンナワと、彼が共同設立した団体「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)です。ライト・ライブリフッド財団は「アマゾンの森林と生物多様性と、そこに住む先住民の土地と文化を保護するという彼らの勇敢な決断」を称賛しています。今回の受賞の一方で、ブラジル先住民の森林保護活動家と孤立部族への攻撃が増加しています。11月にはパウロ・ポーリーノ・グアハハラという名前の先住民の森林保護活動家が木材の不法伐採者によってアマゾンで射殺されました。この一番新しい事件に見られるような先住民土地保護活動家を標的にした暴力は、2018年にブラジルの極右大統領ジャイール・ボルソナーロが選出されて以来増え続けています。1ヵ月前、複数の人権保護団体が公開書簡によって、アマゾン最後の孤立部族が、森を焼き尽くす火事と彼らの領地への侵略の増加によって「民族粛清」の危機に直面していると警告しました。