「アフガニスタンの現地の状況がどうなのか、連邦議会やアメリカ国民に話をするときに米軍の幹部クラスの指導者たちがあまりに真実を歪めているので、いまや真実が何なのかつかめなくなっている」これが米陸軍中佐ダニエル・デイビスが新たに発表した非難に満ちた報告の結論です。彼は2011年10月、1年に及ぶ2度目のアフガニスタン派遣から帰還し、この10年戦争がいかにひどいことになっているのかについて軍当局がアメリカ国民を惑わしてきたと言っています。アフガニスタン政府は国民に基本的な生活物資を供給することもできず、事実上、米軍基地の目の届く範囲から外れたアフガンほぼすべての部分を反政府武装勢力が支配していると彼は主張します。彼の報告書全文を入手して2月第2週にそれを出版した、ローリング・ストーン誌のマイケル・ヘイスティングズに話を聞きます。「デイビス中佐は歴史を正しく残そうとしているのです。彼はそれが正しい道だと信じているし、そのためには喜んで職を賭する覚悟です」