デイリーニュース

  • 「オキュパイ・ベイビー」 ウォール街占拠運動の申し子がタクシーの後部座席で誕生

    ニューヨーク市ブルックリン在住のウォール街占拠運動の組織者が21日夜、赤ん坊を出産しました。その模様は同じく占拠運動の活動家である夫によってビデオに収められました。ベカ・エコノモプーロスとジェイソン・ジョーンズはその夜、ブルックリンの自宅で占拠運動のビデオ会議の司会をする準備をしていました。そこにベカの陣痛が始まったのです。2人はすぐにタクシーに飛び乗りましたが、わずか2ブロック進んだところで出産しました。タクシーの運転手は外に飛び出し、2台の救急車と6台の警察車両が到着するまでオレンジ色の旗を振り回して交通整理に当たっていました。ジェイソン・ジョーンズはその後の模様をビデオ録画し、それをYouTubeで「Occupy Baby」と題して投稿公開しています。

    dailynews date: 
    2012/2/24(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「証券取引委員会を占拠」 金融規制緩和圧力からボルカールールを守れ

    ウォール街占拠運動の最新の分派は「SECを占拠」です。SEC(証券取引委員会)に325ページに及ぶ意見書を提出し、オバマの金融規制改革法(2010年成立の「ドット-フランク金融改革消費者保護法」)の一部で、大銀行が高リスクの投機を行うのを防止するための「ボルカールール」を骨抜きにしようとする金融業界のロビー活動に抵抗するよう求めました。「SECを占拠」の参加者たちは元金融業界の専門職で、業界最大手で働いたことのある人たちもたくさんいます。モルガン・スタンレーやメリル・リンチ、ドイツ銀行でコンピューター・プログラマーとして7年にわたり働いたアレクシス・ゴールドスティンに話を聞きます。彼女は2010年にウォール街を去り、「ウォール街を占拠」の運動が始まると、すぐに参加しました。「銀行がヘッジファンドのまねをしちゃいけません」とゴールドスティンは言います。「ヘッジファンドの存在理由は金を儲け、危険な賭けをすることです。彼らの顧客は本当にお金を持った人たちです。そこでボルカールールができて、『おいおいちょっと待て。巨大銀行はあんなに政府の支援を受けたのだから、ヘッジファンドまがいの商売に手を出しちゃだめだ』と言っているんです」

    dailynews date: 
    2012/2/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • カリフォルニア州刑務所ハンストで死者 受刑者の過酷な境遇に非難が再燃

    刑務所内環境に抗議してハンストを続けていた受刑者の死亡を受け、カリフォルニア州刑務所システムに関する疑惑が深まっています。カリフォルニア州ではクリスチャン・ゴメス(27)がコーコラン州刑務所で死亡したのは、30人ほどの他の受刑者たちと共に食事を拒み始めてわずか6日後のことでした。カリフォルニアでは昨年7月、同州の刑務所の過密状態が「不必要な苦しみと死」をもたらしているとして連邦最高裁判所が囚人数を減らすよう命令を出した後、12カ所の刑務所でハンガーストライキが起き、ゴメスを含め数千人の受刑者が参加しました。ゴメスの姉ヤハイラ・ロペスと、受刑者ハンガーストライキ連帯連合(Prisoner Hunger Strike Solidarity Coalition)の弁護士キャロル・ストリックランドに話を聞きます。「(コーコラン刑務所に)入った後、彼はハンストに参加すると説明してくれました。ただ正当な扱いを求めるだけの闘争でした」とロペスは言います。

    dailynews date: 
    2012/2/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 新しいオバマ大統領の選挙の共同委員長の元上院議員ラス・ファインゴールド:スーパーPAC資金を受け取る大統領は”間違っている”

    オバマ大統領の再選運動に新しく指名された共同委員長の一人が、スーパーPAC(Political Action Committee)の資金を受け取るという大統領の決定や市民的自由に関する記録、アフガニスタンにおける戦争への取り組みを公然と批判しています。ウィスコンシン州選出の元上院議員のラス・ファインゴールドはスーパーPACのオバマ氏の決定を”悪魔と踊ること”と例えました。22日に選挙運動の共同委員と指名された時には、彼が創立した団体プログレッシブズ・ユナイティッド(Progressives United)のウェブサイトのヘッド・ラインには、”大統領は間違っている”との見出しが載っていました。「無制限で公表しない企業寄金を容認するのは大きな間違いだと思います」とファインゴールドは言います。「それはバラク・オバマ氏らしくはないし、民主党のすべきことでもありまん。オバマ氏の再選の助けになるとは思いません。共和党と同様に民主党を企業の権力や企業支配に明け渡すことだと思います」。ファインゴールドは18年間上院議員を務めました。その間、「マッケイン=ファインゴールド」という画期的な運動資金法を立案しました。彼はまたイラク戦争に反対し、米国愛国法の成立に反対の一票を投じた唯一の上院議員でした。2010年の再選に惜しくも惨敗し、団体プログレッシブズ・ユナイティッドを創立しました。

    dailynews date: 
    2012/2/23(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「文化の戦士」リック・サントラム ワシントンの裏を知る人物として国庫交付金と支出記録をめぐり砲火をあびる

    リック・サントラム元ペンシルベニア州選出上院議員が、22日の討論会でワシントンでの投票記録をめぐり何度も批判にさらされました。フィラデルフィア・デイリー・ニュースの記者で、“Pennsylvanian’s Guide to the Rich Santorum You Don’t Know”(『あなたの知らないリック・サントラム、ペンシルバニア人のガイド』という最近の記事の著者、ウィル・バンチに話を聞きます。「基本的に、サントラムには二つの側面があります」とバンチは言います。「一つはメディアによくとりあげられる、妊娠中絶、同性愛者の権利や避妊などをめぐる文化兵士としての側面です。しかし、もうひとつの側面は、私が、何年にもわたって多くの記事に書いてきた、ワシントンの裏を知る人物としてのリック・サントラムです

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    2012/2/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 極右派や反移民法をめぐり共和党が反発に直面する中、アリゾナで共和党の討論会が開かれる

    共和党の最有力候補者ミット・ロムニーとリック・サントラムが22日夜の討論会でアリゾナ州の移民取り締まりを称賛しました。聴衆の中には、マリコパ郡保安官のジョー・アルパイオの顔も見られました。ロムニーは、当選したあかつきには、オバマ政権がアリゾナ州に対して起こした移民法訴訟を真っ先に却下すると誓いました。サントラムは、アリゾナ州警察が現在行っていること、そしてアルバイオ保安官が連邦政府と衝突する前にやっていたことを行う機会が全米の警察にも与えられるべきだと述べました。サントラムの発言は、数ヶ月前、連邦司法省の調査官が、アルパイオのオフィスでは、「ラティーノ系住民への差別と偏見が広く行きわたっている」と究明したことを踏まえたものでした。アリゾナのジャーナリスト、テリー・グリーン・スターリングは、「共和党のやりすぎ」で11月の選挙で、アリゾナ州でオバマ氏が勝利する可能性が出てきたと言っています。「アリゾナで起きていることは、アリゾナ議会がアリゾナ共和党の極右派によって乗っ取られたということです。極右派が掲げる目標に則った法案が、州議会で通過したり、提案されています。その結果、民主党は『待てよ。穏健派と独立派を我々の陣営に引き込めると思う』と言い始めています」。

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    2012/2/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • シリアに国際介入? ジョシュア・ランディスとカラム・ナシャーが討論

    シリアの民衆蜂起は死者が推計5000人を遥かに超え、アラブの春の衝突の中でもこれまでで最も血塗られたものと見られています。死者が増えるにつれ、アサド政権と戦う反体制派武装勢力から、国際社会への調停やあるいは直接の軍事介入をも求める声が募っています。シリアへの国際介入の利点と陥穽とを2人のゲストに討論してもらいます。「反体制派を助けることに反対はしていません。目下の問題は、誰が武装すべきなのかわからないことです」と、オクラホマ大学中東研究センター理事長でシリアの政治に関する日刊ニュースレター「シリア・コメント」の編集者ジョシュア・ランディスは言います。もう1人はサイバー・アクティビストで、ソーシャル・メディア経由でシリア反体制派とともに活動するプリンストン大学博士課程のカラム・ナシャー。「現地では人道上の惨事が進行しています」とナシャーは言います。「(世界は)シリアの人々を守る道義上の責任があるのです」

    dailynews date: 
    2012/2/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ギリシャ紛糾 BBCのポール・メイソンが緊縮財政と格差に対する「新世界革命」を語る

    ユーロ圏財相会合が、更なる大幅な財政削減を条件にギリシャへの1700億ドルの追加支援を決めたことで、ギリシャでは大規模な抗議運動への備えが始まっています。この緊急援助はギリシャの公務員の新たな賃金カットと人員削減を強いるため、複数の組合と左翼団体が反対しています。BBCの報道番組「ニュースナイト」の経済デスクで、新著Why It’s Kicking Off Everywhere: The New Global Revolutions(『至る所で始まる理由:新世界革命』)を上梓したポール・メイソンに登場してもらいます。彼はギリシャから戻ったばかり。「見出しをにぎわすのはもちろん暴動です」とメイソンは言います。「一方であまり見出しにならないのは現実に人々に何が起きているか、ということです……この2年ほど、私たちの世界は、1960年代以来もう見ることはないだろうと思われた様相で紛糾しています。…この新たな世界不安の根底にあるのは……みんな、危機のさなかに金持ちがもっと金持ちになるのを見るのにムカついているということです」

    dailynews date: 
    2012/2/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • シリアへの軍事介入要求が高まる一方、ヴィジャイ・プラシャドはリビアへのNATO攻撃の再検証を要請

    リビアは、ムアマル・カダフィ大佐の40年にわたる支配を打倒した民衆蜂起開始から1年を迎えました。しかし、リビアがカダフィ政権から解放された新時代を祝う一方、同国の根強い分裂によってそれも長続きしないのではないかという懸念が高まっています。リビアは今も地域と派閥によって深刻に分裂した状態です。同国中には500以上の武装集団が存在し、結果的にカダフィ政権のときと同じような人権侵害が今も続いています。トリニティ大学の教授ヴィジャイ・プラシャドに話を聞きます。「カダフィの残虐行為、民衆蜂起の結果だけでなく、北大西洋条約機構(NATO)の介入の本質を大きくふまえた上でリビアで何が起こったかを評価する必要があります。そうした評価はまだ行われていません」とプラシャドは言います。「そうした評価をすることは、介入の潤滑剤として人権を使うことに疑問を投げかけることになるでしょう。起きたことを検証評価しないでいたのでは、世界中の人が抱いている、リビアでの教訓が生かされていない別の介入が起きることへの懸念はなくなりません。」

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    2012/2/21(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 大学構内でのスパイ行為:NY市警が米北東部全域のイスラム教徒の学生を監視していたことが発覚

    AP通信社は、ニューヨーク市警(NYPD)が、エール大学とペンシルバニア大学を含む米北東部全域の大学のイスラム教徒の学生を監視していたことを暴露しました。一例として、NYPDは覆面捜査官をニューヨーク州北部での急流下りの旅へ送り込み、同捜査官は学生らの名前を記録し、彼らが何回お祈りをしたかを警察の機密情報ファイルに書き留めました。この旅行に参加した学生の一人、ジャワド・ラスルから話を聞きます。彼は、監視下にあった学生の中で、現在自分の体験を公に話してくれる唯一の学生です。「(今回の件は、)地元のテロリズムを見つけるというNYPDの試みを損なわせるものです。なぜなら、今回のようなやり方は、NYPDや他の法執行機関へのさらなる憎悪を生み出すものであり、若者が政府に対して築いていたかもしれない信頼を台無しにするからです」とラスルは言います。今回のイスラム教徒へのスパイ行為に対する、州政府による捜査を求めているアメリカ=イスラム関係会議(Council on American-Islamic Relations)コネチカット支部の本部長モンギ・ダオアディからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/2/21(Tue)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

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