デイリーニュース

  • JPモルガンとの取引スキームで破産したアラバマ州ジェファーソン郡バーミングハム 誰がバーミングハムでの予備選を運営するのか?

    ミシシッピー州とアラバマ州が共和党予備選を行う中、経済状態が非常に厳しく3月13日の選挙を運営するのに十分なスタッフを雇うことができないアラバマ州のジェファーソン郡からレポートします。アラバマ州最大の都市バーミングハムを含むジェファーソン郡は、共和党の主な候補者たちが推奨する企業よりの政策の最悪の結果を象徴していると言われています。2011年11月、同郡は、約40億ドルの債務の借り換えに失敗した後、破産法の適用を申請しました。この額は地方自治体の破産としては米国史上最大の額です。ジェファーソン郡は、損傷した下水道システムを再建する費用の資金を調達するため、金融業界の投資家らとの複雑な取引を終結した後に、大幅な赤字を出していました。同郡は、金融大手のJPモルガン社と、金利スワップを通じた借り換えをすることで合意していましたが、後に最初は2億5000万ドルだったプロジェクトに対する借金が膨れ上がったことを受けて、同社を訴えました。2012年3月、破産裁判所の判事はJPモルガン・チェース銀行とバンク・オブ・アメリカを含む債権者の嘆願を退けて、同郡の破産法適用申請を続ける決定をしました。ザ・バーミングハム・ニュース紙でジェファーソン郡について報道しているシニア・レポーターのバーネット・ライトに、バーミングハムから詳細を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    5
  • アリ・バーマン 「共和党の投票に対する闘い」は勝敗を握る州を標的に投票者ID法と登録法を推進

    米国司法省の公民権部門は、投票者に写真付きIDの提示を求めるというテキサス州の新法が、ラテン系投票者らへの人種差別になると判定し、3月13日にその執行を阻止しました。 これは同省が2011年にサウスカロライナ州で投票者ID法の執行を阻止したことに続くものです。サウスカロライナ州でのID法は、司法省が約20年来初めて却下した当該法律でした。米国の投票権問題について幅広く取材しているネイション誌の寄稿作家アリ・バーマンから話を聞きます。彼は、最近ペーパーバックになったHerding Donkeys: The Fight to Rebuild the Democratic Party and Reshape American Politics(『ロバの群れをまとめる:民主党再建とアメリカ政治作り直しのための戦い』)の著者です。

    dailynews date: 
    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    4
  • NAACP 先駆的な黒人教授デリック・ベルをオバマが称賛し抱擁したことへのフォックス・ニュースの攻撃を非難

    全米黒人地位向上協会(NAACP)代表のベンジャミン・ジェラスが、ハーバード大学の法科大学院でアフリカ系米国人で初めて終身在職権を与えられた教授で、昨年死去した故デリック・ベルへのフォックス・ニュースによる最近の攻撃に応えてくれます。フォックス・ニュースの司会者ショーン・ハニティは、ハーバード大学がマイノリティーの教授陣を雇わなかったことに対する抗議行動中に、当時学生だったバラク・オバマがベルを抱擁しているビデオを放送し、元副大統領候補のサラ・ペイリンがその番組でベルは「過激で人種差別的な教授だと思う」とコメントしました。「はっきりいって、ショーン・ハニティは生前のデリック・ベルと直接話すことを恐れていたのだと思います。なぜならこのビデオは何年も前から公表されていたものだからです」とジェラスは言います。「もしハニティがベルと話していたら、ベルが深い思いやりと膨大な知識と大きな愛国心を持った人物であることがわかったでしょう」

    dailynews date: 
    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • NAACP代表ベンジャミン・ジェラス ジュネーブで国連に米国の投票権保護への支援を求める

    2011年以降、米国の15州で、貧困層や学生、有色人種の投票を抑圧するものだと批評されている新たな投票法が可決されました。これが3月13日にジュネーブの国連人権理事会(UNHRC)で、全米黒人地位向上協会(NAACP)の代表ベンジャミン・ジェラスが行う主要演説のテーマです。NAACPは、国連の専門家集団が、投票者身元確認法の影響を観察し、同日登録、不在者投票、日曜投票に関する新たな制限や有権者登録活動をすることを困難にさせている制限を監視することを求めています。今回の国連への働きかけは、同協会が1940年代と1950年代に、公民権運動とリンチに反対する闘いについて国際社会の支持を求めた時と比較されています。今回の国連訪問の数日前、NAACPは1965年のアラバマ州セルマでの歴史的な公民権デモ行進の道をたどり直す数千の人々の行進に参加しました。 これは1965年3月7日に起こった「血の日曜日」として知られる事件で、警察は公民権を求めて行進しようとしていたデモ隊をセルマのエドマンド・ペタス橋で攻撃しました。この弾圧をめぐる激しい憤りが、1965年の投票権法の可決につながりました。

    dailynews date: 
    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 停戦合意 ガザ地区で26人のパレスチナ人がイスラエル軍空爆で死亡後

    4日間にわたる境界線をはさむ戦闘の後、イスラエル軍とガザ地区のパレスチナ勢力が停戦合意に達したと報じられています。ネット上の発信サイト、エレクトロニック・インティファーダ(The Electronic Intifada)の共同設立者であるアリ・アブニマーに話を聞きます。エジプト当局者は3月13日朝、両陣営が攻撃を止め、「相互に包括的な平穏を」取り戻すことを誓約したと述べました。イスラエル軍による最近のガザ攻撃で、少なくとも26人のパレスチナ人が死亡し、少なくとも80人のパレスチナ人が負傷しましたが、そのほとんどは一般市民でした。境界線付近の複数の町では、少なくとも4人のイスラエル人が、ガザ地区のパレスチナ人戦闘員が発射したロケット弾によって負傷しました。

    dailynews date: 
    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 原子力技術者アーニー・ガンダーセン:福島原発メルトダウンで100万人がん発症の可能性も

    オバマ政権は原発推進の姿勢に戻りつつありますが、福島第1原発事故から教訓を学んだのでしょうか。元原子力企業幹部のアーニー・ガンダーセンに福島第1原発事故の副次的影響、福島第1原発や米国内で稼動している多くの原発で使われているGE製Mark1原子炉の設計上の欠陥、核エネルギーの経済、地元バーモント州での原発をめぐる戦いについて話を聞きます。ガンダーセンは原子力企業の元上級副社長で、米国各地の原発70施設のプロジェクトをまとめた経験の持ち主です。現在は、フェアウィンズ・アソシエイツのチーフエンジニアで、グリーンピースの新しい報告書”Lessons from Fukushima”(フクシマからの教訓)の共同執筆も行いました。

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    2012/3/12(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 福島原発事故から1年、今も被ばくの恐怖にさらされる子どもたちや作業員

    約2万人の死者・行方不明者を出し、福島第1原発事故を引き起こした東日本大震災の発生から1年が経ちました。京都を拠点にしている市民団体「グリーン・アクション」代表のアイリーン・美緒子・スミスに話を聞きます。福島原発事故は、チェルノブイリ原発事故以来最悪の原発事故でした。福島第1原発近隣の住民8万人を含む約32万6000人がいまだに避難生活を送っています。特に原発から半径12マイルの警戒区域からの避難住民は生活の再建に苦しんでいます。福島第1原発の契約作業員で労働組合長のキタジマ・サブロウさんをお招きしています。「福島原発の作業員は現在とても過酷な環境のもとで働いています。被ばくをしているのにもかかわらず、給与水準は日当100ドル程度です」とキタジマさんは話します。

    dailynews date: 
    2012/3/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • キャシー・ケリー:アフガニスタンの人道的危機、民間人の犠牲、無人機攻撃

    米兵によるアフガニスタン民間人16人の殺害に対する怒りが巻き起こっていますが、一方で、米軍無人機攻撃による民間人の犠牲や、高まる人道的危機への激しい怒りも起きています。米政府が軍駐留維持に1か月に約20億ドルをつぎ込んでいるにもかかわらず、アフガニスタンでは毎日何百人もの子どもたちが飢えで命を落としています。非暴力反戦団体「Voices for Creative Nonviolence(創造的非暴力の声)」の共同コーディネーター、キャシー・ケリーに話を聞きます。ケリーは米軍基地で行われた米軍の無人機使用に抗議するデモに対する関与をめぐり起訴され、出廷するためにアフガニスタンから戻ったばかりです。「米国が占領統治を利用してアフガニスタンの人びとの未来に指図しようとしていますが、民間人に対する不当で理由のない攻撃に何年も耐え続けてきた市民の怒りと敵意を、米国はいったいいつになったら理解するのでしょうか」

    dailynews date: 
    2012/3/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アフガン虐殺:米軍曹がアフガン市民16人を殺害、平和団体が駐留米軍撤退を呼びかける

    本日は、アフガニスタンで起きた子ども9人を含む民間人16人が死亡した駐留米軍軍曹による銃乱射事件に関して、アフガニスタンの平和活動家に話を聞きます。米兵が基地から1マイル以上歩き、3軒の民家に侵入、住民が就寝しているところを襲撃したとされるこの事件後、米軍の早急なアフガニスタン撤退要求が高まっています。村の住民によると、銃撃犯は襲撃後、6歳に満たない女児4人の遺体を含む11体の遺体を集め、燃やしました。米政府とアフガニスタン政府が、2014年終わりに行われる外国部隊の撤退後のアフガニスタンに対する米国の関与の枠組みを決める戦略的連携協定(Strategic Partnership Agreement)の交渉を行っているさなかに事件は発生しました。カブールを拠点としている平和活動家で、ハキムという名で活動をしている「アフガン青年平和ボランティア」のコーディネーターは、「私たちは、政府が外交を通じて紛争を解決し、機能していない今の軍事的な戦略から手を引かなければいけないと本当に感じます」と語ります。

    dailynews date: 
    2012/3/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「本の密売人」トニー・ディアスがアリゾナの民族研究本の禁止にキャラバンで挑む

    エル・リブロトラフィカンテの名で親しまれる自称「本の密売人」トニー・ディアスが、問題本を満載した小さなキャラバンを率いてアリゾナ州に向かおうとしています。これらの書籍は最近、トゥーソン市当局が公立学校から閉め出したものです。アリゾナ州が民族学教育を禁じたことを受けて、同市が評判の良かったメキシコ系アメリカ人研究のカリキュラムを一時停止したことに続く措置でした。「アリゾナが我々の歴史を消そうとするのなら、こっちはもっと作ってやることにしました」とディアスは言います。「この非公式なネットワークを始めたところ、たちまち全米に広がる運動になりました……あちこちで読書会が立ち上がり、拒絶された本、没収された本を読んでいます。おかげでラティーノ社会に多大な関心が集まり、いまやまさにラティーノ・ルネッサンスが開花しそうです」

    dailynews date: 
    2012/3/9(Fri)
    記事番号: 
    3

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