米最高裁判所は医療費負担適正化法(Affordable Care Act)が行き過ぎかどうかを審理していますが、番組では同法が解決策として十分なのかどうかについての討論をお届けします。今回の審理は、2010年に医療保険改革法成立に至るまでの、同法をめぐる議論の白熱した緊張を再燃させています。この法律を支持することは、すべての米国人のための健康保険拡大を支持することと同じと見なされがちですが、無保険の人々を助けるのにこの法律では十分ではないと主張し続けている人々もいます。「国民医療保険制度に賛成する医師たち」(Physicians for a National Health Program)の共同設立者のステファニー・ウールハンドラー医師と、マサチューセッツ州でミット・ロムニーの医療制度改革法と医療費負担適正化法の形成において重要な役割を果たしたジョン・マクドナー医師に話を聞きます。今回の新しい医療保険改革法は「自己負担金や保険免責額といったような保険でカバーされない部分の存在のために、実に数千万人の米国人が十分な保健サービスを受けられないままになります。病気によって破産する人は出続けるでしょう。そして、同法が医療コストを抑制することはないのです」とウールハンドラーは言います。「ですから、最高裁がどんな判決を出そうと、我々にはやはりシングルペイヤー制度が必要なのです」。