デイリーニュース

  • ユタ州にある米国家安全保障局の最大で最も包括的な国内極秘スパイセンターの内幕

    ワイヤード・マガジンが、最新の暴露記事で国家安全保障局(NSA)がユタ州ブラフデイルの田舎に秘密裏に建設中の米国最大のスパイセンターの詳細をスッパ抜いています。これは「ステラ・ウィンド(恒星風)」という暗号名を持つNSAの極秘監視プログラムの一環です。調査報道記者ジェイムズ・バムフォードによれば、NSA は全米各地に盗聴ポストを設け、国内外で発信される何億とも知れないEメールや電話会話の内容を収集しふるいにかけてきたと言うことです。このユタ州のスパイセンターは同局が集めたすべての種類の通信情報を保管できる、ほぼ底なしのデータベース容量を持ちます。その情報には私的なEメールや携帯電話の会話、グーグルの検索履歴や駐車券、旅行の日程、書店での購買記録やその他ポケットのゴミくずになるようなものなど、すべての種類の個人的な情報の足跡が蓄積されます。NSA長官のキース・アレクサンダー大将は昨日、米国市民の電話やEメールが盗聴されているということはないと否定しましたが、これに対しバムフォードは「NSAは今までも一貫してやっていることを否定してきましたが、実はやっていたということが、いつもバレてしまうのです」と言います。

    dailynews date: 
    2012/3/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トレイボン・マーティンの射殺後 銃規制擁護者らがフロリダの「先に撃て」法を批判

    「銃暴力を防ぐブレディ・キャンペーン(Brady Campaign to Prevent Gun Violence)」のキャロライン・ブルーワーに、トレイボン・マーティンの殺害が、批評家らからは「先に撃て(shoot first)」法とも呼ばれ、論議を巻き起こしているフロリダ州の「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)」法の再検討をいかにもたらしたかについて話を聞きます。全米ライフル協会(NRA)によって支持されている同法は、他人を殺害することを正当防衛だと主張する市民の権利を拡大しています。20州以上が同様の法令を定めています。ブルーワーは、同法は、暴行、窃盗、幼児虐待で有罪を認めた多くの犯罪者を含む犯罪歴のあるフロリダ州住人が銃を携帯する許可証を得ることを可能にしたと言います。「それでなくとも危険な人々、暴力的な人々のことを言っているのです。それが、同法が可決されてから間もないうちに、フロリダでは何百人というそういう人たちが、ほかの誰かを殺してもいいというライセンスを持つことになりました。」と、ブルーワーは言います。「そして、彼らは殺された側に対して自衛を主張できるわけです。」

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「現代のリンチ」:近隣自警者によるトレイボン・マーティン殺害をめぐる抗議が拡大

    フロリダ州の何の武器ももたない十代の少年トレイボン・マーティンの射殺の詳細が明らかになり、殺人者がまだ逮捕されていない中、コミュニティ指導者らは、同事件への正義を求める声にさらに大きな拍車を掛けようと尽力してきました。フロリダ州A&M大学法科大学院の黒人法学生協会の代表で、トレイボン・マーティンの死亡に対する連邦捜査を求める抗議行動を3月19日に組織し、地方検事らとの会議に参加したシェルトン・マーシャルから話を聞きます。「アフリカ系米国人男性の一人として、この件について立ち上がることが自分の義務であるように感じました」とマーシャルは言います。「私は、自分自身を擁護することができない人たちを代弁・擁護することができるという恵まれた立場にあります。」タイタスビルにあるセント・ジェームスAME教会の牧師で、ノース・ブレバードの全米黒人地位向上協会(NAACP)の元代表のグレン・デームス師からも話を聞きます。「我々が今しようとしていることは、要するに墓場からの彼の声が確実に伝わるようにすることだと思います」とデームスは言います。「ですから、私たちは今では墓場からのトレイボン・マーティンの声になり、それを州全域、国全域、そして世界に広げているのです。」

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • フロリダ立法黒人協議会:トレイボン・マーティン死亡事件に対処した警察に対する本格的な連邦捜査を要請

    フロリダ州の民主党州議員で、フロリダ州のいわゆる「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)」法の可決に反対したミア・ジョーンズに話を聞きます。関係当局は同法が、自分の行為を正当防衛だと主張するジョージ・ジマーマンを逮捕することを妨げていると言います。ジョーンズはフロリダ立法黒人集会(Florida Legislative Black Caucus)の議長で、エリック・ホルダー司法長官とフロリダ州のリック・スコット知事に、2月に起こった非武装の17歳の少年マーティンの銃殺に対する公正な捜査を求める手紙を送りました。彼女は、同集会の24人のメンバーは銃規正法の再検討に取り組むと述べています。

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 黒人は歩くだけでも犯罪:フロリダ警察がなんの武器も持たない十代トレイボン・マーティンの銃撃者の逮捕を求める声に抵抗

    米司法省と米連邦捜査局(FBI)は、なんの武器も持たない17歳の少年トレイボン・マーティン殺害と、殺害者を無罪放免にしたその後の警察捜査に関し、犯罪捜査を行うと発表しました。マイケル・クロップ高等学校のアフリカ系米国人学生であるマーティンは2月26日、フロリダ州サンフォードのゲーテッド・コミュニティ(富裕層が暮らす塀で囲まれた住宅街)に父親を訪ね、キャンディとアイスティーを買いに近くのコンビニエンスストアに出かけました。マーティンは家へ戻るところを、近所を巡回していたジョージ・ジマーマンに目をつけられ、銃撃されたのです。ジマーマンは、マーティンに後ろから攻撃されたと警察に話しています。しかし、ジマーマンは警察にかけた911番の緊急用電話のテープの中で、通信指令員に自分はマーティンをつけているところだと自ら、伝えています。マイアミ・ヘラルド紙は、ジマーマンが近所を巡回することに自負を感じ、2011年1月以来46回警察に電話をし、不審な行動やその他の出来事を報告していたと報じています。911番の電話の抜粋を放送し、トレイボン・マーティンの家族の代理人であるパークス&クランプ法律事務所の公民権部門長である弁護士ジャスミン・ランドから話を聞きます。「ジマーマンを逮捕すべき証拠はそろっています。

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • アイナ・メイ・ガスキン:米国内の妊産婦死亡率上昇、助産、自宅出産について語る

    女性の避妊について議論が続いている中、安全で手ごろな値段で出来る快適な出産の選択肢を女性が利用することについて考えていきます。草分け的な助産婦アイナ・メイ・ガスキンはテネシー州のファームミッドワイフリーセンター創設者でセンター長です。昨年、「母子の身体的・精神的健康に最良な、安全で女性を中心に置いた出産方法を、生涯をかけて教え、提唱している」ことを評価され、ライト・ライブリフッド賞を受賞しました。彼女はまた、「アイナ・メイの自然出産ガイド」の著者であり、最新の著作は「Birth Matters, a Midwife’s Manifesta(出産問題:ある助産婦のマニフェスタ)」です。「現代では保険はとてつもない権力を持っています。70年前にはなかった権力です。現在の医師が骨盤位分娩を学ばない理由はここにあります。米国に助産婦がとても少ないことの主な理由の1つでもあります。助産婦は、保障があるかどうかという観点では、基本的に、社会の最下層にいます」とガスキンは話します。ガスキンはまた、米国内の高い妊産婦死亡率についての注意喚起を目的とする「セーフマザーフッドキルトプロジェクト 」の創設者でもあります。

    dailynews date: 
    2012/3/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ウォール街を占拠せよ」運動の戦略的方向性:銀行に債権放棄を要求、自分の住宅を守り抜く、歴史を作る

    著名な社会学者フランシス・フォックス・ピヴェンと労働運動指導者のステファン・ラーナーが、「ウォール街を占拠せよ」運動が今後いかにして数百万人が街頭に出るような大きな政治運動に成長できるかを検討します。「私は『占拠運動』が別の大規模な抗議運動の始まりだということを完全に確信しています」とフォックス・ピヴェンは話します。「抗議運動は10年、15年と長い間続きます。そして、これは私たちの国を取り戻すために頼らなければいけないものです」。フォックス・ピヴェンはニューヨーク市立大学大学院の政治科学・社会学教授であり、「Challenging Authority: How Ordinary People Change America(権力に立ち向かう:普通の人びとがいかにしてアメリカを変えるか)」の著者でもあります。ラーナーは労働運動の指導者で「ジャニター(清掃員)に正義を」の立案者でもあります。また、サービス従業員国際労働組合(SEIU)の執行委員の1人でもあります。彼は全国で労働者や地域団体と一体となり、いかにしてウォール街に責任を課すかという活動を行っています。「運動を始めてから30年、富と権力の再分配を本当に議論できるような、国を変えるような運動を立ち上げることを想像するという、こんな胸が踊るような時は今までなかった。

    dailynews date: 
    2012/3/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 運動開始から半年 「ウォール街を占拠せよ」が公園再占拠デモ、警官隊が73人拘束

    マイケル・ムーアは17日、レフトフォーラム(Left Forum)会場から数百人を連れ、「ウォール街を占拠せよ」運動開始から半年目を迎えて公園を再占拠するために数百人が集まっていたズコッティ公園に向かいました。昨年9月に始まった「占拠よ」運動は、世界中の抗議運動に火をつけ、「99パーセント 」に発言の機会を与えました。同日夜、ニューヨーク市警察は公園からデモ参加者を排除し、少なくとも73人を拘束。多くの人が警官による過剰な武力行使を訴え、その一部をカメラがとらえました。中でも、人ごみから引き離され、逮捕された女性が発作を起こしたケースが大きく取り上げられました。目撃者によると、当初警察は、背中側で両手にジップタイ(プラスティックの手錠)をかけられたまま急に歩道に倒れたセシリー・マクミランに何の処置も施しませんでした。ですがその後、彼女は救急車で搬送されたとのことです。占拠運動を密着取材していたガーディアン紙のリポーター、ライアン・デベローに詳しく話をききます。

    dailynews date: 
    2012/3/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国務省 イラクの浪費プロジェクトを内部告発したピーター・バン・ビューレンの解雇を狙う

    米国務省がピーター・バン・ビューレンの解雇に向けて動いています。イラクにおける国防総省のいわゆる「再建努力」を公然と批判した国務省ベテラン職員です。2009年と2010年に彼はイラクの2つの地方再建チームを率いました。イラクから帰国後、彼は We Meant Well: How I Helped Lose the Battle for the Hearts and Minds of the Iraqi People(『善かれと思って イラク人の心をつかむ戦いの敗北に手を貸した私』)という本を書きました。バン・ビューレンはまたブログ(WeMeantWell.com)で国務省の浪費と不祥事を暴露しました。少なくともこの6カ月間、彼がなにか不正を行っていないか調査が続いています。国務省に勤務して23年、彼はいま、解雇の怖れに直面しています。内部告発者に対する報復措置を受けていると、特別評議会事務局に提訴したためです。

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    2012/3/16(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 新作映画『マインド・ゾーン』 アフガニスタンのトラウマを抱える兵士を助けるセラピストたち

    心理学者で映画監督のジャン・ハーケンは新作映画でアフガニスタンの米軍セラピストに従軍取材し、ルイス・マコード合同基地での教練にも参加しました──アフガン民間人を大量に殺害した容疑を受けている米兵が所属していた基地です。ルイス・マコード基地はこれまで兵士たちの精神衛生面での取り組み方に問題があると指摘されてきており、兵士たちの自殺率や家庭内暴力および殺人を犯す率の高さが問題となってきました。この基地には「殺人チーム」と呼ばれるグループも所属していました。アフガン民間人を無作為に殺害しては彼らの指を狩猟の記念品のように集めていた兵士たちです。まもなく公開されるハーケンのドキュメンタリーMind Zone: Therapists Behind the Front Lines(『マインドゾーン 戦場のセラピスト』)は、アフガニスタンで兵士たちが戦争のトラウマを克服する手助けをするセラピストたちを取り上げ、彼らが直面する倫理的なジレンマを紹介しています。「軍は戦場の人間が正気を保てるよう手助けする役目のかなりの部分をセラピストたちに負っています。しかしセラピストたちの役割は、能率を上げて、戦闘能力を倍増することです。言い換えれば、米軍が疲弊した軍隊からもっと多くの戦闘能力を引き出すのを助けることです」とハーケンは言います。

    dailynews date: 
    2012/3/16(Fri)
    記事番号: 
    4

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