デイリーニュース

  • 反ムスリム映画への出演をひた隠し NY市警本部長への辞任要求強まる

    ニューヨーク市のムスリム・コミュニティの代表者たちが25日、地域の民族グループや異教徒間グループとともに市役所に集まり、ニューヨーク市警本部長のレイモンド・ケリーと同報道官のポール・ブラウンの辞任を求めました。"The Third Jihad"(『第三の聖戦』)と題した反ムスリムのドキュメンタリー映画が教練中の1500人の警察官を前に上映されたことが明らかになってのことです。当初否定していたNY市警も現在はこれを認め、さらにケリーがこの映画監督に90分におよぶインタビューを受けていたことも認めました。ケリーはこれを謝罪しています。最近、同市警がムスリム居住区を対象に秘密監視プログラムを行っていたことがわかり警察とムスリム・コミュニティとの緊張が高まっていたところにこの騒ぎです。アラブ系アメリカ人活動家リンダ・サーソアに話を聞きます。彼女は先月、ホワイトハウスで「変革のチャンピオン」賞を受賞した人物です。

    dailynews date: 
    2012/1/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米財務省 公的資金注入企業の幹部数十人への巨額報酬を許可

    ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙のコラムニストでデモクラシー・ナウ!の共同ホストであるフアン・ゴンザレスが、公的資金による金融救済で最も恩恵を得た企業の幹部49人に対する各々500万ドルを超える報酬を財務省が認めた件について報告します。この報酬額は、不良資産救済プログラム(TARP)の下で50万ドルという上限が決められていたにもかかわらず決まったものです。

    dailynews date: 
    2012/1/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • グロック:ギフォーズ議員が辞任 ツーソンや全米の他の州で起きた銃大量乱射事件で使われた拳銃をめぐる考察

    1月第3週、アリゾナ州選出の下院議員、ガブリエル・ギフォーズが辞任しました。ツーソンのスーパーマーケットの外で支持者との集会を開いている最中に頭部を撃たれてから約1年が経っています。その銃乱射事件で、6人が死亡し12人が負傷しました。ギフォーズ議員の辞任を受け、ツーソンの事件や、いくつもの米国史上最悪の銃大量乱射事件で使用された象徴的な準自動拳銃のグロック・ピストルについて検証します。銃規制主唱者たちはグロックやグロッグの大容量弾倉の規制を求めていますが、あまり成功していません。Glock: The Rise of America’s Gun(『グロック:米国の銃の興隆』)というその悪名高い武器についての画期的な本を執筆したポール・バレットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/1/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 憤るイラク市民 ハディサ虐殺裁判 被告の米海兵隊員、懲役刑逃れる

    2005年、イラクのハディサで24人のイラク人民間人を殺害し罪を問われた米海兵隊員の最後の一人であるフランク・ウーテリッチ二等軍曹は、職務怠慢での有罪を認めることで、過失致死罪での有罪を逃れ、懲役刑とはなりませんでした。この判決の下での最も重い刑罰として、ウーテリッチは一等兵へ降格となります。女性や子供を含む犠牲者たちは、海兵隊が家に押し入り、寝間着姿のまま銃で撃たれ死亡しました。ウーテリッチは、そのハディサの虐殺を率いたとされ、判決を待つ最後の被告でした。他の6人の海兵隊員は告訴が取り下げられるか棄却となり、一人の海兵隊員は無罪となっています。「イラク市民の憤りは理解できるものです」と、ハディサ虐殺事件を暴露したタイム誌の記者、ティム・マッガークは言います。「あまりにも多数のイラク人が殺害された事件です。女性も子供たちも。そして老人もです。しかし、そのあと何が起きたというのでしょう?訴えのほとんどは却下され、ウーテリッチへの罰など基本的にはたいしたものではないのですから」

    dailynews date: 
    2012/1/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • タハリール広場から」 デモクラシーナウ!の特派員が見たエジプト革命がHBO ドキュメンタリーに

    25日夜放送のHBOドキュメンタリー「タハリール広場から:終わらざるエジプト革命の18日間」は、デモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースを中心に構成された作品です。このドキュメンタリーはクドゥースの報告を通して、民衆蜂起の成り立ちを記録しています。また、ムバラク政権で十数回も逮捕され、エジプトのベテラン反政府活動家でクドゥースのおじにあたるモハメド・アブドゥル・クドゥースにとって抗議とはどういう意味を持っていたのかを見ていきます。カイロにいるクドゥースおよび映画の制作チームであるDCTV(ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン)のジョン・アルパートとマシュー・オニール、そして独立映像作家でビッグ・ノイズ・フィルムズ(Big Noise Films)のジャッキー・スーヘンに話を聞きます。

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    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    4
  • エジプト革命1周年 群衆でわきかえるカイロ・タハリール広場からシャリフ・アブドゥル・クドゥースがレポート

    ムバラク大統領の30年に及ぶ統治を終結させた革命から1周年、エジプトのタハリール広場には群衆が集まっています。民衆蜂起の最初から報告をしてきたデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから中継します。「1月25日に起きたことは実は10年前から準備されていた蜂起でした。それは、反体制派の撲滅と拷問にいそしむ肥大化した警察組織、機能がマヒした政治、腐敗の蔓延に象徴されたムバラク体制に対する、増大する抵抗運動でした」とクドゥースは言います。「恐怖の壁は破られたと人々は言いますが、私は破られたのは絶望だと思います。それは、チュニジアがエジプトにくれた贈り物です。つまり、抗議活動に参加して街頭に出れば、手にすることのできる夢があり、変えることのできる希望があると分かったことなのです」

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    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「オバマは言うこととやることが違う」 ラルフ・ネイダーのオバマ一般教書演説への反論

    オバマ大統領の一般教書演説への反論として、長年の消費者擁護活動家で元大統領候補でもあるラルフ・ネイダーは、オバマの所得格差への批判とウォール街の過剰さが、彼の大統領としての業績が期待に応えられなかったことの原因だと言います。「オバマは言うこととすることが違う」とネイダーは言います。「この3年間、オバマはどこにいたのか? 司法省は彼の管理下にあり、現存の法律はウォール街の悪党たちを起訴し有罪にするのに十分だというのに、監獄行きになったのはせいぜい1人か2人だ。」外交政策に関しては「演説の最初と最後を飾ったオバマの無法な軍国主義は実に驚きだ。彼はオバマ流アメリカ帝国主義の考案に傾倒している」と批判します。

    dailynews date: 
    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領の一般教書演説 「国内経済格差に焦点 ウォール街占拠の影響が明白」と元アドバイザー

    11月の大統領選を控え、任期最後の一般教書演説を行ったオバマ大統領は、演説の中で金融危機に対する自分の対応を擁護し、より大きな経済的公平性を呼びかけました。金融業界はもはや自分に都合のいいルールに従うことは許されなくなるだろうと警告しましたが、演説の大部分は経済対策に費やされました。バイデン副大統領の元チーフ・エコノミストで経済顧問、オバマ政権の経済チームにも所属していたジャレド・バーンスタインの反応を聞きます。バーンスタインは、ウォール街占拠運動は、オバマが経済的公平性を強調したことと「大いに関係がある」と言います。「こうした問題は今は大衆向けだと言われますが、それらは実は基本的な公平性の問題なのです。中産階級の人々が公平な税率、少なくとも億万長者たちが支払う税率より高くない率を負担すべきだと主張することが、なぜ大衆向けなのかわかりません。そういう意味では、経済成長自体が、中産階級にとって、観戦するものではなく(参加するものである)と主張することがなぜ大衆向けと言われるのかもわかりません。(こうした考え方は)ウォール街占拠運動が数カ月のうちに打破したようには浸透していません。ですから私は彼らを大いに賞賛します」

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    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ロバート・レッドフォード:真実を語ること、権力に挑戦することがインディペンデント映画への彼の情熱を刺激する理由

    ロバート・レッドフォードは、俳優、監督、プロデューサー、活動家として広く知られています。ロバート・レッドフォードは1980年以来、サンダンス映画祭とサンダンス・インスティテュートを通して、独立した意見が、映画や演劇、音楽のなかで、より多くの、さらに新たな聴衆に届くよう支援してきました。レッドフォードに、インディペンデント映画が彼の情熱になった理由を聞きます。「私にとって、語る価値のある物語とは、与えられた真実または知っていると思う真実のさらにその奥にある真実とは何かと言うことなのです。物語を語ることや映画を作ることを通して独立した精神を存続させるために、私はインディペント映画に神経を集中させたかったのです」。

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    2012/1/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 『アメリカ原子合衆国』:米国の原子力との闘いを検証

    2011年の日本の福島の大災害の後にも関わらず、共和民主両党員は原子力を促進する計画を進め、原子力は両党から幅広い支持を得ています。2012年サンダンス映画祭で公開される新ドキュメンタリー、The Atomic States of America(『アメリカ原子合衆国』)の共同監督であるシーナ・ジョイスから話を聞きます。また、この映画に影響を与えた本、Welcome to Shirley: A Memoir from an Atomic Town(『ようこそシャーリーへ:原子力の町の思い出』)の著者であるケリー・マクマスターズにも話を聞きます。ジョイスは言います。「ケリーの本と、シャーリーの町は、この問題に入って行くきっかけとして使っています。両方の立場をとっている人たちと話すきっかけがほしかったわけですが、おもには原子力施設のあるコミュニティの人たちと話すことになりました。私たちは知的な対話を追求したかったのです」。

    dailynews date: 
    2012/1/24(Tue)
    記事番号: 
    2

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