デイリーニュース

  • 「私たちの身体が危険にさらされている」 コロナ感染死の激増でニューヨーク市の看護師は防護装備を要求する

    新型コロナウイルスのパンデミックの最中、カリフォルニア州、フロリダ州、カンザス州、ミズーリ州、ネバダ州、テキサス州で、看護師たちが、国内最大級の病院チェーンHCA(ホスピタルコーポレーション)ヘルスケアの「準備体制の不備」に抗議しています。彼らは、看護師やその他のスタッフに最適な個人用保護具(PPE)を提供することを要求しています。米国におけるパンデミックの中心地ニューヨークでは2日(木)、ブロンクス地区のモンテフィオーレ医療センターの医者や看護師がPPEの欠如に抗議しました。今日は、マンハッタンのマウント・サイナイ病院の前で別の抗議行動が行なわれており、PPEの拡充、人員配置の改善、最前線のスタッフに対する新型コロナウィルステストを求めています。抗議活動の現場からライブで、マウント・サイナイ・ウエストの集中治療ユニット看護師のトレ・クウォンと話します。彼女はマウント・サイナイ病院の新型コロナウィルス最前線労働者タスクフォース(COVID-19 Frontline Workers Task Force)のメンバーです。クォンは、産休を取っていましたが、同僚を助けるために早めに切り上げて復帰しました。ニューヨーク市内の病院は新型コロナパンデミックに圧倒されています。クォンは『レフトボイス』(Left Voice)のンバーでもあります。

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    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「検査キットが足りない」:パンデミックが拡大する中 南半球の発展途上国では最悪の事態を想定

    中国、ヨーロッパ、米国に打撃を与えたコロナウイルス・パンデミックは、南半球の発展途上国でも拡大しつつあります。国連は、このパンデミックが貧困国の脆弱な経済や食料安保を破壊しようとしていると警告しました。コロンビア大学の国際衛生医療および微生物科学の准教授で、「地球研究所」(EarthInstitute)の「持続可能な開発センター」(Center for Sustainable Development)事務局長のヤニス・ベン・アモアに話を聞きます。

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    2020/4/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ソーシャル・ディスタンスは恵まれた人たちの特権」:感染拡大で13億人がロックダウン状態にあるインドで 社会的階級の分断が明らかに

    インドでは、コロナウイルスの感染を抑えるために、人口13億のこの国全体が封鎖状態に置かれてから1週間がたちました。インドの感染者数は2000人、死者数は少なくとも50人と報道されています。数百万人が貧困下にありますが、ロックダウンが発表されたとき、季節労働者は故郷から離れた場所で行き場をなくし、中には帰郷を選択しその旅で亡くなった人もいると報じられています。インドの労働市場は8割以上が非正規で、ほとんどは1日に2~3ドル以下の日給で暮らしています。現在は外出禁止のためその稼ぎも絶たれています。ワシントン・ポスト紙にグローバル・オピニオンを寄稿するインド出身のジャーナリスト、ラナ・アユブに話を聞きます。アユブは最近フォーリン・ポリシー誌に”Social Distancing is a Privilege”(「ソーシャル・ディスタンスは恵まれた人たちの特権」)という記事を寄稿しました。

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    2020/4/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • COVID-19に揺れる米国で トランプがギリアド社の税金投入治療薬の独占特許を維持するため 規制を停止

    米国はコロナウイルス感染者数が世界最多となり、国内の医療システムはすでに極限に達し保護具が不足しています。トランプ大統領と彼の公共衛生顧問たちは、2週間後には米国内のコロナウイルスによる死者は10万人を超える可能性があると発言しています。一方で、失業者は数百万人に達し、先週の330万件に加えて、今週は660万件という記録的な失業手当の申請がありました。コロナウイルスの経済的影響ついて、またこの感染拡大の中、トランプがFDA(食品医療品局)の規制を無期に停止することでギリアド・サイエンス社などの製薬会社に恩恵を与えた(後に辞退した)ことについてパブリック・シチズン(Public Citizen)のロバート・ワイスマン代表に話を聞きます。(画像クレジット:ホワイトハウス)

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    2020/4/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「ハッシュタグ・家賃をキャンセルせよ!」(#CancelRent):新型コロナウィルスによる失業急増のなか、賃借人たちが家賃救済を要求し、ストライキを組織

    今日は月初めの4月1日ですが、全国の何百万人もの人々には家賃を払うお金がありません。しかし、カリフォルニア州、ワシントン州、ニューヨーク州など大打撃を受けた州での、立ち退きの一時停止と、住宅ローン返済猶予にもかかわらず、家賃凍結の行政命令は出されていません。これに対して、全国の賃借人たちが、家賃の即時帳消しを求めています。「家賃スト」を計画している人もいます。一方、ニューヨーク州では パンデミックにより収入を失った多くの労働者が、[失業手当を求めるべく]失業を申請することすらできずにいます。失業ウェブサイトがひっきりなしにクラッシュし、電話回線がパンクしているからです。ニューヨーク州労働局のホットラインには、過去の週平均5万人だったのに、先週780万人もが電話をかけました。新型コロナウイルス期間中の家賃帳消しを求める運動を組織している団体「すべての人に居住権を」(Housing Justice for All)のキャンペーン・コーディネーターであるシア・ウイーバーから最新情報を聞きます。

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    2020/4/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 病院が限界に達するなか、妊娠中の人々はパンデミック下で一層の不安に直面

    ニューヨークの病院は、妊婦に選ばれた支援者なしでの出産を強制することはできない。これは、29日にニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモが発表した行政命令の内容です。この命令は、ニューヨークのプレスビテリアン病院およびマウント・サイナイ大学病院の両システムが、分娩室からパートナーを締め出そうとして広範囲にわたる人々の怒りを引き起こしたことに応えて出されました。新型コロナウィルス・パンデミックのなかで、妊娠中の人々は病院の新しい指針や不確実な状態にどのように対処しているのでしょうか?宗教とヘルスケアが交差する問題に焦点を当てているフリー・ジャーナリストのエイミー・リトルフィールドに、彼女が妊娠末期の今、直面していることについて話を聞きます。「インサイダー」に書いた記事のタイトルは、「私は妊娠9か月。そして、もはや自分では理解できない世界に赤ちゃんを産みだします。けれど、とにかく希望は持ち続けなければ」(“I’m nine months pregnant, and I’m bringing my baby into a world I no longer understand. I have to remain hopeful anyway.”)です。

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    2020/4/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「人より利益」:UPS労働者、会社は労働者に新型コロナウィルスの検査で陽性反応が出ても安全を優先しないと批判

    ホワイトハウスは今や、10万人から25万人が新型コロナウイルスのパンデミックで死亡する可能性があると予測しています。感染力が強いこのウイルスにさらされることを人一倍懸念している人々の中に、食料品店と配達サービスの最前線で働いている労働者たちがいます。30日に、スタテン島のアマゾン配送センターで、作業員が職場を放棄し、会社はそれに対して、彼らの1人を解雇しました。またボストン近郊のUPS[貨物運送会社]の大規模施設で少なくとも3人の従業員が、陽性反応を示し、さらに20人以上が隔離されています。労働者組合によると、会社側が従業員に重要な情報を提供することを拒否したため、感染に関する詳細は組合の手で共有されています。フィラデルフィア・チームスターズ[全米トラック運転手組合]623地方支部(the Philadelphia Teamsters Local 623)の主事兼会計責任者であるリチャード・フッカーと、「民主的組合を求めるチームスターズ」(Teamsters for a Democratic Union)の主任オーガナイザーであり、UPSチームスターズ・ユナイテッド(UPS Teamsters United)・キャンペーンのコーディネーターであるデビッド・レビンに話を聞きます。

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    2020/4/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「私の人生は粉々になった」ジョー・バイデンの元部下タラ・リードが1993年に彼に性的暴行されたと発言

    デモクラシー・ナウ!のテレビとラジオ独占放送で、ジョー・バイデンの上院議員事務所の元職員で、バイデンが1993年に彼女に性的暴行をしたという申し立てと共に名乗り出たタラ・リードに話を聞きます。インターセプト誌は、レイプと性的暴行の被害者を助けるために設立された「タイムズアップ法的弁護基金」(Time’s Up Legal Defense Fund)が、バイデンを告発する#MeToo案件の一つに資金援助することを拒否したと報じました。リードは3月24日に出版されたインタビューの中でジャーナリストのケイティ・ハルパーに、バイデンが彼女の同意なしに繰り返し彼女に触り、性的に暴行したと話しました。リードは1月、支援を求めて「タイムズアップ法的弁護基金」に連絡を取りましたが、基金から、バイデンは大統領候補であり、事件として調査することは基金の非営利の立場を脅かすことになる可能性があるため彼女を助けることはできないと言われたとされています。リードはインターセプト誌の報道から、「タイムズアップ法的弁護基金」の代理を務める広告会社「SKDニッカーボッカー」(SKDKnickerbocker)の取締役アニータ・ダンが、バイデンの大統領選挙戦の最高顧問であることを知ったと言います。

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    2020/3/31(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アブドゥル・エル=サイード医師 「新型コロナウイルスの一番の被害者は人種差別と貧困に喘ぐコミュニティ」

    米国で新型コロナウイルスの死者数が3100を超えるなか、各州が人工呼吸器と医療器具を必要としています。ミシガン州は新たに拡大しているホットスポットとして感染者の急増への備えに苦戦していますが、トランプ大統領はミシガン州知事を「あの女」と呼び攻撃を繰り返しています。元デトロイト市保険局長のアブドゥル・エル=サイードに話を聞きます。医師であり、疫学者でもあるエル=サイードの新しい本、Healing Politics: A Doctor’s Journey into the Heart of Our Political Epidemic(『政治を治療する:病んだ政治のまん延に取り組む医師』)が3月31日に発売されます。最近ガーディアン紙に掲載された彼の論説のタイトルは"Coronavirus is exploiting an underlying condition: our epidemic of insecurity"(「新型コロナウイルスは不安のまん延という基礎疾患につけこむ」)です。

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    2020/3/31(Tue)
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    1
  • 「住宅は健康に必要」 コロナ大流行下で家のない人々に空き住宅を カルフォルニア州で高まる声

    カルフォルニア州のコロナウィルス感染者が6千人を越え、132人の死者が出るなか、ホームレスの人々が直面する危機を考えます。州全域に出された外出禁止令によって住宅をもたない膨大な数の住民が危険にさらされています。州政府は感染者の増加を抑えようとしていますが、路上生活者は数万人に上っています。最近の調査によれば、ロサンゼルスだけで入院の必要があるホームレスのコロナ感染者は2600人、うち集中治療を必要とするのは千人近くになるとみられます。住居のない状態から空き家に入居した母、高齢者、家族などで作るグループのメンバー、マーサ・エスクーデロに聞きます。「コミュニティ・エンパワメントのためのカリフォルニア州民同盟」(Alliance of Californians for Community Empowerment)オークランド支部の責任者であるキャロル・ファイフから詳しく聞きます。

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    2020/3/30(Mon)
    記事番号: 
    3

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