デイリーニュース

  • 下院当選者ラシーダ・タリーブと平和活動家キャシー・ケリー サウジのイエメンでの残虐行為を非難

    次に、イエメンにおける危機的状況について見ていきます。イエメンでは、米国の後ろ盾を得たサウジ主導の連合軍がホデイダという港町への攻撃を急激に拡大させています。ガーディアン紙の報道によると、この1週間だけでも最低200回の空爆があり、少なくとも150人が亡くなっています。サウジの空爆で破壊されたホデイダの一軒の家では、父親と子供5人が命を落としました。攻撃の激化は、イエメンを壊滅させた3年越しの戦争の停戦を求める声が拡大している中で起きています。8日にはイエメン人グループと複数の国際機関がイエメンでの「即時停戦」を要求し、1400万人が現在「飢餓に瀕している」と警告しました。ユニセフによると、ホデイダではサウジの攻撃と封鎖状態が原因で、食料や飲料水、医療品の不足が深刻化しています。また、「10分に1人のイエメン人の子どもが予防できるはずの病気で亡くなっている」と報告しています。米国ではマイク・ポンペイオ国務長官とジム・マティス国防長官が揃ってイエメンの停戦を求めました。一方、トランプ政権はフーシ派武装勢力を「テロ組織」に指定することを検討中だとワシントンポスト紙が伝えています。

    dailynews date: 
    2018/11/9(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ラシーダ・タリーブが語る トランプ弾劾 占領下のパレスチナ 初のムスリム女性下院議員の一人となって

    8日の晩、開票作業の早い段階でミシガン州のパレスチナ系アメリカ人ラシーダ・タリーブ候補と、ミネソタ州のソマリア系アメリカ人イルハン・オマル候補の2人が、イスラム教徒の女性としては初の連邦下院議員当選を果たしました。ラシーダ・タリーブは民主社会主義者で、パレスチナ人の帰還権と「1国家解決」を支持しています。また、「メディケア」の対象を全国民に拡大すること、最低賃金15ドル、移民税関捜査局(ICE)の廃止も支持しています。移民の子であるタリーブは、トランプ政権のムスリム入国禁止令を批判してきました。

    dailynews date: 
    2018/11/9(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「私たちは決して偏見に屈しない」フロリダ州組織メンバーたちが投票の不具合について警鐘を鳴らす

    中間選挙から数日が経ちましたが、フロリダ州の連邦上院議員と州知事の選挙は得票数の再集計に向かう見通しです。「再集計が待ち遠しい」と語る民主党知事候補アンドリュー・ギラムは、8日時点で共和党の対立候補ロン・デサンティスとの差を0.5%未満に縮めています。フロリダ州では、最多得票の候補と次点との票差が0.5%未満の場合に再集計を行います。そして上院選でも、現職の民主党ビル・ネルソン上院議員と共和党のフロリダ州知事リック・スコット候補のあいだの接戦は8日時点で後者のリードが0.25%を切っており、再集計となる可能性があります。また共和党のスコット州知事は、ブロワ―ド郡とパームビーチ郡の民主党選挙監視団を、卑怯な方法で選挙結果を操ったとして裁判所に提訴しています。「新しいフロリダの多数派」(New Florida Majority)のアンドレア・クリスティーナ・メルカード代表を招き、フロリダ州で有権者数の拡大に向けて草の根運動を組織する同団体の活動について話します。同氏には、8日の中間選挙当日に起きた様々なトラブルについても詳しく聞きます。投票用紙のデザインをめぐる混乱、投票所へのアクセスの問題、フロリダ州の有権者ID法の問題など、問題は尽きません。

    dailynews date: 
    2018/11/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • カリフォルニア州のバーにおける大量殺人事件を受け 民主党が多数の下院は銃規制強化に動くのか

    カリフォルニア州のサウザンドオークス市では、元米海兵隊員が7日夜にカントリー音楽バーで銃を発砲し12人を殺害した事件を受け、人々がその死を悼んでいます。犠牲者の多くは学生でした。この事件は、フロリダ州パークランドの高校で2月に起きた銃撃事件以来、米国で最も多く死者が出た銃乱射事件です。警察は銃撃犯をイアン・デイビッド・ロング(28)だと明らかにしました。ロングはアフガニスタンに派遣されたことのある退役海兵隊員で、PTSDの可能性を含む精神衛生上の問題を抱えていた経歴があります。犠牲者の中の1人、テレマクス・オルフェノス(27)は昨年のラスベガスのカントリー音楽フェスティバルの乱射事件の生存者でしたが、7日夜に銃で撃たれて亡くなりました。事件について、「米国の銃政策に良識を求めるママの会」(Moms Demand Action for Gun Sense in America)ワシントン支部のボランティアをしている元海軍兵サラ・ダコスと話します。ダコスは「エブリタウン退役軍人諮問委員会」(Everytown Veterans Advisory Council)の創立メンバーでもあります。

    dailynews date: 
    2018/11/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米国初の先住民女性下院議員となるデブ・ハーランド 先住民女性行方不明事件の調査を求める

    今回の米国中間選挙では、2人の先住民女性が下院議員として歴史的当選を果たしました。民主党のシャリース・デイビスはカンザス州第3選挙区で現職のケビン・ヨーダーから議席を奪い、ニューメキシコ州第1選挙区では民主党のデブ・ハーランドが共和党候補のジャニス・アーノルド=ジョーンズを破りました。2人は今回米史上初めて100名を超えた女性下院議員の仲間入りをします。デブ・ハーランドに議会での抱負、全米各地で先住民女性が行方不明になったり、殺害されている深刻な問題、そしてドナルド・トランプ弾劾を求めていくつもりかについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ニクソン大統領弾劾に賛成票を投じた元下院議員:トランプの司法長官更迭はニクソン時代を思い起させる

    米民主党は、今回の歴史的中間選挙において下院で25議席以上を共和党から奪回して、下院での支配権を握り、2年前にトランプ政権になって以来初めて議会での召喚権を獲得しました。この選挙の翌日、トランプがジェフ・セッションズ司法長官を更迭したことで、多くがトランプとリチャード・ニクソン元大統領を比較しています。11月7日、CNNのジェイク・タッパーは、セッションズ解任は「土曜の夜の虐殺をスローモーションで数か月かけてやっている」新たな一章のようだと語りました。「土曜の夜の虐殺」とは1973年、ウォーターゲート事件を捜査中だった特別検察官を解任するようリチャード・ニクソン大統領に命じられた当時の司法長官エリオット・リチャードソンと司法副長官が辞任した有名な事件です。ニューヨーク選出の元下院議員で、ニクソン大統領弾劾を決めた下院司法委員会の一員でもあったエリザベス・ホルツマンに話を聞きます。ホルツマンの新著はThe Case for Impeaching Trump(『トランプ弾劾への根拠』)です。米国自由人権協会(ACLU)の全米法務部長でジョージタウン大学ローセンターの法と公共政策学教授であるデイビッド・コールにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領 セッションズ司法長官を更迭し 自身に忠実な支持者ウィティカーをムラー捜査の監督役に任命

    ドナルド・トランプ大統領はジェフ・セッションズ司法長官を更迭し、トランプに忠実な人物として知られるマシュー・ウィティカーを司法長官代理に任命しました。ウィティカーは、セッションズ長官の首席補佐官で、過去にロバート・ムラー特別検察官の捜査を「魔女狩り」と呼んだことがあります。今後は彼が司法長官代理としてロシア疑惑の捜査を監督することになるため、この捜査の将来と、トランプがムラーを解任するかどうかが焦点となっています。今までロシア疑惑捜査を監督してきたロッド・ローゼンスタイン司法副長官を差し置いてウィティカーを長官代理に任命し捜査の監督を任せることの適法性について疑問を持つ専門家もいます。米国自由人権協会(ACLU)は「ジェフ・セッションズは米国近代史でも最悪の司法長官だった。これは事実だ。しかし米国の法執行機関のトップの更迭は、政治的な動機で行われるべきではない」との声明を発表しました。ACLUの全米法務部長でジョージタウン大学ローセンターの法と公共政策学教授であるデイビッド・コールに話を聞きます。コールの新著はEngines of Liberty: The Power of Citizen Activists to Make Constitutional Law(『自由の構築者--憲法を守る市民運動の力』)です。

    dailynews date: 
    2018/11/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「愛の勝利」フロリダ州の住民投票で重罪の前科を持つ大勢の人々の投票権が回復される

    フロリダ州では、住民投票により州憲法の改正提案(Amendment 4)が承認され、少なくとも140万人が投票権を回復しました。重罪判決を受けて投票権を剥奪された人々のうち、殺人と性犯罪を除く人々の投票権が回復されました。州憲法の修正には60%以上の住民の賛成が必要でしたが、結果は64.5%という圧倒的多数でした。この勝利は、フロリダ州の政治を未来永劫にわたって変えることになるでしょう。今回の州知事選では、最新の開票速報数によれば共和党のロン・デサントス候補がわずか5万5千票あまりの僅差で優位に立っています。対立候補はフロリダ州で史上初のアフリカ系アメリカ人知事を目ざしていた民主党のアンドリュー・ギラム候補です。州憲法修正運動の先頭に立って闘ってきたデズモンド・ミードから詳しく聞きます。彼は「フロリダ州権利回復連合」(the Florida Rights Restoration Coalition)の代表であり、「公正な民主主義を求めるフロリダ州民」(Floridians for a Fair Democracy)の座長です。ミード自身が重罪の前科を持ち、今回の修正で投票権を回復した約140万人の中の一人です。

    dailynews date: 
    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 史上最年少の女性下院議員となる社会民主主義者のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス:トランプの独裁傾向の進行を阻止しよう

    29歳の社会民主主義者アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが史上最年少の女性下院議員となりました。オカシオ=コルテスは6月の予備選で、10期下院議員をつとめ民主党内4位の座を占める現職有力議員ジョー・クローリーを破り全米の注目を集めました。中間選挙では、ニューヨーク州第14選挙区で78%の票を獲得し、共和党の対立候補アンソニー・パパスに圧勝しました。選挙の夜、オカシオ=コルテスはクイーンズで勝利を祝いました。デモクラシー・ナウは、『インターセプト』との共同選挙特番でそこに居合わせました。アレクサンドリア・オカシオ=コルテスから議員としての抱負を詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    4
  • カトリーナ・バンデン・フーベル:民主党はトランプの責任を問う一方で大胆な進歩的政策の提案を

    民主党が8年ぶりに下院で多数党に返り咲きました。民主党の今後について、『ネイション』誌の発行人で編集者のカトリーナ・バンデン・フーベルから詳しく聞きます。6日の中間選挙で、民主党は下院を制するのに必要な23議席を上回る議席を上乗せしましたが、上院では共和党が議席を増やし、多数党の座を握り続けています。民主党院内総務ナンシー・ペロシは民主党リーダーとしての地位を譲らず、下院議長に復帰する構えです。

    dailynews date: 
    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    3

Pages