保険業界大手のAIGが税金による巨額の救済金を受けながら幹部社員に各100万ドル級のボーナスを支給していたことで、世論の怒りが高まっています。これに応えて連邦議員たちは、注入した公的資金からボーナス分を回収すると表明しています。しかし合計1億6500万ドルに達する幹部へのボーナス支給額も、AIG救済に投じられる公的資金の大きさに比べれば微々たるものです。消費者運動家のラルフ・ネーダーと経済学者でアメリカン・プロスペクト誌の共同創設者で共同編集長であるロバート・カトナーに話を聞きます。カトナーは「ガイトナー財務長官はオバマ政権にとってのマイナス要因となっているので、あと2カ月以内に辞めるだろう」と言っています。